磯の風味がたまらない！贅沢感いっぱいの八戸名産いちご煮

数ある汁物の中でもひときわ贅沢感があり、雲丹とアワビという豪華な組み合わせにワクワク感いっぱいになるのが青森県八戸名産のいちご煮です。
雲丹とアワビなのにいちご煮？と不思議な名前に戸惑う方も多いと思いますが、いちご煮というのは果物のいちごとをするわけではなく、汁の中の雲丹が朝もやの中の野苺のようなイメージに見えたため、老舗料亭旅館であり石田家の御主人がいちご煮と名付けられたと言います。
いちご煮というとジャムのようなものかと思いきや、全く想像とは別物。雲丹とアワビの持つ磯の香りが口いっぱいに広がる最高級のお吸い物です。
昆布のだしとわずかなお塩とお醤油が入るだけ。素材の持ち味を最大限に活かした、大満足の一品です。

いちご煮はもともと八戸近辺の料理さんが豪快に作った雲丹とアワビの煮物を上品なお料理に仕上げたもの。
作り方はだし汁、薄口しょうゆ、お酒、塩でお吸い物の下地をつくり、アワビのスライスと生雲丹を加えて沸騰させないようにほんの少し煮て出来上がりです。
家庭でも作れる料理ですが、問題は新鮮な材料をそろえる事。
美味しい雲丹とアワビを用意するには材料費が半端なくかかってしまいます。
青森県に旅行に行ったらまずいちご煮を食べてみるのがおすすめですが、海なし県の方でも今すぐにでもいちご煮が食べてみたい！という場合には材料をそろえて自分で手作りするよりも缶詰やレトルトパックがおすすめです。
日持ちがしますし、なんといっても好きな時にさっと食べることが出来ます。
種類も豊富で雲丹とアワビの組み合わせだけでなく、ホタテ入りのいちご煮などもあります。
地元でも1杯1000円～1500円するいちご煮。缶詰やレトルトパックでもほぼ同じ価格です。しかし、価格分の価値は十分にあります。

いちご煮は雲丹とアワビのお吸い物としてだけではなく、様々な料理に変身することが出来ます。
おすすめは炊き込みご飯にすること。雲丹とアワビそしてお吸い物の美味しい部分をすべて一緒に炊き込んだいちご煮の炊き込みご飯は絶品です。
また茶碗蒸しやリゾット、パスタ料理にアレンジしても美味しくいただけます。
いちご煮の缶詰やレトルトパックは様々な種類がありますので、通販では値段や用量、口コミ、送料などを比較してこれだ！というものを購入するか、2～3種類購入し食べ比べてみるのもおすすめです。同じいちご煮でもホタテ入りとアワビ入りでは味が違いますし、製造会社によって使用する材料や配合の違いにより、味の個性を楽しむことが出来ます。
雲丹好き、アワビ好きの方、たまには自分へのご褒美としていちご煮を堪能してみてはいかがでしょうか。

画像出典：味の加久の屋

素材・製法・味にこだわった、北三陸は八戸の、味の加久の屋。魚介類加工品及びお惣菜、缶詰・びん詰め・チルド食品・フローズン食品・レトルト食品・漬物類を扱うお店です。元祖いちご煮・帆立貝の柔らかな食感と優しい風味が活きている帆立いちご煮・北寄貝独特の食感と旨味がたっぷり詰まった北寄いちご煮・つぶ貝の歯ごたえが楽しいつぶいちご煮など、磯の香が味わい深いさまざまないちご煮があります。

株式会社　味の加久の屋
【所在地】
青森県八戸市大字鮫町福沢久保3
【電話番号】
0178-34-2444　　東京営業所：03-6205-4525

いちご煮はウニとアワビの潮汁、お祝いの席でいただきます

画像出典：青森県農林水産部総合販売戦略課

いちご煮が青森県階上町の郷土料理であることから、町内では祝いの席でのお吸い物となっています。階上町では毎年、７月下旬に「いちご煮祭り」が開催されているそうですよ。会場ではいちご煮の販売の他、採れたての階上町産のウニやアワビの炭火焼きなど、新鮮な海の幸を堪能することができます。加工食品での提供は通年通して可能ですが、生のウニを使用した提供は6月中旬～7月の期間のみなので、お祭りの時に青森県を訪れてみるのもよいですね。
階上町商工会
【所在地】
青森県三戸郡階上町大字道仏字天当平1-129
【電話番号】
0178-88-2045