屈斜路湖に広がる絶景！ 雲海を見に行こう 〜北海道を体感！ 新鮮魚介とコタン温泉を堪能〜

北海道弟子屈町にある屈斜路湖は、日本最大の面積を誇るカルデラ湖です。現在は周囲57km、面積79.3平方キロメートル、最大深度117.5mとされていますが、初期の段階では面積が現在の倍ほどあったと考えられています。およそ30万年前位に屈斜路火山が大噴火を繰り返した結果、約3万年前から今の屈斜路カルデラが形成され、現在のソラマメのような形をした屈斜路湖になったと言われています。ちなみに屈斜路湖の湖心には淡水湖内ではいちばん大きな島である中島が浮かんでいますが、これも火山活動の名残で生まれたものだそうです。

屈斜路湖では厳冬期には全面結氷するため、長野県諏訪湖の御神渡りよりもスケールが大きい幻想的な光景を目にすることができます。一方で、屈斜路湖はヨットやウィンドサーフィンといったウォータースポーツやフィッシング、キャンプなどでにぎわうリゾート地でもあるのです。例えば屈斜路湖畔には、キャンプ場や土産屋などが軒を連ねる砂場という観光地がありますが、こちらは砂を掘るとたちまち温泉が湧き出てくる不思議な場所として人気を集めています。

そんな人気観光地でもある屈斜路湖は、同じく弟子屈町にある摩周湖と共に近年雲海の絶景スポットとしても注目を集めています。もともと屈斜路湖や摩周湖は地形上霧が発生しやすいため、雲海ができやすい条件が整っていると言われています。さらに屈斜路湖の場合、湖上に溜まった霧を上から見下ろせる場所が幾つかあるため、様々な角度から雲海を楽しむことができます。また、雲海というと登山をして山頂まで行く必要があると思われがちですが、屈斜路湖の雲海はそういった手間をかけずに見に行くことができることも注目されている理由のひとつかもしれません。実際に屈斜路湖の雲海を拝めるポイントは「津別峠」「美幌峠」「藻琴山（ハイランド小清水725）」「摩周湖第三展望台」の4つありますが、すべて車で行くことができます。ちなみに摩周湖も「霧の摩周湖」の異名を持つほど霧が発生しやすい場所ではありますが、地形上霧が湖上に溜まりにくいため、雲海を観ることができるのは貴重だと言われています。

雲海は基本的には通年見ることができますが、6〜8月頃は特に発生率が高くなります。また、たいてい夜明け前に発生するため、絶景を拝むためには日の出の時間頃を狙うのがおすすめです。

朝から絶景の雲海を楽しんだ後は、弟子屈町で絶品グルメも思う存分満喫しちゃいましょう。なかでも「せっかく北海道に行くなら新鮮な魚介類を食べたい！」という方に特におすすめなのが、弟子屈町内、川湯温泉近くにある「味楽寿司」です。味楽寿司ではオホーツク沖と釧路沖で捕れる魚介類を直送で仕入れているため、ネタはもちろん新鮮。さらにシャリは摩周湖の伏流水で炊いており、ここでしか食べることができない絶品のお寿司に仕上がっているそうです。お寿司のほか、新鮮なウニやいくらをふんだんに使った丼ものやイカや鮭ルイベなどの一品料理も豊富に揃っているので、ぜひ根室の地酒と一緒に堪能してみてください。

味楽寿司
住所：北海道 川上郡 弟子屈町 川湯温泉1丁目5−36
電話：015-483-2036
営業時間：11:00〜翌2:00
公式サイト： http://mirakusushi.com/

屈斜路湖周辺には温泉も多々湧き出ていることをご存知でしょうか？ 中でも特におすすめなのが、和琴半島と砂湯を結ぶ道路沿い、屈斜路湖の湖岸に位置する「コタン温泉露天風呂」です。こちらは自然に温泉が湧き出ている「野湯」を石で囲ってあるだけの簡素な露天風呂ではありますが、屈斜路湖までの距離がわずか5ｍほどで、お風呂に入ると目線は湖面とほぼ同じ高さになるため、湖に入っているような感覚を楽しむことができます。また、温泉からは湖心に浮かぶ中島や向こうの美幌峠までを見渡すことができるほか、夕方には絶景の夕焼けを、夜には満開の星空を拝めます。

ちなみにコタン温泉露天風呂は地域の方々により毎日清掃されているため、いつでもきれいでお手入れが行き届いているほか、脱衣所も完備しているところも魅力のひとつ。ぜひ北海道の大自然を満喫しながらゆっくり温泉に浸かってみてください。

コタン温泉露天風呂
住所：弟子屈町屈斜路古丹
営業時間：24時間（原則、毎週火・金曜日の8:00〜16:00はは定期清掃のため使用不可）
公式サイト： http://www.masyuko.or.jp/pc/onsen/cotan.html

いかがでしたか？ 屈斜路湖や摩周湖では豊かな自然の風景と一緒に幻想的な雲海の絶景も楽しむことができます。ぜひ弟子屈町にお越しの際は絶景だけでなく絶品グルメや温泉も一緒に満喫してみてください。