紙切りはさみ(ペーパーシザー)
関連キーワード
二枚の刃を合わせて紙を切る道具のこと。図工などに使う工作用はさみの域を超え、切り絵などのとても繊細な作業にも使われる紙切りはさみまで多くの種類が展開されています。
形状からその種類をみると、糸を切る時に使われる和はさみのようなU字型と一般的なはさみの形のX字型の2つに分けられます。U字型の形状は「握りはさみ」とよばれ、古代から使われているものはこの形と考えられています。紀元前1000年頃の古代ギリシャのものとみられる握りはさみが発掘されています。一方、二枚の刃を合わせて、かしめ部分が支点になっているX字型は一番古いのは唐(紀元前618−907年)以降に登場したといわれています。
形状からその種類をみると、糸を切る時に使われる和はさみのようなU字型と一般的なはさみの形のX字型の2つに分けられます。U字型の形状は「握りはさみ」とよばれ、古代から使われているものはこの形と考えられています。紀元前1000年頃の古代ギリシャのものとみられる握りはさみが発掘されています。一方、二枚の刃を合わせて、かしめ部分が支点になっているX字型は一番古いのは唐(紀元前618−907年)以降に登場したといわれています。
紙切りはさみの素材
はさみの刃の素材は主に以下の3つがあり、それぞれ特徴があります。
鋼(鉄):鉄に炭素を加えて硬度を高めた素材。高級鉄はさみはこの素材が多く、3つの中では一番歴史の深い素材です。さびやすく高価ですが手入れ次第では長持ちします。
ステンレス製:前項の鋼に炭素とクロムを合わせた合金鋼のこと。 さびにくく強度があるのが特徴です。鋼に比べて安価で現在最も多く流通しています。
セラミック製:セラミックで作られており、鋼やステンレスに比べて軽いのが特徴です。セラミックの硬度はステンレス製の2倍と言われています。硬度が高い一方弾力がないのが欠点です。
鋼(鉄):鉄に炭素を加えて硬度を高めた素材。高級鉄はさみはこの素材が多く、3つの中では一番歴史の深い素材です。さびやすく高価ですが手入れ次第では長持ちします。
ステンレス製:前項の鋼に炭素とクロムを合わせた合金鋼のこと。 さびにくく強度があるのが特徴です。鋼に比べて安価で現在最も多く流通しています。
セラミック製:セラミックで作られており、鋼やステンレスに比べて軽いのが特徴です。セラミックの硬度はステンレス製の2倍と言われています。硬度が高い一方弾力がないのが欠点です。
紙切りはさみの種類
紙細工用:伝統芸能のひとつで、寄席で紙切りの芸を披露する「紙切り」では通常のはさみと同じサイズを使用します。
一枚の紙を影絵のように切り、客席に向かって出来上がった作品を見せるため、デザインも大きく見やすいものになります。
そのため、比較的大きく裁断しやすいはさみのサイズが好まれます。一方、折り紙等の紙をくり抜いたりする「切り絵」に使われるはさみは刃先が27〜30mmと短いものが使われます。大きいパーツは通常のサイズで充分ですが、レース切り絵などの繊細な細いラインを切るには短くて細くて薄い刃先が求められます。
紙細工と言っても、どのような作業をするかによって使用するはさみの種類もずいぶん変わってきます。
ピンキングはさみ:刃の部分が『ギザギザ』や『なみ』の形になっています。刃の形が切り口の模様を作ります。写真をデコレーションするスクラップブッキングやカードなどの端の修飾によく使われます。
工作用 ダンボール・厚紙用のはさみ:刃をより厚く、幅を広くすることで厚めの紙が切りやすくなっています。紙と一言でいっても素材や厚さが幅広くあり、それぞれの紙質にあったはさみが流通しています。
監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
一枚の紙を影絵のように切り、客席に向かって出来上がった作品を見せるため、デザインも大きく見やすいものになります。
そのため、比較的大きく裁断しやすいはさみのサイズが好まれます。一方、折り紙等の紙をくり抜いたりする「切り絵」に使われるはさみは刃先が27〜30mmと短いものが使われます。大きいパーツは通常のサイズで充分ですが、レース切り絵などの繊細な細いラインを切るには短くて細くて薄い刃先が求められます。
紙細工と言っても、どのような作業をするかによって使用するはさみの種類もずいぶん変わってきます。
ピンキングはさみ:刃の部分が『ギザギザ』や『なみ』の形になっています。刃の形が切り口の模様を作ります。写真をデコレーションするスクラップブッキングやカードなどの端の修飾によく使われます。
工作用 ダンボール・厚紙用のはさみ:刃をより厚く、幅を広くすることで厚めの紙が切りやすくなっています。紙と一言でいっても素材や厚さが幅広くあり、それぞれの紙質にあったはさみが流通しています。
監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。