プラバン

プラバンキーホルダーの作り方!

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子供のころに作ったプラ板のキーホルダー。自分の思うままにペンを走らせ、子供の工作というイメージのままの方も多いかもしれません。
縮んだだけでかわいく繊細な雰囲気になるプラ板は、大人でも楽しめる趣味の一つとして多くの人に愛されています。作って、持って、楽しくなるオリジナルのキーホルダーを作ってみましょう。
簡単にプラ板に柄をつける方法をご紹介します。きっと子供のクラフトを凌駕する完成度に満足します。ぜひ挑戦してみてください。
1.トレースする

まずは、絵を描くのが苦手でも簡単に繊細な出来栄えが実現できる方法です。お気に入りの図案や写真などをトレースしてみましょう。写真の場合、人物は少し難しいですが小物などのオブジェクトなら簡単に始められます。プラ板は縮んで色が濃くなるので、色にこだわりたい場合は発色を試してから実際に着色しましょう。

ロゴキーホルダー

パソコンで作ったロゴをトレースしています。フリーハンドでは難しいフォントもトレースすることで安定したテキストに。黒の極細油性ペンを使ってデザインを描き、背景に白のマニキュアを使用しています。背景に色を付けるとさらに細いラインを際立たせ、モノトーンのコントラストが大人雰囲気にも。これだけで繊細でおしゃれなデザインになります。形に添ってペンを走らせるだけなので簡単です。

作り方

トレースする紙がずれないように裏からテープで留めてゆっくり慎重に描きましょう。プラ板の表面はツルツルして滑りやすいので慣れるまではちょっと大変ですが辛抱強くゆっくりペンを走らせます。完璧なラインが引けなくても大丈夫。ちょっとずれているくらいが手描き感があってオリジナルの仕上がりに。もし大きく間違ってしまったら、綿棒の先に除光液を少し付けて間違った部分だけをピンポイントでこすります。
除光液ではすぐに消えるので慎重に作業しましょう。綿棒の先端部分で傷をつけないことだけ注意します。完全に乾いてから作業を続けます。
焼いて縮ませたら、油性ペンで描いたのと反対の面にマニキュアを塗って乾かし、マグネットをくっつけて完成です。

2.スタンプを押す

スタンプで手軽にポンと押してしまえば簡単に繊細な仕上がりになります。通常のゴム製スタンプをそのまま使用します。油性インクを必ず使用しましょう。水性だとプラ板がインクをはじいてしまいます。加熱して縮んだ後にはインクが取れやすくなってしまう場合があります。レジンやクラフト用ニスなどでコーティングしてインクの移りを防ぐことをお勧めします。

3.印刷専用のプラ板を使う
印刷用のプラ板なら既製品のようなデザインも思いのままです。プリンターが必要だったり細かい画像加工をしたいときには専用ソフトが要りますが、写真をそのまま印刷することもできます。手書き風のイラストを印刷して好きな形にカットして加熱します。

4.背景に布を貼る
好きな形にカットして、加熱して縮ませてから布を貼ります。手描きでは表現できない布の質感が表現できます。大きい柄だと縮んだプラ板のサイズにデザインが入らないこともあるため、小さい柄を選ぶとよいでしょう。布が良く見えるように、表のデザインは至ってシンプルなものにしましょう。

【例】まあるいネームキーホルダー

表は白の油性ペンを使用しています。布地はダークカラーを使うことで表のデザインが目立ちます。
円形の中に名前を書いているだけのシンプルなデザインなので簡単。縮ませた後はレジンを使って布を貼りつけます。レジンがなければ白化しない接着剤を使いましょう。強力な瞬間接着剤などは液が白くなってしまうので避けます。完全に乾いたらはさみでプラ板の縁に沿って布を切ります。
5.プラバンの表と裏にデザインを描く
プラ板の魅力は厚みがあって奥行きが表現できることです。
プラバンの表と裏にそれぞれデザインを施すだけで手の込んだ印象になります。表になるデザインは通常通りに描き、裏に描くデザインは反対に描きます。表から見たときにデザインが逆にならないように注意しましょう。
これだけでシンプルな図案がかわいらしく変貌しますよ。絵が苦手という方は北欧柄がお勧めです。

【例】北欧風ハウスのキーホルダー

表に家、裏には北欧風のシンプルなパターンを描きます。両面の色を変えることで表面の色が目立ちます。焼く前はプラ板が薄いので重なって見えますが、加熱して縮むと厚みで表裏のデザインに遠近が出ます。その変化も楽しめますね。穴あけパンチで穴をあけ、加熱して縮ませます。

透明のまま使用してもよいですし、裏にアクリル絵の具やマニキュアで色付けするのも違う雰囲気を楽しめますよ。

最後に

プラ板で作れるキーホルダーの作りかたをご紹介しました。マニキュアや布を使ったり、表と裏にデザインを施すだけでプラ板の特徴を最大限に引き出すことができます。

加熱前後の変化にきっとハマるはず!まずは手軽がキーホルダー作成から始めてみましょう。
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