サボテンを育てるには水管理が肝心。サボテンの育て方
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サボテンは水やり頻度が多くないことから、育てやすい植物なので、初心者向きだと思われていますが、実際問題として、枯らしてしまう人が多く、植物を育てるのが苦手な人は、「私、サボテンも枯らしてしまうの」という場合が多くあります。
サボテンを上手に育てるには、どういう環境がいいのでしょうか。
水管理さえうまくできれば、育てやすい植物なので、水管理を中心にどうやって育てればよいのか、説明していきましょう。
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サボテンを上手に育てるには、どういう環境がいいのでしょうか。
水管理さえうまくできれば、育てやすい植物なので、水管理を中心にどうやって育てればよいのか、説明していきましょう。
トゲがあってもサボテンでないものも
サボテンって何?多肉植物とどう違うの?と思われることもありますね。
多肉植物は葉っぱなどが肉厚の植物を言い、サボテンも多肉植物の一つです。
「サボテン=トゲのある多肉植物」と考えてほぼ間違いではないのですが、トゲがあってもサボテンでないものもあります。
単にトゲがあるだけではなく、トゲの根元に白い綿毛のような「刺座(しざ)」があるのがサボテンの特徴です。
トゲのある多肉植物でも刺座がなければサボテンではなく、逆に、刺座があれば、トゲがなくてもサボテンになります。
多肉植物は葉っぱなどが肉厚の植物を言い、サボテンも多肉植物の一つです。
「サボテン=トゲのある多肉植物」と考えてほぼ間違いではないのですが、トゲがあってもサボテンでないものもあります。
単にトゲがあるだけではなく、トゲの根元に白い綿毛のような「刺座(しざ)」があるのがサボテンの特徴です。
トゲのある多肉植物でも刺座がなければサボテンではなく、逆に、刺座があれば、トゲがなくてもサボテンになります。
サボテンの原生地は過酷な乾燥地帯
サボテンは、北米〜南米の、過酷な乾燥地帯に自生しています。
乾燥が激しく、昼夜の寒暖の差が大きい環境で、年間を通して降雨量は非常に少ない環境です。
水が全くない時期が長い地域と思いがちですが、実際は年間を通して地中深くには水があります。
日本の、一日中蒸し暑い夏の高温多湿や、冬の寒すぎる環境は、サボテンの生まれたところと全く違う環境なので、サボテンの生育にぴったりの環境とは言えません。
ほとんどのサボテンが夏は活動を弱め、冬は休眠するので、生育期は春と秋の気候のよい時期のみになります。
乾燥が激しく、昼夜の寒暖の差が大きい環境で、年間を通して降雨量は非常に少ない環境です。
水が全くない時期が長い地域と思いがちですが、実際は年間を通して地中深くには水があります。
日本の、一日中蒸し暑い夏の高温多湿や、冬の寒すぎる環境は、サボテンの生まれたところと全く違う環境なので、サボテンの生育にぴったりの環境とは言えません。
ほとんどのサボテンが夏は活動を弱め、冬は休眠するので、生育期は春と秋の気候のよい時期のみになります。
生育期のサボテンの水やりはメリハリをつけて
サボテンを枯らす最大の原因は、水のやりすぎと水のやらなさすぎです。
植物なので全く水やりしないと枯れて、ミイラのようにカスカスになってしまいます。
また、水をやりすぎると、枯れるというよりもぶよぶよしてきて腐ってしまいます。
春と秋の生育期での、一般的なサボテンの水やり方法は、2つあります。
底から流れ出るまで水やりする方法と、水を入れたバケツに鉢をつけて、土全体に水がしみこんだら水から出す方法です。
水やりするのは、土がかなり乾いてからで、水やりした後はしっかりと水切りして、水残りがないようにします。
品種によっては他よりももっと乾燥気味を好むものや、水やり頻度を高くした状態を好むものもあるので、サボテンごとに様子を見て加減します。
水やりするタイミングがわかりにくいときは、持ち上げて鉢がとても軽い状態になるか、鉢底石を鹿沼土に変えておき、鹿沼土が乾いて白い色になってきたら水やりするタイミング、と判断するとわかりやすくなります。
生育状態がよいと、驚くほどきれいな花も咲かせてくれます。
植物なので全く水やりしないと枯れて、ミイラのようにカスカスになってしまいます。
また、水をやりすぎると、枯れるというよりもぶよぶよしてきて腐ってしまいます。
