「シマトネリコ」はシンボルツリー、「トネリコ」は庭木目隠しにオススメ
関連キーワード
「トネリコ」はその姿もすっきりとしていて今人気となっている木ですが、「トネリコ」について意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
例えば「トネリコ」と「シマトネリコ」がありますが、それらはどう違うのでしょうか。よく混同される「トネリコ」と「シマトネリコ」について、その違いについてももっと知ってみたいと思います。
★趣味時間おすすめガーデニング動画はこちら★
ラナンキュラスの球根の植え方
例えば「トネリコ」と「シマトネリコ」がありますが、それらはどう違うのでしょうか。よく混同される「トネリコ」と「シマトネリコ」について、その違いについてももっと知ってみたいと思います。
「トネリコ」はどんな仲間?
「トネリコ」は、どんな木かと言いますと、モクセイ科落葉高木です。高さ10m〜15mにも大きくなる木で成長が早いのも特徴です。
「トネリコ」という名前は変わっていますが、木の皮を煮た状態のニカワを墨と一緒にして練って写経などに使っていた歴史があります。そのことから「共に練る濃」ということで「トネリコ」という名前になったそうです。
また、もう一つの由来は、樹皮に付着している蝋物質を戸に塗って滑りをよくしていたことから「戸に塗る木(トニヌルキ)」がいつのまにか変わって「トネリコ」と言われるようになったという説もあります。
樹皮は灰色がかったような色をしていてその樹皮がまた目薬や下痢止めなどに使われることもあるようです。
また、「トネリコ」は葉の色が濃く大きめの葉が特徴です。日本を原産地として英名で「Japanese Ash」と言われています。昔は田んぼの畔などによく植えられていた木ですが、今ではこの「トネリコ」よりも「シマトネリコ」の方が庭木によく植えられることが多くなっています。
5月頃に小さな白い花が円錐状のかたまりで咲く様子にも人気があります。
「トネリコ」という名前は変わっていますが、木の皮を煮た状態のニカワを墨と一緒にして練って写経などに使っていた歴史があります。そのことから「共に練る濃」ということで「トネリコ」という名前になったそうです。
また、もう一つの由来は、樹皮に付着している蝋物質を戸に塗って滑りをよくしていたことから「戸に塗る木(トニヌルキ)」がいつのまにか変わって「トネリコ」と言われるようになったという説もあります。
樹皮は灰色がかったような色をしていてその樹皮がまた目薬や下痢止めなどに使われることもあるようです。
また、「トネリコ」は葉の色が濃く大きめの葉が特徴です。日本を原産地として英名で「Japanese Ash」と言われています。昔は田んぼの畔などによく植えられていた木ですが、今ではこの「トネリコ」よりも「シマトネリコ」の方が庭木によく植えられることが多くなっています。
5月頃に小さな白い花が円錐状のかたまりで咲く様子にも人気があります。
「トネリコ」と「シマトネリコ」の違いは
「トネリコ」と「シマトネリコ」の違いについてですが、「シマトネリコ」もモクセイ科の同じトネリコ族で5m〜20mにも大きく育つ木です。一見似ていますが、大きな違いは、「トネリコ」が落葉高木に対して「シマトネリコ」が常緑高木という点です。
また、園芸店で「トネリコ」として販売されていても「シマトネリコ」の場合が多いことがよくあります。「シマトネリコ」は常緑樹ですので新芽に生え変わる時期だけが葉が落ちますのでそれによって区別できます。
落葉高木がほとんどの中で常緑の「シマトネリコ」は実は貴重な存在といえるものです。日本の沖縄や台湾、中国、フィリピンなどの温かい亜熱帯地域が原産地の「シマトネリコ」です。
成長も「トネリコ」よりも「シマトネリコ」の方がスピードが早いと言われ、10年で高さが5〜7mにも成長すると言われます。そこで最初から「シマトネリコ」の場合には成長を見越して庭に植えることも大切です。
「シマトネリコ」の方が常緑であるという点やその爽やかな南国風の姿が人気で、洋風の庭木として最近はよく使われています。
庭のシンボルツリーとして植える人も多いのではないでしょうか。葉っぱの色が明るい緑色で少し小さめなのもさわやかな印象を与えます。細かな葉っぱから降り注ぐ木漏れ日がおしゃれで洋風の庭づくりにおすすめです。
斑入りの葉っぱなども人気で涼しげな印象となります。
