編み物

今ドキ柄が可愛すぎる!初めての「刺し子キット」で刺し子のコースターや作品を作ろう

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刺し子という日本で古くから行われている縫い物で、布を数枚重ねて針と糸でチクチク縫うことで、布が丈夫で保温性も高くなると、特に寒い地方で盛んに行われていたようです。これから初めての刺し子に挑戦をするのなら、刺し子キットを使うと材料や道具がすぐに手に入るので、すぐに始めやすいでしょう。

刺し子の種類

刺し子には大きく分けて3種類があり、一つ目はこぎん刺し、菱刺し、庄内刺しが有名です。それらの刺し子はすべて東北地方が発祥の地なのです。その理由の一つには、寒さが厳しいため、何とか温かく過ごしたいと布を重ねて細かく縫うことで、保温性と更なる丈夫さを兼ね備えた布にできるとされていました。

刺し子を始めるための道具と材料

刺し子で重要なのは、やはり針と糸ですね。使いやすい針としては、京都みすや忠兵衛の「みすや針 刺し子針」が人気です。そのほかクローバーやオリムパスの長さや太さの違うものがセットになっているタイプなら便利です。刺し子糸は、少量ならオリムポスの刺し子糸、よく使う色ならかせで大量にあると後々使い勝手がいいので、おすすめです。糸を切るはさみと布を切るはさみ、指ぬき、針刺し、チャコ、ものさし、マチ針、布はさらしや綿、麻などお好みですが、ふきんをたくさん作る花ふきんを始めるなら、さらしを1反購入したとしても、しばらく作り続けることができ、とても経済的です。

刺し子キットとおすすめ

刺し子キットは、オリムパスの花ふきんの刺し子キットが大きさもちょうどよく値段も手頃で、縫い方を練習するには、わかりやすい説明付きでおすすめです。縫い方の種類も豊富で、昔ながらの模様からハワイの絵柄の刺し子もあって、どれにしようか迷ってしまうほどです。これらのキットには針と必要な色の糸、そして絵柄の図案がすでに描かれているので、初心者の最初の一歩としても最適です。図はお洗濯すると消えてしまうので安心です。そのほかのキットには、コースターやランチョンマット、テーブルクロスなどのキットもあるので、まずは自分の好みのものを、最初に作ってみるのがいいかもしれません。

刺し子で作れる作品は?

刺し子は刺繍の一種なので、いろいろな布製品にも刺し子を施すことができます。ふきんやコースターのような平面だけでなく、バックやポーチなどにも刺し子でアクセントを付けてみると、とても素敵に仕上がります。ハンカチやブックカバーなどを刺し子で仕上げるというのも、お洒落に仕上がると、とても人気があるようです。

刺し子の図案って?

刺し子のキットで練習していくうちに、大抵の方がそろそろ自分で図案を書いてみたいと思うようになってきます。オリムパスのホームページでは、刺し子のいろいろな縫い方を図案にして、ダウンロードできるように配布してくれています。ほかにもブログなどで手作りの図案をダウンロードさせて下さるところもいくつかありました。その優しさに感謝して、しっかり利用させてもらいましょう。

図案の写し方

さらしや綿などの布地に図案を写すには、チャコを使って手書きするか、布と図案の間にチャコペーパーを挟んで、上から図案の模様をなぞって書き写していく方法があります。一刺し縫いの図案なら、ものさしを使ってなぞるとやりやすいようです。

こぎん刺しも刺し子の仲間

刺し子の仲間、津軽こぎん刺しは布地の目を数えながら針を刺していく方法なので、麻の生地のような目の粗い生地に適した刺し子です。横に向かって縦糸を数え、奇数目に針を刺すのが津軽こぎん刺しです。逆に偶数目に針を刺すのは南部菱刺しと呼ばれます。仕上がりが縦長と横長になるという違いがあります。モドコと呼ばれる、津軽こぎん刺しの模様の種類は約300ほどとも言われています。たくさんの種類のモドコの組み合わせ次第で、さまざまなデザインの模様を作り上げていくことができます。

こぎん刺しのキットもあります

刺し子だけでなく、津軽こぎん刺しにも手作りの初心者用のキットが色々と販売されています。例えば、くるみボタンやコースター、ポーチやバックなどのほかにもいろいろと種類が豊富です。がまぐちの小銭入れなども、赤と白やグリーンと白の組み合わせなどの北欧風のカラーで作れば、懐かしさの中に今風の暖かみのある作品に仕上がってくれます。

自分でモドコの図案を描いてみる

モドコは方眼紙やエクセルを使えば、自分で描くこともできます。100均などで方眼紙を手に入れて、さまざまなモドコを、どのように配置すればいいか考えて、マス目を塗りつぶしていくだけで、意外と簡単に図案が出来上がります。手軽に出来るので、ぜひお試しください。 エクセルを使って描く場合は、必要な分だけ指定してから列の幅を1.0、行の高さを10.0にすると方眼紙の形になります。後は塗りつぶしたいマスを指定して塗りつぶしていきます。方眼のまた地にして一度保存しておくと次から、またそれを使って図案を作ることができますね。エクセルが得意な方はぜひチャレンジしてみましょう。 いかがでしたか?刺し子は日本の伝統を支えてきた手仕事のひとつとして、母から子へ伝えられてきた手法です。当時は娘の嫁入りにと、女の子が生まれた時から母親がせっせと作りためてきたたくさんの花ふきんを、嫁入り当日に持たせるということもあったようです。まさに母の愛を感じるお話です。刺し子もこぎん刺しや南部菱刺し、それぞれの個性があり、どれも趣のある作品に仕上がります。さっそく、布と針と糸の揃ったキットを用意して、テレビを見ながらでも、ちょっとした隙間時間を使って、心が和む手仕事を始めてみませんか?
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