こんなジョウロ集めてみませんか？世界各国ブリキのジョウロを探して　

日本人にとってはブリキのおもちゃなどがあったために懐かしい思いを持っているのがブリキという素材ではないでしょうか。本来はスズをメッキした鋼板のことを意味し、昔は一般に普及していたのですが、最近ではあまり見かけることがなくなりました。

学校などのバケツなどによく使われていましたよね。プラスチック製に押されてあまり見かけないようになりましたが、耐久性があるので今でも業務用などではブリキで造られている様々な物があります。

またブリキ製品はアンティークな味わいがあるために好む人も多く、ブリキのジョウロも今でも愛好者が多いものの一つです。耐久性と味わいがあり、使っていて愛着のわくのがブリキのジョウロです。

そんなブリキのジョウロは他の国でも見られ、そのどれもがそれぞれに味わいがあるものです。ここではそんな各国のブリキのジョウロをご紹介しながらその優れた機能性についても触れていきたいと思います。

アフリカのマダガスカルのジョウロは・・・

遠くアフリカのマダガスカルで造られた手作り感満載の「ブリキジョウロ　エスカルゴ」という名前の付いたとても素朴なジョウロです。この丸い形がエスカルゴのようで何だかあったかくてアンティーク感もあってオシャレですよね。手作りで叩きながら丸い面をきれいに作っている感じがあり、美しくもあり味わいがあるジョウロです。

しっかりした造りでオブジェのようでもあり、お花などを無造作に飾ってもおしゃれで良さそうなものです。

こちらもマダガスカルの手作りのブリキのジョウロです。デザインも面白く個性的なデザインとなっています。持つところが2か所設けられているのでデザインだけでなく両手でしっかり支えるように機能的にも考えられたものではないでしょうか。

こんなブリキのおしゃれなフォルムは、使わない時はドライフラワーなどを挿してもとっても素敵なものになります。

フランスの洗練された曲線美のジョウロ

こちらはフランスのレトロ感溢れた曲線が美しいジョウロです。取っ手も綺麗な曲線で注ぐ所と２か所が黒いアイアンとなってポイントになっています。水の出先の口が細いので部屋の中の観葉植物などへの繊細な水遣りも上手にできそうです。

こちらもフランス製の丸みを帯びたデザインが何とも優雅なジョウロで、どこも曲線となっていて安全安心な使い心地となっています。ジョウロとしての蓮口などはありませんが、口が細いのでシクラメンの鉢の底に水を遣ったりするのにも向いています。水を灌ぐというような感じのジョウロです。

ブリキのジョウロのシンプルな機能性と耐久性の魅力

こちらは銅製で造られている創業以来100年以上も愛され続けている、多くの人が知っているイギリスの伝統的な「HAWS社」のジョウロです。

100年以上も前に水遣りの負担を軽減するための注ぎやすいデザインや持ち運びやすい形を追求し、それが今も受け継がれています。そんな昔からこんなおしゃれなデザインが開発されていたという事に驚きです。

現在でも広く世界中の園芸家に愛されていて、これを持ちたいと思っている人も多くいる逸品です。

他の作業をしている時でも水がこぼれないように水を入れる部分が突出した設計になっているのも特徴と言えます。

こちらも使っていく毎に味わいのあるシャビーな色合いになっていきますのでそれも一つの愛着がわく由縁でもあります。そうした風合いになると使い込んだ感があっていいですよね。

こんな大容量にも応える日本のブリキのジョウロ

ブリキには耐久性があるというご紹介をしましたが、日本製の10リットルも水が入るジョウロもあります。口から取っ手までの全長は約90ｃｍ、胴体の直径2０ｃｍ以上、高さも３0cm以上ある大容量のジョウロです。こんな大容量も耐久性のあるブリキだからこそ実現しているとも思えます。

広い範囲に水を撒くには大事な大容量タイプですよね。１０リットルも水が入ると重たいので両手でしっかり支えられるようになっていて頼もしいブリキのジョウロと言えます。

沢山の水を入れても優しい水遣りができるように、ジョウロの先端の蓮口と呼ばれる口先では少しずつ繊細な水が撒けるような細かな穴の蓮口が工夫されています。

こんな幅広の蓮口も付いていて、花壇などの広範囲にしかも細かいシャワーで水遣りができるようになっています。蓮口が付いているタイプのジョウロではその穴の細やかさによって優しい水が出るようになっているように工夫されたものがいいジョウロと言えます。

ブリキのジョウロの魅力とは

　いかがでしたか。ブリキのジョウロを様々な国のものからご紹介しました。伝統的な形に基づいてあまり変わっていないのがブリキのジョウロではないでしょうか。古くから機能的な形を追求してとてもおしゃれな形になっていたのがブリキのジョウロです。シンプルがゆえに機能的な美しい形を取っているといえるのではないでしょうか。

取っ手の丸いフォルムや水がこぼれないように工夫された入れ口、そして先端の細い口先、そして細かな穴の蓮口など、そのどれもにそれぞれに機能性が考えられています。

また、ブリキのジョウロの耐久性も魅力の一つであり、プラスチックのジョウロが開発された今も愛好者がいて長年に渡って使い続けられ愛されている物とも言えます。