一方で「トネリコ」は大木で、あまり剪定を好まないことや剪定すると樹形が乱れやすい点があります。枝ぶりがあまりきれいにならないために庭木としてはあまり使われなくなったという経緯もあります。
それに対する「シマトネリコ」は、1本でもシンボルツリーとして植えて絵になる樹形が特徴です。そうしたことが庭木にも好まれているのでしょう。ただ、「トネリコ」よりもさらに成長が早い特性もありますので、庭に植えた場合には剪定をする必要もあります。
きれいに剪定して形を整えていくことが大切です。
また、園芸店で「トネリコ」として販売されていても「シマトネリコ」の場合が多いことがよくあります。「シマトネリコ」は常緑樹ですので新芽に生え変わる時期だけが葉が落ちますのでそれによって区別できます。
落葉高木がほとんどの中で常緑の「シマトネリコ」は実は貴重な存在といえるものです。日本の沖縄や台湾、中国、フィリピンなどの温かい亜熱帯地域が原産地の「シマトネリコ」です。
成長も「トネリコ」よりも「シマトネリコ」の方がスピードが早いと言われ、10年で高さが5〜7mにも成長すると言われます。そこで最初から「シマトネリコ」の場合には成長を見越して庭に植えることも大切です。
「シマトネリコ」の方が常緑であるという点やその爽やかな南国風の姿が人気で、洋風の庭木として最近はよく使われています。
庭のシンボルツリーとして植える人も多いのではないでしょうか。葉っぱの色が明るい緑色で少し小さめなのもさわやかな印象を与えます。細かな葉っぱから降り注ぐ木漏れ日がおしゃれで洋風の庭づくりにおすすめです。
斑入りの葉っぱなども人気で涼しげな印象となります。
一方で「トネリコ」は大木で、あまり剪定を好まないことや剪定すると樹形が乱れやすい点があります。枝ぶりがあまりきれいにならないために庭木としてはあまり使われなくなったという経緯もあります。
それに対する「シマトネリコ」は、1本でもシンボルツリーとして植えて絵になる樹形が特徴です。そうしたことが庭木にも好まれているのでしょう。ただ、「トネリコ」よりもさらに成長が早い特性もありますので、庭に植えた場合には剪定をする必要もあります。
きれいに剪定して形を整えていくことが大切です。
「トネリコ」と「シマトネリコ」の楽しみ方
「トネリコ」の場合には、葉っぱが大きいので目隠しのように隣の家との境などに植えるのもいいでしょう。
また、落葉樹ですので冬になって葉が落ちることで季節を感じることを楽しみたい人にもおすすめです。
「シマトネリコ」はどちらかというと、半日陰でも育てられますのでいろいろな所に植えることができます。葉っぱが明るく樹形がきれいですので観葉植物のように室内の明るい窓辺などでも育てることができます。
庭でシンボルツリーのように植えたり、室内で観葉植物のように楽しむことができるのが人気です。
また、落葉樹ですので冬になって葉が落ちることで季節を感じることを楽しみたい人にもおすすめです。
「シマトネリコ」はどちらかというと、半日陰でも育てられますのでいろいろな所に植えることができます。葉っぱが明るく樹形がきれいですので観葉植物のように室内の明るい窓辺などでも育てることができます。
庭でシンボルツリーのように植えたり、室内で観葉植物のように楽しむことができるのが人気です。
「トネリコ」「シマトネリコ」の個性を楽しんで
いかがでしょうか。落葉高木の「トネリコ」と常緑高木の「シマトネリコ」は異なるものであることがわかっていただけたでしょうか。
それぞれに楽しみ方があり、落葉することを楽しんだりするには「トネリコ」を植えるといいでしょう。
また洋風の南国風の雰囲気を楽しむならば「シマトネリコ」を植えるとおしゃれな雰囲気の庭を造ることができます。ちょっと和風の庭とは合わないこともありますので洋風の家、庭と合わせて植えてみましょう。
涼しげで爽やかな印象の「シマトネリコ」は、最初は観葉植物として育てるところからスタートしてみるのもいいかもしれません。大きく育ちますので自分なりに剪定をして美しい姿を楽しんでみてもいいのではないでしょうか。
それぞれに楽しみ方があり、落葉することを楽しんだりするには「トネリコ」を植えるといいでしょう。
また洋風の南国風の雰囲気を楽しむならば「シマトネリコ」を植えるとおしゃれな雰囲気の庭を造ることができます。ちょっと和風の庭とは合わないこともありますので洋風の家、庭と合わせて植えてみましょう。
涼しげで爽やかな印象の「シマトネリコ」は、最初は観葉植物として育てるところからスタートしてみるのもいいかもしれません。大きく育ちますので自分なりに剪定をして美しい姿を楽しんでみてもいいのではないでしょうか。
