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ブルーベリーの種類と育てやすさは?

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ブルーベリーは、原産地が北アメリカの低木です。ブルーベリーには「ラビットアイ系」と「ハイブッシュ系」の2系統に大きく分けられますが、種類による育てやすさはどうなのでしょうか。

それぞれの種類によって育てやすさがどうなのかを詳しくみていきたいと思います。

ブルーベリーの種類は気候によって分かれる

「ラビットアイ系」は暖かい地方で、「ハイブッシュ系」は寒い地方で育てるのがおすすめです。

「ラビットアイ系」には、ホームベル、ウッダード、ティフブルー、ベッキーブルー、クライマックス、ノビリスなどがあり、たくさんの品種があります。

寒冷地性の「ハイブッシュ系」も、「ノーザンハイブッシュ系」と「サザンハイブッシュ系」「ハーフハイハイブッシュ系」の3つの系統があり、それぞれに品種もたくさんあります。「ハイブッシュ系」には、ウェイマウス、コリンズ、ブルーレイ、アーリーブルーなどがあります。

それぞれの地域の気候によってなじみの深いブルーベリーも異なってきます。多くの品種はアメリカで開発されたものですが、日本で作られた品種も中にはあります。

関東はブルーベリーの産地

暖かい地方と寒冷地のブルーベリーは、関東を境にして育てやすさが分かれます。そこで、関東地方は、全部のブルーベリーの系統を育てることができますので主なブルーベリーの産地ともなっています。

ブルーベリーの主な産地として関東地方が多く、長野県や群馬県や茨城県、東京都などが 挙げられるのを知っていますか。これらの県で日本の半分程度の収穫量を誇っているそうです。

ブルーベリーの味の面では「ハイブッシュ系」が好評

また、ブルーベリーの味の面では、「ハイブッシュ系」がいいとされています。甘みと酸味のバランスが良く、皮や種もあまり気にならないのが特徴です。そのまま食べても美味しいブルーベリーとなっています。

その「ハイブッシュ系」が暖かい地方でも育てられるように開発されたのが「サザンハイブッシュ系」です。品種改良によって「ハイブッシュ系」もいろいろできてきています。

「サザンハイブッシュ系」の「サンシャインブルー」などは、暖かい地方でも育てやすい系統で、手に入りやすい美味しい品種です。

沖縄でも育てられる「サザンハイブッシュ系」

「サザンハイブッシュ系」は、沖縄などでも育てることができ、小さな丈に育つのが特徴です。味はというと、甘さと酸味が整っていて美味しく、小さいので鉢植えで育てるのにもいい品種ですので気軽にベランダなどでも育てられますね。

ただし、鉢植えの場合には水遣りの管理をしっかりすることが大切です。夏は、しっかり水を遣り、冬は控えるようにするのがコツです。

九州までならば「ラビットアイ系」で大丈夫

九州までの暖かい地方におすすめの系統は、「ラビットアイ系」で、大きく育ちますので庭に植えるのがおすすめです。味としては皮や種が目立ってしまうことも多く、食べやすい品種を選んでみるといいでしょう。

皮は目立ちますが、小さくてたくさん実がなりますので、ジャムなどにするのに向いている品種が多い系統です。

それぞれに適した気候や実の特徴などを考慮して、同じ系統の2品種を選んで植えてみるようにしましょう。ブルーベリーは2品種植えることで実がなり、収穫できるようになります。

ブルーベリーの栽培スターターセットも販売されていて便利

ブルーベリーを初めて栽培する人のために栽培スターターセットなどもネットなどで売られています。

「ラビットアイ系」「サザンハイブッシュ系」「ノーザンハイブッシュ系」などがそれぞれ2本の苗で、セットで売られたりします。最初にブルーベリーを育てる際に、どの品種を選んだらいいのかわからない場合にはこうしたセットを購入するのもおすすめです。

「ラビットアイ系」ならば、東北から九州までの大体の地方で育てることができて、育てやすいとされ、ラビットアイ系の「ティフブルー」と「ノビリス」などを選ぶのもおすすめされています。

「ティフブルー」と「ノビリス」といった2本の木の受粉相性などもいい品種です。ブルーベリーは、2本近くに植えて置くだけで、人工授粉などはしなくても大丈夫となり、実が楽しめます。

暖かい地方でも育てられる系統を選んで

いかがでしょうか。ブルーベリーは、様々な系統の品種があり、暖かい地方でも育てることができるように改良されています。

「ラビットアイ系」や「サザンハイブッシュ系」を選ぶことで、日本の高温多湿でもブルーベリーを育てやすくなります。2本植えることで実がなるようになりますので、その中で実を結ぶ受粉相性などがいい品種を選んでみるといいでしょう。

味や皮や種の感触も少しずつ異なりますので、お好みのブルーベリーを育ててみませんか。生で食べたいのか、ジャムなどを楽しみたいかなどでも選ぶといいでしょう。

気候に合うピートモスの系統を選び、酸性に土壌改良してブルーベリーの実を楽しみましょう。

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