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山全体が炎に包まれる! 冬の若草山で大迫力の山焼きを観覧しよう

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写真提供:奈良市観光協会


芝生におおわれたなだらかな山腹の若草山は、奈良県を代表する景観のひとつです。5世紀ごろ作られたとされる史跡「鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)」があるその山頂からは、東大寺や興福寺など奈良を代表する寺院が眺望できます。

山全体が燃え上がる光景は圧巻! 歴史ある奈良の新春行事「若草山焼き」

若草山へは冬の期間中は入山することができませんが、冬ならではの「若草山焼き」という行事が毎年1月末に開催され、多くの見物客が奈良市へと訪れています。「若草山焼き」とはその名の通り山を燃やす行事のことで、もともとは若草山の山頂にある鶯塚古墳に眠る霊魂を鎮めるためという、供養目的で鎌倉時代頃から行われていたと言われています。

「若草山焼き」では実際に若草山の斜面をおおう芝生一面に火をつけます。山全体が段々と炎に包まれて行く大迫力の炎の光景は圧巻です。また、山焼きが行われる前には毎年県内唯一の「尺玉」をはじめとする花火が打ち上げられ、冬の夜空を美しく彩ります。

写真提供:奈良市観光協会


山焼き当日は春日の大とんど(正月に神社に持ち込まれた古いお札やお守り、しめなわ飾りなどをお焚き上げする行事)からもらい受けた御神火を運ぶ聖火行列が、おごそかな雰囲気のなか催されます。また、昼間には若草山で、競技用の特大せんべいを飛ばして競う「鹿せんべい飛ばし大会」も開催され、にぎわいを見せるそうです。

「若草山焼き」は毎年1月の第4土曜日に開催されます。大迫力の炎の絶景が楽しめる「若草山焼き」にぜひ足を運んでみてください。

若草山焼き
公式HP:http://nara-park.com/yamayaki/


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