大きく育ったシマトネリコは寒冷地の庭植えにおすすめ
「トネリコ」というと、落葉樹で樹高15mくらいまで育つ日本原産の「トネリコ」、常緑樹で熱帯原産の「シマトネリコ」、北欧神話で世界樹の木として知られる「セイヨウトネリコ」、ホワイトアッシュの別名のある「アメリカトネリコ」などがよく知られています。
「トネリコ属」に分類される木は数多くあり、寒さに弱いイメージが強いのですが、北海道にも複数自生しています。
「トネリコ属」に分類される木は数多くあり、寒さに弱いイメージが強いのですが、北海道にも複数自生しています。
トネリコやシマトネリコは1本立ちより株立がおすすめ
トネリコ属の木は、鉢植えで育てるよりは、庭植えで育てるのに適している、大きく育つ樹木ですが、杉の木のように、1本がすくっと太く高く伸びていくものもあれば、大きくなってもか細いままのものもあります。
トネリコやシマトネリコは、大きくなってもか細いままで、背が高くなっても細木のまま伸びていきます。
もちろん、トネリコもシマトネリコも、1本だけでも育てることは可能です。
しかし、樹高が3mくらいまで育ってもそれほど太い幹にはならないので、1本だけではとてもか細い感じに見えてしまいます。
トネリコ属の木は、バットにも使われる木であることからもわかるように、しなやかにたわむことができる幹になっています。
トネリコやシマトネリコは、1本だけではか細いので、何本もの細い木がより合わさって育つ「株立ち」で育てると見ごたえのある姿になります。
風が当たるとしなやかに幹がたわみ、葉がそよぐ姿には、見ていて飽きのこない美しさがあります。
幹の横から、新しい芽が伸びてきて、徐々に本数が増え、もともとの幹は徐々に太くなっていきます。
トネリコやシマトネリコは、大きくなってもか細いままで、背が高くなっても細木のまま伸びていきます。
もちろん、トネリコもシマトネリコも、1本だけでも育てることは可能です。
しかし、樹高が3mくらいまで育ってもそれほど太い幹にはならないので、1本だけではとてもか細い感じに見えてしまいます。
トネリコ属の木は、バットにも使われる木であることからもわかるように、しなやかにたわむことができる幹になっています。
トネリコやシマトネリコは、1本だけではか細いので、何本もの細い木がより合わさって育つ「株立ち」で育てると見ごたえのある姿になります。
風が当たるとしなやかに幹がたわみ、葉がそよぐ姿には、見ていて飽きのこない美しさがあります。
幹の横から、新しい芽が伸びてきて、徐々に本数が増え、もともとの幹は徐々に太くなっていきます。
トネリコもシマトネリコも成長が早い?
トネリコもシマトネリコも、成長が早いと言われています。
鉢植えで育てていると、どんどん大きくなっていくのが実感でき、剪定を繰り返して大きくなるのをおさえるようにしますが、根の成長も早いので、鉢増しを繰り返して育てる必要があります。
しかし、幹が太くなっていくスピードは、縦に伸びるスピードよりも遥かに遅く、いつまでも細くしなやかなままの姿で細木のままです。
太い幹にならないのは欠点というよりトネリコの美点で、しなやかな細木の状態を長く楽しむことができ、庭植えでも急激に植え場所が足らなくなってしまった!という状態になりにくいため、スペース不足に悩まずにすみ、背の高さが伸びすぎないように気をつけるだけで済みます。
トネリコもシマトネリコも、幹が太くなっていくスピードは遅いのですが、横からどんどんひこばえが出てきやすい性質を持っています。
ひこばえは、株元から切り落としても構いませんが、切り落とさずに育てて本数を増やしていく事もできます。
ひこばえを切らずに育てる場合は、ひこばえが成長していくことができるように、あらかじめ広めにスペースをとっておけば、より管理がしやすくなります。
横に広げたくない場合は、新しく伸びてきたひこばえを株元から切り落としますが、縦方向に伸び過ぎたときは、育ちすぎた太い枝の方を株元から切り落とし、ひこばえの方を育てるようにします。
鉢植えで育てていると、どんどん大きくなっていくのが実感でき、剪定を繰り返して大きくなるのをおさえるようにしますが、根の成長も早いので、鉢増しを繰り返して育てる必要があります。
しかし、幹が太くなっていくスピードは、縦に伸びるスピードよりも遥かに遅く、いつまでも細くしなやかなままの姿で細木のままです。
