ガーデニング

トマトに実がならない?そんな時の原因と対処法は?

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ここでは、ミニトマトをプランターで育てる場合の育て方と実のならせ方についてご紹介したいと思います。以前に苗をもらってミニトマト位、実をならせることができると高をくくっていたのですが、失敗した体験もあり、原因と対処法についてもご紹介したいと思います。

そんな失敗した同じ悩みを持っている方に家庭菜園の第一歩として、ミニトマトの収穫から再チャレンジして頂ければと思います。

ミニトマトをプランターで育てるコツは?

ミニトマトは種から育てることもできるのですが、初心者の場合は苗から育てるのがやはり育てやすいと言えます。

その際に大事なことは実は苗選びです。どんな苗を選んだらいいのかがわからないままに選んでしまうとそこでつまずいてしまうことがあります。しっかり実をならせるために苗選びのコツをまずは知ることが必要です。

いい実を付けるためには苗選びが肝心!

いい実を付ける苗の条件は、やはり病気にかかっていなかったり、栄養状態が悪くなっていないかをチェックすることです。

苗の状態が悪いとすぐに実を付けないまま病気で枯れてしまう事もあり、苗選びは慎重に行うことが大事です。葉っぱには病気が出やすく健康かどうかもわかりやすいために黄色いや斑点がある、縮れているなどの葉っぱは控えます。

いい苗選びの条件について詳細をご紹介すると、

・茎が太く節間が狭い
・葉が濃い色
・本葉が7枚以上付いている
・最初の一番花が咲いているかまたは蕾がある
・葉の裏や茎、新芽に害虫が付いていない
・ポットの底から少し白い根が見えていて茶色くなっていない
・根がグラグラしない
・できれば双葉が残っている

特に本葉が7枚以上付いていない苗は、花や蕾も付いていないことも多いため注意が必要です。とにかく本葉が多く付いている元気な苗を選びます。

また、一段目の蕾がある苗をできるだけ選び、そうした元気な苗を選ぶことがいい実をならせる秘訣だということをしっかり念頭に入れて苗選びから頑張りましょう。

トマトは根の生育が盛んな植物!カルシウムが大事!?

プランターに植え替えを行う際には、深さ30cmはある深型の野菜用プランターを準備することが大事です。

そして、トマトを植える土について注意すべきは、カルシウム不足です。カルシウム不足になると根腐れを起こしますので野菜用培養土などを買う場合はカルシウムが入っているかチェックしたり、自分で苦土石灰などを加えてあげます。トマト専用の培養土であればあらかじめ入っていますので安心です。

また、プランターへ植え付ける際の注意点は、根鉢が崩れないようにそのまま浅植えにすることが大事です。

トマトって水はあまり要らない?

よく聞くのが乾燥気味でもトマトは育つのではないかという事ですが、雨の少ない所に育つ野菜ですが、乾燥し過ぎるのはよくありません。

特に植え付けから根が張るまでの2週間は乾いたら水をたっぷりとやることが基本と言われます。

また、この時に注意しなければいけないのは、深型のプランターなどを使っている場合に表面は乾いていても中は土が湿っているということがわからないことです。そんな時には、割り箸を刺して中の土の様子を確認することも大事なことです。

水遣りの頻度は実がなると少なくする!

この水遣りについては、実はトマトの場合は実がなったら少し少なくするのが理想です。実がなったら乾燥気味の方がおすすめで、葉っぱがしおれたらやるという風に頻度を変えます。

実がなるまではしっかり水をやり、実がなってからは乾燥気味にというのがトマトの育て方と言えます。

また、一段目の実がピンポン玉程度に育ったら、今度は追肥を行っていきます。

2週間に1度行い、水重視から実を大きくするための肥料重視にシフトしていきます。週1回の液肥でも大丈夫です。

トマトの実がならない原因と対処法は?

さて、大きく枝は成長してきたのに、実がならないや大きくならない等の場合の原因とその対処法について次にご紹介します。

・最初の一番花が上手く実を結ばない時は注意!

ミニトマトもトマトも同じことが言えるのですが、最初の1番花が上手く授粉し実を結ばないと、その後の実もうまくならなくなることがあります。一番花の時にはまだ気温が低い頃で昆虫による自家受粉ができずに上手く実を結んでくれないということがある場合です。

この場合には、人工授粉をホルモン剤を使って行い、住友化学園芸のトマトの実つきを良くする「トマトトーン」という市販のスプレーなどを散布してあげます。

・葉っぱばっかりで実がならない時の対処法は?

トマトは脇芽がよく出ますが、この脇芽を摘み取ってあげることで養分が分散するのを防ぎいい実を付けることができます。脇芽かきをしないと葉っぱばかりで実がならないということも起こってきます。栄養を実に集中させて行き渡させることが重要となります。

・夏場に30度を超えると実に影響が!

生育適温は昼間でも25度前後が理想のため、30度を超えると実があまりならなくなっていきます。また、光が弱すぎると、実が落下したりしますので光は強い方がいいのですが、気温にはくれぐれも注意してあげます。

トマトの病気に注意!雨の日の注意点も!

脇芽かきをすると言いましたが、脇芽かきは、雨の日ですと病原菌に侵されやすいので晴れた日を選んでやるような注意も必要です。また、梅雨時は、根元にわらや腐葉土をしいて泥の跳ね返しによる病気からトマトを守ってあげることも大事です。

病気を心配し、雨の日はなるべく色々な作業をなるべく行わないこと、敷きわらで根元を守ってあげることなどが注意点と言えます。

このように、病気に注意してあげる事や実がなってからの追肥などのポイントを抑えることで次は沢山の実をならせてみませんか。対処策もわかってきましたので今度はぜひ自信を持って育ててみませんか!

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