春と秋の生育期での、一般的なサボテンの水やり方法は、2つあります。
底から流れ出るまで水やりする方法と、水を入れたバケツに鉢をつけて、土全体に水がしみこんだら水から出す方法です。
水やりするのは、土がかなり乾いてからで、水やりした後はしっかりと水切りして、水残りがないようにします。
品種によっては他よりももっと乾燥気味を好むものや、水やり頻度を高くした状態を好むものもあるので、サボテンごとに様子を見て加減します。
水やりするタイミングがわかりにくいときは、持ち上げて鉢がとても軽い状態になるか、鉢底石を鹿沼土に変えておき、鹿沼土が乾いて白い色になってきたら水やりするタイミング、と判断するとわかりやすくなります。
生育状態がよいと、驚くほどきれいな花も咲かせてくれます。
サボテンは夏と冬の水管理に注意して
サボテンは春と秋は生育期なので、土が乾いてくる期間が短めですが、冬はほとんど水を吸わないので、土がかなり乾いてサボテンも乾燥が進んでいるようなときだけ、水やりするようにします。
多い時で1か月おきくらいにして、土が乾いていないようなら先送りするようにします。
夏場も、暑いので水やりをしっかりしたいところですが、休眠気味のため、風通しの良い涼しい日陰において、水やり頻度は冬よりはかろうじて多い程度にしておきます。
水やり方法そのものは、生育期の春と秋と同じ方法をとります。
サボテンの品種によっては、夏に休眠してしまう品種もあり、非常に弱ってくるので、この場合は涼しい日陰に置いて秋になるまで水やりを控えます。
多い時で1か月おきくらいにして、土が乾いていないようなら先送りするようにします。
夏場も、暑いので水やりをしっかりしたいところですが、休眠気味のため、風通しの良い涼しい日陰において、水やり頻度は冬よりはかろうじて多い程度にしておきます。
水やり方法そのものは、生育期の春と秋と同じ方法をとります。
サボテンの品種によっては、夏に休眠してしまう品種もあり、非常に弱ってくるので、この場合は涼しい日陰に置いて秋になるまで水やりを控えます。
サボテンが底穴のない容器に植えられているとき
小さなサボテンを底穴のない容器に寄せ植えしているものを園芸店の店頭でよく見かけますが、適度な水やりをするのがむずかしく、育てにくい容器です。
土を固めた化粧砂のものは、水もしみこみにくく、根が固められて生育にも向いていません。
底穴のない容器のサボテンに水やりする場合は、上からあふれるまでしっかり水やりした後、できる限り水切りをするようにします。
うまく水が切れないことが多く、その場合は根腐れしやすくなってしまうので、できれば鉢穴のある容器にサボテン用の土や小粒の赤玉土を使って植え替えるようにしましょう。
土を固めた化粧砂のものは、水もしみこみにくく、根が固められて生育にも向いていません。
底穴のない容器のサボテンに水やりする場合は、上からあふれるまでしっかり水やりした後、できる限り水切りをするようにします。
うまく水が切れないことが多く、その場合は根腐れしやすくなってしまうので、できれば鉢穴のある容器にサボテン用の土や小粒の赤玉土を使って植え替えるようにしましょう。
タイミングを計りたくないなら水栽培も
全てのサボテンでうまくいくとは言えませんが、サボテンを水栽培することも可能です。
大型に育ったものは、特に新しい環境に適応しにくいので、始めるなら小さなミニサイズのものからはじめて大きく育てましょう。
サボテンの鉢を外して、土を取り除き、根についた土をきれいに水洗いしたら、付け根に近い部分の根だけ残して清潔なカッターナイフなどで切り落とします。
切り口を1週間ほど乾かしてから、水栽培します。
水はできるだけ毎日取り換えて、根でも呼吸するので根の一部は水から出して、株元まで水につかっていない状態で栽培します。
水栽培に適した新しい根が伸びてくれば栽培に成功しています。
根が腐ってくるようなら、清潔なカッターなどで腐った部分を取り除き、切り口が乾いてからもう一度水栽培に挑戦してください。
大型に育ったものは、特に新しい環境に適応しにくいので、始めるなら小さなミニサイズのものからはじめて大きく育てましょう。
サボテンの鉢を外して、土を取り除き、根についた土をきれいに水洗いしたら、付け根に近い部分の根だけ残して清潔なカッターナイフなどで切り落とします。
切り口を1週間ほど乾かしてから、水栽培します。