太い幹にならないのは欠点というよりトネリコの美点で、しなやかな細木の状態を長く楽しむことができ、庭植えでも急激に植え場所が足らなくなってしまった!という状態になりにくいため、スペース不足に悩まずにすみ、背の高さが伸びすぎないように気をつけるだけで済みます。
トネリコもシマトネリコも、幹が太くなっていくスピードは遅いのですが、横からどんどんひこばえが出てきやすい性質を持っています。
ひこばえは、株元から切り落としても構いませんが、切り落とさずに育てて本数を増やしていく事もできます。
ひこばえを切らずに育てる場合は、ひこばえが成長していくことができるように、あらかじめ広めにスペースをとっておけば、より管理がしやすくなります。
横に広げたくない場合は、新しく伸びてきたひこばえを株元から切り落としますが、縦方向に伸び過ぎたときは、育ちすぎた太い枝の方を株元から切り落とし、ひこばえの方を育てるようにします。
大きめのシマトネリコは寒冷地での庭植えにおすすめ
トネリコもシマトネリコも、寒さにとても強いのですが、5℃以上ところで育てるほうがベストと言われています。
トネリコのほうがシマトネリコよりも寒さに強いのですが、暖地では庭植えできても、霜が降りるような地方では庭植えしないほうがいいとされています。
樹高が1mくらいの小さなシマトネリコであれば、それほど寒さには耐性がないため、寒冷地であれば鉢植えで管理して、冬は室内に取り込んで越冬させる必要があります。
しかし、樹高が3mくらいに大きく育っていれば、トネリコでもシマトネリコでも、雪がドカンと降り積もるような寒冷地でも、庭植えで特に防寒処理をしなくても、越冬が可能です。
シマトネリコは本来、熱帯地方の樹木なので、熱帯地方で育てると非常に生育が旺盛で、樹高が高くなりがちですが、寒冷地であれば、冬の寒さが生育を抑えてくれるので、管理がほとんどいらない育てやすい庭植えの木になります。
寒冷地のシマトネリコが5mを超えることはほとんどなく、ゆっくりと時間をかけて徐々に幹が太くなっていきますが、特に剪定しなくても縦方向にはあまり伸びないので、非常に管理がしやすくなります。
寒冷地では、細い枝は寒さで枯れ落ちるため、茂りすぎた枝の剪定もほとんど必要ありません。
縦方向に伸びすぎる心配もなく、美しい樹形がいつまでも維持できるので、世話いらずのシンボルツリーにできます。
トネリコのほうがシマトネリコよりも寒さに強いのですが、暖地では庭植えできても、霜が降りるような地方では庭植えしないほうがいいとされています。
樹高が1mくらいの小さなシマトネリコであれば、それほど寒さには耐性がないため、寒冷地であれば鉢植えで管理して、冬は室内に取り込んで越冬させる必要があります。
しかし、樹高が3mくらいに大きく育っていれば、トネリコでもシマトネリコでも、雪がドカンと降り積もるような寒冷地でも、庭植えで特に防寒処理をしなくても、越冬が可能です。
シマトネリコは本来、熱帯地方の樹木なので、熱帯地方で育てると非常に生育が旺盛で、樹高が高くなりがちですが、寒冷地であれば、冬の寒さが生育を抑えてくれるので、管理がほとんどいらない育てやすい庭植えの木になります。
寒冷地のシマトネリコが5mを超えることはほとんどなく、ゆっくりと時間をかけて徐々に幹が太くなっていきますが、特に剪定しなくても縦方向にはあまり伸びないので、非常に管理がしやすくなります。
寒冷地では、細い枝は寒さで枯れ落ちるため、茂りすぎた枝の剪定もほとんど必要ありません。
縦方向に伸びすぎる心配もなく、美しい樹形がいつまでも維持できるので、世話いらずのシンボルツリーにできます。
シマトネリコは寒いと葉が落ちる
シマトネリコは本来常緑樹ですが、寒さに当たると葉っぱを落としてしまいます。
葉っぱが全て落ちてしまうと、枯れてしまった!?と考えがちですが、枯れたとは限りません。
寒冷地で、シマトネリコを庭植えで育てる場合、毎年秋に葉は全て落ち、春になると新しい葉っぱが茂ってきます。
葉っぱが落ちたから枯れたものと思って、処分しようと考えるのは早計です。
葉が生え始める頃、美しい白いリボンのような花を木全体に咲かせて、雪が降るように散る姿は見応えがあります。
葉っぱが全て落ちてしまうと、枯れてしまった!?と考えがちですが、枯れたとは限りません。
寒冷地で、シマトネリコを庭植えで育てる場合、毎年秋に葉は全て落ち、春になると新しい葉っぱが茂ってきます。
葉っぱが落ちたから枯れたものと思って、処分しようと考えるのは早計です。
葉が生え始める頃、美しい白いリボンのような花を木全体に咲かせて、雪が降るように散る姿は見応えがあります。