容姿端麗の意味・使い方
関連キーワード
顔立ちや体型が整っていて美しいこと。
由来
「容姿」は顔立ちや姿かたち、体型、などの外見。
「端麗」は姿かたちが整っていて美しいこと。
直接の語源ははっきりとはしませんが、約2000年前の中国の歴史書「後漢書」の中で、皇后の人柄のことを「姿色端麗」と表現しているものが由来と言われています。現在の中国語でも「容姿端麗」という言葉はありません。
日本では、唐木順三の「天下と世」において、
「維盛(これもり)は容姿端麗、後白河法皇の五十歳の賀の折、桜花をかざして青海波を舞った若い姿が、衆目の感嘆するところとなって桜海少将と愛称されたという。」
という文があります。
また、菊池寛の「厳島合戦」において、
「三男の隆景は時の人これを楊柳とよんで容姿端麗な武士であった」
と記されています。
どちらも見た目が整っていて爽やかな若武者というイメージを強く表している表現となっています。
「端麗」は姿かたちが整っていて美しいこと。
直接の語源ははっきりとはしませんが、約2000年前の中国の歴史書「後漢書」の中で、皇后の人柄のことを「姿色端麗」と表現しているものが由来と言われています。現在の中国語でも「容姿端麗」という言葉はありません。
日本では、唐木順三の「天下と世」において、
「維盛(これもり)は容姿端麗、後白河法皇の五十歳の賀の折、桜花をかざして青海波を舞った若い姿が、衆目の感嘆するところとなって桜海少将と愛称されたという。」
という文があります。
また、菊池寛の「厳島合戦」において、
「三男の隆景は時の人これを楊柳とよんで容姿端麗な武士であった」
と記されています。
どちらも見た目が整っていて爽やかな若武者というイメージを強く表している表現となっています。
意味の変遷
見た目が整っているという意味でよく「眉目秀麗」との区別が問題となります。似た意味で使用されるこの二つですが、実は少し相違点があるのです。
眉目秀麗とは「眉」と「目」が美しいという書き方がされています。つまり「顔」がととのっていることを指しているのです。それもイメージとしては、キリリとした眉と目で男らしいはっきりした顔つきの男性に対して使う言葉なのです。
それに対して容姿端麗は「顔、体型、髪型」など全般を指します。しかも基本的には女性に対して使う言葉という点で異なっているのです。例外は先ほど例に挙げた二つの書物に記されているように「若くて美しい中世的な感じを漂わせる美少年、もしくは美青年」に対して使うことです。つまり容姿端麗は女性か若くて美しい男性に対して使う言葉なのです。
基本的に容姿端麗にはマイナスイメージはありません。もし他人に「容姿端麗」と言われたら素直に褒め言葉として受け取って問題はないでしょう。ただことさらに容姿端麗を強調して内面に触れない場合は、「外見だけは美しい」と意味としてとられることがあるので注意が必要です。
眉目秀麗とは「眉」と「目」が美しいという書き方がされています。つまり「顔」がととのっていることを指しているのです。それもイメージとしては、キリリとした眉と目で男らしいはっきりした顔つきの男性に対して使う言葉なのです。
それに対して容姿端麗は「顔、体型、髪型」など全般を指します。しかも基本的には女性に対して使う言葉という点で異なっているのです。例外は先ほど例に挙げた二つの書物に記されているように「若くて美しい中世的な感じを漂わせる美少年、もしくは美青年」に対して使うことです。つまり容姿端麗は女性か若くて美しい男性に対して使う言葉なのです。
基本的に容姿端麗にはマイナスイメージはありません。もし他人に「容姿端麗」と言われたら素直に褒め言葉として受け取って問題はないでしょう。ただことさらに容姿端麗を強調して内面に触れない場合は、「外見だけは美しい」と意味としてとられることがあるので注意が必要です。
使用法、使用例
「なあ、俺に紹介してくれるっていう女性はどんな人なんだい?」
「容姿端麗、頭脳明晰な女性さ、かなり期待してくれていいと思うよ」
「容姿端麗、頭脳明晰な女性さ、かなり期待してくれていいと思うよ」
類似した意味の四字熟語
閉月羞花(へいげつしゅうか)・・・月も恥じて隠れてしまい、花も己を恥じるほどの美しさを誇る女性のこと。
眉目清秀(びもくせいしゅう)・・・顔のつくりが美しく整っている様子。基本的には男性に対して使用する。
眉目清秀(びもくせいしゅう)・・・顔のつくりが美しく整っている様子。基本的には男性に対して使用する。