ガーデニング

タイムの効果って?こんなにいろいろ!

関連キーワード

タイム」はハーブとして有名ですが、その名前「Thymus」はギリシア語の「thuo(消毒)」から発していると言われています。「タイム」の「チモール」という成分が殺菌や防腐作用に良く、古くは古代ローマ・ギリシア時代から肉や魚の保存剤として使われてきました。

また、ギリシア語の「thumus(勇気)」から語源が来ているという説もあり、勇気の象徴ともされる「タイム」です。

古くから栽培されているため、なんとギリシア神話にまで「タイム」の茂る場所という設定が出てくるような歴史のある植物です。イギリスではハーブガーデンによく植えられて親しまれてきました。

また、その効能も沢山あり、今日でも様々な利用がされているハーブの一つです。そんな長年にわたって愛されている「タイム」の効果と活用法をご紹介します。

タイムの効果は?のどが痛い時にも「タイム」!

タイム」には最初にご紹介した「チモール」という成分があり、ハーブの中でも最も殺菌効果と抗ウイルス作用があると実は言われています。古くは冷蔵庫に「タイム」を入れて保存効果を高め殺菌、防腐効果を図っていたこともあるようです。

中世ヨーロッパでは「タイム」の枝を焚いて空気を浄化したり、お風呂に入れたりして使う事もあり感染防止の目的にも使われてきています。

例えば、のどが痛い時や風邪・インフルエンザなどの場合も「タイム」を入れたハーブティーでうがい薬の効果を狙っていたようです。気管支炎や喘息や咳の症状もやわらげるといわれている「タイム」です。

空気の消毒(除菌)の効果も「タイム」にはあると言われているので育てるだけでもいい効果を及ぼしてくれそうですね。

また、ハーブティーは、消化促進、強壮作用があり二日酔いにも効果があるそうです。料理以外にも広く生活の中で使われていた「タイム」の役割をあらためて知ることができますよね。

最近でも「タイム」のこんな活用法が!

古くからそういう使われ方をしている「タイム」ですが、今も広く活用されていて人気ですよね。例えば、香りがいいので芳香剤としても使われていますね。

タイム」の香りが一番強いのは、花の開花直前と言われていますので、枝ごと切ってドライフラワーとして束ねて乾燥させて使うのがいいようです。高温多湿を嫌う「タイム」ですので、ちょうど梅雨時は刈り込まなければなりませんのでその際に枝ごと切って吊るしておくといいでしょう。

そして、乾燥させた「タイム」をお風呂の入浴剤として葉の付いた小枝ごと入れたり、布袋に入れてお風呂に浮かべてみませんか。エッセンシャルオイル(精油)を1~2滴たらしてもいいでしょう。体を温める効果があり、血行をよくしてくれますので冷え性や低血圧の方にはおすすめです。

疲れた体に活力をもらえるようなまさに「thumus(勇気)」をもらえる入浴剤です。ただ、高血圧の方や妊娠中、授乳中の方は過剰摂取には注意をする必要もあります。

また、アロマオイルとして使えば、頭痛を抑えてくれたり、不眠症や筋肉痛にも効くとのことですので使ってみませんか。

さらに、芳香剤としてだけでなく、虫除けスプレーにも活用できます。蚊が苦手な香りとして「タイム」も効果があると言われていて、他にバジルやセンテッドゼラニウムやレモンユーカリラベンダーミントにレモンバームなどのハーブ類などと一緒にスプレーにしてはいかがでしょうか。

お湯を沸騰させてそれらのハーブを入れ。1、2分煮立たせて15分程蒸らしたら成分が抽出されますのでスプレーの容器に入れたら完成です。なんだかおしゃれな自家製虫よけスプレーですよね。香りとともに気分もリフレッシュされます。

また、リネンウォーターとしての使い方もあり、スプレー容器に「タイム」などのハーブの小枝を1、2本または葉っぱを数枚入れて水に浸しておきます。30分程で香りが出たら、これをアイロン掛けに活用したり、枕カバーなどにシュッとひとふきしたり、リフレッシュしたい時やリラックスしたいお休みの時に使います。ただし、ずっと布にかけると色が変わる可能性もありますので注意してください。

保存はできませんが、こんなスプレーやリネンウォーターを作るという「タイム」の活用法もあります。気持ちもリフレッシュされますのでぜひ手作りしてみませんか。

「タイム」は今も万能な香辛料!

料理にもちろんおすすめで、肉や魚のローストにはとてもよく合います。特に鶏肉や魚と相性がいい「タイム」で、スープ料理に一緒に煮込んだりしてもおすすめです。

肉や魚の臭みを消してくれたり、いい香りを付けてくれるので一緒によく焼いたり、煮込んだりするといいでしょう。「タイム」は今も昔も料理を美味しくしてくれる万能調味料と言えますよね。

「タイム」の活用も様々!リフレッシュしてみませんか!

いかがでしたか。「タイム」の様々な活用法をご紹介しましたが、自分で育てた「タイム」で様々な物が作れたりするのは嬉しい事ですよね。

香りやスパイス、抗菌作用など様々な効果がある「タイム」を自分らしく生活の中に取り入れてみるのはいかがでしょうか。何だかゆったりと、豊かな生活をして楽しんでいる気分になるのではないでしょうか。手作りをしている時間もきっと楽しいですよね。

植物を探す

花の名前
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