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金魚草を上手に育てるコツは?

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金魚草は、可愛らしい花が咲き、4月~6月の春に咲く花として人気です。金魚草は、育てやすい植物と言われていますが、さらに上手に育てるコツはあるのでしょうか。
キンギョソウの育て方について詳しく見ていきます。

金魚草の人気は花色の多さにも

金魚草は、オオバコ科キンギョソウ属です。時にはゴマノハグサ科と分類されることもあります。花色が多く、ピンク、白、赤、オレンジ、黄色、複色などカラフルで可愛らしい花が人気の秘密です。金魚のようにヒラヒラとした花弁がいかにも春らしい姿と色の花ですよね。

地中海沿岸が原産地で、耐寒性や耐暑性に強い植物です。ただし、あまり寒かったり、日本の夏の高温多湿、梅雨の長雨などは苦手のため、日本では一年草と扱われることが多いでしょう。多年草となっていますが、日本では一年で枯れやすいでしょう。毎年、種を植え替えて育てるのがおすすめです。

また、金魚草は、種から育てても生長が早くすぐ花も咲きますのでおすすめです。種の場合には、春か秋に蒔きましょう。苗も春か秋に植えるのがおすすめです。金魚草は、4月~6月に通常は花が咲きますが、9月~10月などにも咲き、一年中いつでも咲くこともできるのも魅力です。

金魚草の特徴をよく知ってみませんか?

金魚草の人気は、何と言っても可愛らしい花ですよね。香りも甘い香りがします。日本では、「金魚草」と言いますが、英名では「スナップドラゴン」と言われ、ドラゴンをイメージする名前となっています。国が変わると随分とイメージが変わりますね。

金魚草は、品種が多いのも特徴です。品種によって様々な金魚草を見ることができます。通常は、20cm~50cmなどの金魚草を思い浮かべますが、1m以上の金魚草もあります。また、こんもりと茂るタイプの金魚草もあって雰囲気が異なります。すっと立つ金魚草のイメージとは異なるものでしょう。

花の咲き方も一重咲きから八重咲きと様々な品種が揃っています。また、花弁が大きく開き切って咲く品種もあって、それぞれに異なる金魚草の魅力を持っていると言えます。

金魚草を育てるのにいい環境は?

金魚草は、日当たりのいい所に植えるのがおすすめです。また、水はけのいい土に植えましょう。条件が悪いと花がほとんど咲かなくなりますので気を付けて下さい。地中海沿岸が原産地ですので、乾燥には強いのも特徴。耐寒性も強く、マイナス5度程度までは大丈夫ですので育てやすいでしょう。

また、よく気を付けなければいけない点は、苗が小さいうちは土をあまり乾かさないようにすることです。そして、大きくなってきたら乾燥気味に育てます。水遣りにメリハリを付けましょう。また、水遣りはそっと株元に遣るようにしましょう。水遣りの頻度は、生長してきたら、金魚草の葉がしおれてからやる程度で大丈夫です。

また、育てる上で注意することは、花が4月~6月と長く次々と咲きますので、枯れた花がら摘みをすることです。そうすることで、金魚草が病気になることも防げるようになります。

金魚草の花柄や葉で混みすぎると多湿になって、灰色かび病が発生しやすくなります。溶けてい症状が出てきますので、風通しを良くしてあげることが大切です。混みあってきたら、高さを半分以下に切って、枝を切り戻すことも必要となります。

また、背が高くなる品種の金魚草を育てる場合には、支柱も立ててあげると育てやすいでしょう。

金魚草の花が咲いたらしたいこと!

金魚草の花が咲いたら、花がら摘みをするだけでなく、花の茎を切り戻すとそこからまた脇芽が出て、おすすめです。また次の花が咲くようになります。どんどん花を咲かせるためには、一度咲いた茎を切り戻していきましょう。

また、花をそのままにすると種を採ることもできます。ただし、種ができると次の花ができにくくなりますので、注意が必要です。

そして、金魚草は、春に咲いた後には、15cm程度に短く切り戻してあげると、秋にまた咲くようになりますのでおすすめですよ。

切り花として楽しめる金魚草をたくさん植えたい

いかがでしょうか。ピンク、白、赤、オレンジ、黄色、複色と可愛い色が沢山ある金魚草は、切り花としてもとても人気があります。庭にいろいろな色を植えて、切り花として楽しんでみるのもいいでしょう。

育てるのも簡単ですので、乾燥気味に育ててみるのがおすすめです。種や苗から丈夫に育てることができます。春と秋に花を楽しむこともでき、長く花が楽しめるのは、金魚草の魅力です。花がら摘みや切り戻しによって長く花を楽しんでみてはいかがでしょう。

鉢植え寄せ植えにしたり、庭に沢山植えたり、様々と楽しめるのが金魚草です。カラフルな色を楽しんでみたいですね。庭に植えても長く花が楽しめる点でも人気の花となっています。

梅雨や夏を乗り切って、冬の霜対策もしておけば、翌年も咲くことがあります。できれば長く多年草として育てることができたら嬉しいかもしれませんね。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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