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銀粘土で作るアクセサリーに挑戦!簡単な作り方と便利な道具をご紹介!

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アートクレイシルバーやシルバークレイと呼ばれる銀粘土をご存知ですか?これは自分の好みのデザインで粘土を形を作ってから、高温で焼くことでシルバーアクセサリーを自作することができるという画期的な粘土なのです。今回は銀粘土の性質とその詳しい作り方や焼き方、そして磨き方とお手入れ法などを、上手に作るコツと合わせて紹介していきます。

銀粘土とは?

銀粘土とは、壊れたパソコンや古い携帯電話などの電化製品から、リサイクルで取りだされた銀を集めて作られた粘土のことを言います。純銀を細かな粉末にして水と結合剤のバインダーを混ぜて作られており、好きな形に作った銀粘土を、電気コンロやガスコンロで焼くことで、粘土に含まれるバインダーが燃焼して銀だけが残って結合し、純銀になるとうものです。

銀粘土を始めるために必要な材料と道具

アートクレイシルバー(シルバークレイ)などの銀粘土、焼くための網、スポンジ研磨材、ピンセット、磨きヘラ、スパチュラ、リングサイズを測るシート、リングを巻きつける木芯棒、ステンレスブラシ、いぶし液、中目やすり、シルバーポリッシュクロスなどがあると比較的スムーズに作り始めることができます。また、アートクレイシルバーにはスターターセットとスターターセットDXというキットが販売されています。初心者用に銀粘土作りに必要なものがセットされているので、初めての方でもすぐに始められ、説明書と作り方のDVD付きなので、初心者にはおすすめです。

純度99.9パーセントの純銀になる?

銀粘土は乾かすことで水分が蒸発するため、しっかり乾くと石膏のように固まります。 それを丁寧にやすりなどで削って、形を整えていきます。削ったカスや残りの粘土は再利用できるので捨てないでとっておきましょう。

銀粘土でリングを作る方法

銀粘土を使ってリングを作る方法を見ていきましょう。材料はアートクレイシルバー(シルバークレイ)などの銀粘土、焼くための網、スポンジ研磨材、ピンセット、磨きヘラ、スパチュラ、リングサイズを測るシート、リングを巻きつける木芯棒、ステンレスブラシ、いぶし液、中目やすり、シルバーポリッシュクロス、クッキングシート、アクリルバンか下敷きなどがあると比較的スムーズに作り始めることができます。その時注意してほしいのが、銀粘土はあまり細く薄くするデザインだと壊れやすいということなのです。

もともと銀はあまり強度が高くないのですが、銀粘土は焼く過程で温度にむらがあったり、こねが足りずに空気が入ったり、乾燥の途中でひびが入っていたなどの原因や、乾燥後の取り扱いで、力を入れて削って割れてしまうなど、いくつかの原因や理由があるようです。ですから最初は特に厚めなデザインを選んで制作するといいでしょう。

1.粘土を袋から取り出して、硬ければ少しこねる。ちょうど良ければそのまま形成していく。その時、そばに水を入れた容器を用意しておき、表面が固まってきたら水を手に少しだけつけて、粘土に水分を与えて柔らかくします。あまりいっぺんに多く加えてしまうとベタベタになって手についてしまうと、もう形成どころじゃなくなってしまいます。くれぐれも注意しましょう。

2.木芯棒に付箋を巻きつけてテープで留めます。その上にこね終わった銀粘土を細長く伸ばして棒に巻きつけます。好みのリングの形になったら、ドライヤーで乾かします。乾いたらゆっくりと付箋ごと棒から取り外します。

3.リングから付箋をきれいに剥がしたら、リングをやすりで優しく削ったり、バリを削ったりしながら微調整していきます。焼く前はまだ壊れやすいので優しく取り扱います。

4.しっかりと乾いたら焼き作業に入ります。電気コンロかガスコンロに網をのせて焼きます。800度で5分〜10分焼いて、元の大きさより一回り小さくなったのを目安に焼き上がりです。

5.そのまま1時間置いたら一度水に付けて完全に冷まします。真っ白くなっている状態です。

6.ステンレスブラシを使ったり、やすりで表面を削って磨いていきます。必要な方はいぶし液に付けたりの加工を行います。

鏡面仕上げ・いぶし仕上げ

銀粘土で作った銀のアクセサリー仕上げに鏡面仕上げや、いぶし仕上げができますね。そのやり方を見ていきましょう。
鏡面仕上げはその名の通り、鏡のように反射して映るくらいピカピカに磨いて仕上げることです。やすりやクロスを使って磨きます。

いぶし仕上げには80度くらいのお湯を紙コップなどに入れて、そこにいぶし液を3滴いれた液体に、リングを入れてそのまま見ています。だんだん黒くなってくるのでちょうどいい色になったらピンセットでつかんで取り出します。水気をしっかりと拭いてから、今度は磨いていきます。研磨剤をクロスに付けて磨いてくださいだんだんと銀色がでてきて、逆にクロスは黒くなってしまいます。

銀粘土の再生と保管方法

銀粘土をしていてちょっとづつ余ってしまった粘土や、焼く前に削っていたカスなど、実は再利用できるのです。ラップを拡げておき、その上に余った銀粘土を小判形に伸ばして置きます。表面に水を付けておきます。そこにくっつける感じで削りかすも足していきます。ラップの上からこねていきましょう。毎回少しづつ残っていたり、硬くなってしまったた粘土もこの方法で再生できます。表面に水をつけてからくっつけて、しばらく置いたらちょうどよく柔らかくなっているでしょう。

いかがでしたか?このように銀粘土を作るのはとても楽しくて、素敵なアクセサリーが作れる手芸の一つですね。初心者でもちょっとしたコツを覚えてしまえば、簡単に作れるようになります。世界にたった一つのアクセサリーが作れたら、それはとっても嬉しいことですね。

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