不易流行の意味・使い方
関連キーワード
意味
いつまでも変わらない本質的なものの中にも新しい変化を取り入れていくこと。
ずっと変わらないものに、その時に応じて変化していくこと。
ずっと変わらないものに、その時に応じて変化していくこと。
由来
松尾芭蕉一門の俳諧の理念でもあります。芭蕉自身が唱えていたようではありますが、書物に芭蕉が書き記したものではありません。弟子の去来などが芭蕉の言葉として「去来抄」に記しています。
「蕉門に千歳(せんざい)不易の句、一時流行の句と云う有り。これを二つに分かって数え たまえども、その基は一つなり。不易を知らざれば基立ちがたく、流行をわきまえざれ ば風(ふう)新たならず」というものです。
「不易」とは俳句が十七音であること、季語があること、「句切れ」があることなどのいくつかの原則は不変のものとして変えないというものです。そこには表現や書き方を奇抜にして形式を壊していかないようにするという考え方があります。
「流行」とはその時々に合わせて変化させていくことです。形式を破壊することなく目新しさ、斬新さを取り入れていくことで発展させていくという考え方です。そこから「不変の真理を知ることで物事の基礎、基本を踏まえる。その上で変化を取り入れていかなければ進展や発展がうまれない」という考え方につながっています。
「蕉門に千歳(せんざい)不易の句、一時流行の句と云う有り。これを二つに分かって数え たまえども、その基は一つなり。不易を知らざれば基立ちがたく、流行をわきまえざれ ば風(ふう)新たならず」というものです。
「不易」とは俳句が十七音であること、季語があること、「句切れ」があることなどのいくつかの原則は不変のものとして変えないというものです。そこには表現や書き方を奇抜にして形式を壊していかないようにするという考え方があります。
「流行」とはその時々に合わせて変化させていくことです。形式を破壊することなく目新しさ、斬新さを取り入れていくことで発展させていくという考え方です。そこから「不変の真理を知ることで物事の基礎、基本を踏まえる。その上で変化を取り入れていかなければ進展や発展がうまれない」という考え方につながっています。
意味の変遷
現在でもこの「不易」と「流行」の関係はあらゆる分野で使用されています。
文化、スポーツ、政治、学問どの分野においても基本的な知識、古くからある考え方、変わらない根底のルールを知らなければ何もできません。しかし古くからあるものをただそのままマネをしていただけでは新しいものは何も生み出すことができません。そのために新しい考え方や知識などを加えていくことが必要とされています。
ただ、最近よくあるのが基礎的なものや歴史的背景を知らないものがその分野で大きな改革を起こそうとすることです。とにかく新しいものにこだわることが特徴的で、新しい考えや変化自体は悪いわけではないのですが、物事の本質的なものを無視して行うために批判を浴びたり失敗することが多いようです。
そこで「不易流行」のように本質の不変性や永遠性を踏まえながら新しい変化を求めていくことが重要とされるのです。不易のためには流行を、流行のためには不易を知ることが必要なのです。
文化、スポーツ、政治、学問どの分野においても基本的な知識、古くからある考え方、変わらない根底のルールを知らなければ何もできません。しかし古くからあるものをただそのままマネをしていただけでは新しいものは何も生み出すことができません。そのために新しい考え方や知識などを加えていくことが必要とされています。
ただ、最近よくあるのが基礎的なものや歴史的背景を知らないものがその分野で大きな改革を起こそうとすることです。とにかく新しいものにこだわることが特徴的で、新しい考えや変化自体は悪いわけではないのですが、物事の本質的なものを無視して行うために批判を浴びたり失敗することが多いようです。
そこで「不易流行」のように本質の不変性や永遠性を踏まえながら新しい変化を求めていくことが重要とされるのです。不易のためには流行を、流行のためには不易を知ることが必要なのです。
使用法、使用例
「最近は落語も変わってきたな。新作落語などもおもしろいじゃないか」
「不易流行が行われているからなあ。本質的なものは変わっていないんだけどな」
「不易流行が行われているからなあ。本質的なものは変わっていないんだけどな」