青天白日の意味・使い方
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そのままの意味だと、よく晴れた青い空に太陽の光が輝いている、という意味です。
そこから転じて、心にやましい部分がまったくないこと、もしくは無実・潔白であることが明らかになることのたとえ。
そこから転じて、心にやましい部分がまったくないこと、もしくは無実・潔白であることが明らかになることのたとえ。
由来
よく晴れていて雲ひとつない空に太陽が燦々と輝いているという場面から連想されて、心の中にやましい部分、罪を犯した心がまったく存在しない、潔白であるということを意味するようになりました。さらにそこから派生して、罪を疑われていたことに対して疑いが晴れて、無実が認められるという意味にもなりました。
もとは中国の唐の時代の文学者である韓愈が記した「崔群与書」に、
「青天白日は、奴隷も亦其の清明を知る」
と記されていることが起源です。
よく「晴天」と間違えて漢字が書かれることが多いのですが、正しくは「青天」です。これは青く澄んだ空を天井に見たてたことからきている「青天」なのです。それに明るく輝く太陽のことを意味する「白日」をつけた言葉で、「白日晴天」ということもあります。
英語表現では、
have clean hands.
(きれいな手である)
とあり、これは実際に衛生的に手が綺麗ということではなく、「悪事に手を染めていない」という意味での「綺麗な手」ということです。日本語でも悪事に手を染めることを「手を汚す」という言い方があります。これも実際に手が汚くなることではないのです。
昔からある四字熟語ですが、現在にいたっても使われている意味合いは変わっていません。「もともと無実」と「疑いが晴れて無実が証明される」の二つの意味があることには注意しておきましょう。
もとは中国の唐の時代の文学者である韓愈が記した「崔群与書」に、
「青天白日は、奴隷も亦其の清明を知る」
と記されていることが起源です。
よく「晴天」と間違えて漢字が書かれることが多いのですが、正しくは「青天」です。これは青く澄んだ空を天井に見たてたことからきている「青天」なのです。それに明るく輝く太陽のことを意味する「白日」をつけた言葉で、「白日晴天」ということもあります。
英語表現では、
have clean hands.
(きれいな手である)
とあり、これは実際に衛生的に手が綺麗ということではなく、「悪事に手を染めていない」という意味での「綺麗な手」ということです。日本語でも悪事に手を染めることを「手を汚す」という言い方があります。これも実際に手が汚くなることではないのです。
昔からある四字熟語ですが、現在にいたっても使われている意味合いは変わっていません。「もともと無実」と「疑いが晴れて無実が証明される」の二つの意味があることには注意しておきましょう。
実際に使用されている例
この青天白日という言葉は中華民国の国旗の模様としても使用されました。
中華民国の国旗は正しくは「青天白日満地紅旗」と呼ばれており、国旗の左上部分に描かれている青天白日の模様は中華民国の国章であり、中国国民党の党章でもあります。これが作られたときには中国国民党の前身組織である中国革命同盟会のシンボル旗として作られたのですが、革命指導者である孫文は中華民国の国旗としても使用しようとします。
しかしこの青天白日の模様は大日本帝国の国旗であった日章旗と類似しているというところと、全体的に地味な印象になるということから、これをベースにして赤い色合いを加えて青天白日満地紅旗になったとされています。
中華民国の国旗は正しくは「青天白日満地紅旗」と呼ばれており、国旗の左上部分に描かれている青天白日の模様は中華民国の国章であり、中国国民党の党章でもあります。これが作られたときには中国国民党の前身組織である中国革命同盟会のシンボル旗として作られたのですが、革命指導者である孫文は中華民国の国旗としても使用しようとします。
しかしこの青天白日の模様は大日本帝国の国旗であった日章旗と類似しているというところと、全体的に地味な印象になるということから、これをベースにして赤い色合いを加えて青天白日満地紅旗になったとされています。
使用法、使用例
「良かった、もう釈放されたんだね」
「もともと俺は青天白日なんだ。何もやっちゃあいなかったんだからな」
「もともと俺は青天白日なんだ。何もやっちゃあいなかったんだからな」