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初めてでも大丈夫!消しゴムはんこの作り方&かわいい無料図案4選

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ここ数年、消しゴムを彫って作る「消しゴムはんこ」を作る人が増えています。

素朴な可愛らしさのあるものから繊細で優美なとても手作りとは思えないものまで、どれもとても個性的ですよね。そんな消しゴムはんこを見て「自分も作ってみたい」と思ったことのある人も少なくないのではないでしょうか。

そう思ったのなら、作ってみなくちゃもったいない!普段使用しているものにワンポイントで消しゴムはんこを押すと、オリジナリティも出てぐっと華やかになりますよ。不器用さんでも大丈夫!上手に作れる図案の選び方やコツをお教えします。少しずつステップアップしていきましょう。

消しゴムはんこ作りに必要な道具&材料

消しゴムはんこを作るために必要な道具や材料は以下の通りです。
ほぼ全て100均で揃えることができるので、1000円あればお釣りがきますよ。初期投資が少なくて済むところも消しゴムはんこ作りの魅力かもしれません。

<絶対に必要なもの>

■消しゴム
文具店で販売されている普通の消しゴムでも構いませんが、「はんけしくん」「ほるナビ」などの消しゴムはんこ専用の消しゴムの方が初心者でも彫りやすく、耐久性もあるのでおすすめです。
最近はダイソーやセリアなどの100均でも消しゴムはんこ専用消しゴムの取り扱いがありますので、それを使用しても良いでしょう。
一般的な消しゴムを使用する場合は、硬めのプラスチック消しゴムを選ぶと彫りやすいです。

■トレーシングペーパー
図案を消しゴムに転写するのに使用します。
消しゴムはんこ専用の消しゴムにセットで入っていることが多いです。

■鉛筆またはシャープペンシル
図案を写す際に使用します。
Bや2Bなどの柔らかい鉛筆の方が消しゴムに図案を転写しやすくなるのでお勧めです。

■カッターナイフ
消しゴムを必要なサイズにカットするのに使用します。

■デザインカッター
実際に図案を彫るのに使用します。
普通のカッターナイフとは刃の位置や角度が違い、刃先が鋭く小回りがきくのでより精密なカッティングが可能です。
逆に、デザインカッターはカッターナイフのように刃の長さを調節できないため消しゴムそのもののカットには不向きです。カッターナイフとデザインカッターの両方を用意してください。
彫刻刀でも構いません。

■カッティングマット
カッターナイフで消しゴムをカットする際にテーブルなどを傷つけないようにするために使用します。
不要になった雑誌などでも構いません。

■図案
書籍やWebで手に入る図案でも構いませんし、自分で紙に描いても構いません。
初心者にはあまり線が細かくない単純な図案がおすすめです。

■試し押しをするための紙
なんでも構いません。図案を自作したい人は、図案を描くのにも使用します。

■スタンプインク
お好みの色のものを用意してください。
布や木、革、ガラスやプラスチックに押せるインクも市販されています。

<あると便利なもの>

■練り消し
出来上がった消しゴムはんこの彫りカスや鉛筆の線、消しゴムはんこについたインクを消すのに使用します。
布製粘着テープなどを使用する人もいますが、細かい隙間に入った消しかすやインクを消すには練り消しの方が便利です。

消しゴムはんこを作ろう

1.消しゴムの表面の粉を拭き取る
消しゴムによっては表面に癒着防止のための粉がかかっていることがあります。濡れティッシュなどで拭き取っておきましょう。

2.図案をトレーシングペーパーに写す
鉛筆またはシャープペンで図案を写します。マスキングテープなどを使って固定しておくと、ずれずに描きやすいですよ。

3.消しゴムに図案を転写する
トレーシングペーパーの鉛筆で描いた面を消しゴムに重ねてズレないようにしっかりと押さえ、爪やコインなど硬いもので擦って図案を転写します。
あまり消しゴムの端ギリギリに転写せず、端から3mm程度空けて図案を配置するようにしましょう。

4.図案のサイズに合わせて消しゴムをカットする
図案の周りをやはり3mmは空けてカッターナイフで切り離します。あらかじめ鉛筆でガイド線を引いておいても良いでしょう。カットした後、余分な余白がある場合はそこもおおまかに切り落としておきます。これが最終的な消しゴムはんこのサイズになります。

5.シルエットを彫る
図案の外周を図案に沿ってデザインカッターでカットしていきます。断面が台形になるように、野菜の面取りをするように角度をつけてカットするのがポイントです。一度で一周カットしてしまおうとせず、少しずつ進めてください。また、デザインカッターを動かすのではなく消しゴムの方を動かしながらカットし、向きを変えるときも消しゴムを回転させて、デザインカッターは常に同じ方向を向いているようにしましょう。

6.細部を彫る
図案の内側を彫っていきます。やはり断面が台形になることとカッターではなく消しゴムを動かすことを心がけながら少しずつ彫り進めましょう。広い面は彫刻刀で彫るか、デザインカッターを使う場合はV字になるように一行ずつ取り除いていくようにカットします。

7.練り消しで彫りカスを取り試し押しする
細かな彫りカスを取り除いたら、インクをつけて試し押ししてみましょう。きになる部分があったら、都度デザインカッターで調整します。調整する前に練り消しでインクを取っておくとカッターが汚れません。

納得いくまで彫れたら完成です。コルクや木片などを接着して持ち手をつけると押しやすくなりますよ。

かわいい消しゴムはんこ無料図案4選

消しゴムはんこの図案が掲載された書籍は多く販売されていますが、Web上で公開されている図案というのは非常に少ないです。だいたいみなさん自分でイラストを描いて、それを消しゴムはんこにされています。「でも私には絵心が全然ないし……」という方は、無料のシルエット素材がおすすめ。いくつか初心者さん向けのものをご紹介しましょう。各サイトの利用規約をよく読んでからご使用くださいね。

ハート素材詰め合わせ
http://kage-design.com/wp/?p=1910
いろいろなタイプのハートです

シンプルな王冠の白黒イラスト
http://frame-illust.com/?p=10306
ちょっとしたワンポイントやお子様のご褒美スタンプにいかがですか?

ICOOON MONO
http://icooon-mono.com/
シンプルなシルエット素材が多数配布されています

シルエットデザイン
http://kage-design.com/wp/
シンプルなものから非常に緻密なものまで幅広いシルエット素材が配布されています。
ちなみに、初心者さんにはできるだけ形がシンプルである程度の大きさがあり、白い部分が少ない図案がおすすめです。
上の写真をみてください。アウトラインを残した白いハート(右側)と中が彫られていないハート(左側の2つ)の2種類がありますね。この2種類の場合、前者は線の外側と内側の両方を彫らなければなりませんが、後者は線の外側だけ彫れば完成です。最初はこのような図案から初めて、徐々に難易度の高いものにステップアップしていきましょうね。

いかがでしたか?あまり図案通りに完璧に彫ろうとしないことも大切です。多少線が歪んでしまっても、それこそが手作りの味。あまり神経質にならずに消しゴムはんこ作りを楽しむのも、レベルアップのコツです。
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