水はできるだけ毎日取り換えて、根でも呼吸するので根の一部は水から出して、株元まで水につかっていない状態で栽培します。
水栽培に適した新しい根が伸びてくれば栽培に成功しています。
根が腐ってくるようなら、清潔なカッターなどで腐った部分を取り除き、切り口が乾いてからもう一度水栽培に挑戦してください。
サボテンの植え替えと土
サボテンはできれば毎年植え替えたほうがよく、植え替えは春と秋の生育期のはじめごろが適しています。
植え替えることで根にダメージを受けるので、リカバリーできる期間が長くとれるように、生育期のはじめを選ぶようにします。
市販の粒状のサボテン用の土を使うと便利ですが、超小粒の赤玉土(芝目土)に川砂などをブレンドしたものもおすすめです。
排水性の向上と、水管理をしやすくするために、鉢底に中〜小粒の鹿沼土を入れておくと色で乾燥具合もわかって便利です。
鉢を外したら、古い土をできるだけ落とし、伸びすぎた根を清潔なカッターなどで切って整理したら、日陰で4日〜1週間程度乾かしてから、乾いた新しい土で植えつけます。
植え付け後すぐには水やりしないで、1週間程度してから水やりを再開します。
土の中の水分が多すぎる状態にならないように、根が余裕をもって入る程度の大きさの鉢に植えるようにしましょう。
植え替えることで根にダメージを受けるので、リカバリーできる期間が長くとれるように、生育期のはじめを選ぶようにします。
市販の粒状のサボテン用の土を使うと便利ですが、超小粒の赤玉土(芝目土)に川砂などをブレンドしたものもおすすめです。
排水性の向上と、水管理をしやすくするために、鉢底に中〜小粒の鹿沼土を入れておくと色で乾燥具合もわかって便利です。
鉢を外したら、古い土をできるだけ落とし、伸びすぎた根を清潔なカッターなどで切って整理したら、日陰で4日〜1週間程度乾かしてから、乾いた新しい土で植えつけます。
植え付け後すぐには水やりしないで、1週間程度してから水やりを再開します。
土の中の水分が多すぎる状態にならないように、根が余裕をもって入る程度の大きさの鉢に植えるようにしましょう。
サボテンの簡単な増やし方
サボテンの増やし方もいろいろありますが、一番簡単な方法は、大きくなったサボテンの一部を切り落とし、乾いた土の上に置くだけです。
2週間程度は水やりをする必要はありません。
土の中に根が伸びてグラグラしなくなったら根付いています。
干からびてしまったものは失敗なので、取り除いておきましょう。
2週間程度は水やりをする必要はありません。
土の中に根が伸びてグラグラしなくなったら根付いています。
干からびてしまったものは失敗なので、取り除いておきましょう。
サボテンの日当たりと置き場所
サボテンはよく日の当たる、雨の当たらない場所で管理します。
寒さに強いものが少ないので、屋外栽培しているものは、気温が5℃を下回る前に室内に鉢を取り込むようにしましょう。
通年室内栽培することも可能ですが、なるべく日当たりのよい場所で管理し、徒長するようならもう少し日当たりのよい場所に移します。
通年室内栽培しているサボテンを急に直射日光のもとに出すと葉焼けして、場合によっては枯れてしまうので、屋外に出す場合は寒さの和らいだ春先からにしましょう。
室内栽培していると風通しが悪くなるので、カイガラムシやハダニが付きやすいので、見つけたら取り除くようにします。
アブラムシやナメクジなど、屋外ではいろいろな虫が寄ってくるので、サボテンを食べるつもりがないなら、あらかじめ土にオルトランなどの殺虫剤を少量混ぜておくのがおすすめです。
作業をするときはとげに注意してください。
寒さに強いものが少ないので、屋外栽培しているものは、気温が5℃を下回る前に室内に鉢を取り込むようにしましょう。
通年室内栽培することも可能ですが、なるべく日当たりのよい場所で管理し、徒長するようならもう少し日当たりのよい場所に移します。
通年室内栽培しているサボテンを急に直射日光のもとに出すと葉焼けして、場合によっては枯れてしまうので、屋外に出す場合は寒さの和らいだ春先からにしましょう。
室内栽培していると風通しが悪くなるので、カイガラムシやハダニが付きやすいので、見つけたら取り除くようにします。
アブラムシやナメクジなど、屋外ではいろいろな虫が寄ってくるので、サボテンを食べるつもりがないなら、あらかじめ土にオルトランなどの殺虫剤を少量混ぜておくのがおすすめです。
作業をするときはとげに注意してください。