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しっとりとしたサツマイモ本来の甘みが楽しめる芋きんつば 鹿児島の名店もご紹介

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きんつばといえば、小豆餡を薄い小麦粉の皮で包み香ばしく焼き上げたものを思い浮かべる人も多いかと思います。
中身が小豆餡のものも濃厚な甘みが感じられてとても美味ですが、“芋きん”の愛称でお馴染みの芋きんつばも小豆餡とは違った風味があり、特にサツマイモがお好きな方にはおすすめです。今回はそんな芋きんつばの魅力に迫っていきたいと思います。

もともとは丸かった? きんつばの歴史

(写真提供 インスタグラムID:rima.kamo)


きんつばがいつ頃から作られているのかは未だ定かではありませんが、大阪で生まれたお菓子だったと言われています。もともとは上新粉で作った生地で餡を包んだお菓子で、当初は「銀つば」と呼ばれてたそうですが、その製法が江戸に伝わると銀よりも金の方が景気が良いという理由から「きんつば」という名に改められたそうです。 また、現在はきんつばと言えば正方形の形をしたものが一般的ですが、本来は日本刀のつばのような丸く平らな形で成形されたお菓子でした。そんな丸型のきんつばを四角形のものに改良したのが神戸元町に本社を構える本高砂屋の創業者、杉田太吉です。四角い形をしたきんつばの元祖である、本高砂屋の「高砂きんつば」は現在も人気商品として全国で販売されています。

鹿児島名物として人気の「薩摩きんつば」もおすすめ

小豆餡ではなく、サツマイモの餡を薄い生地で包んで焼きあげた「芋きんつば」。東京の下町、浅草では“芋きん”の愛称で親しまれており、東京土産としても人気を博しています。

一方で、鹿児島では特産のサツマイモを使った「薩摩きんつば」という人気の芋きんつばがあります。特に屋久島に本店を構える有限会社馬場製菓が販売している「薩摩きんつば」は、創業100年以上の老舗ならではのこだわりが詰まった逸品です。馬場製菓の「薩摩きんつば」は熟練の職人がサツマイモを練り上げ、ひとつひとつ丁寧に焼き上げて作られており、お芋本来の素朴なおいしさと上品な甘みが楽しまめす。
1箱で黄金いも、隼人いも、紫いも、安納いもという4種類のきんつばが楽しめるので、食べ比べができるところも嬉しいですね。馬場製菓の「薩摩きんつば」は鹿児島県内の店舗やインターネットショップでも購入できるので、ぜひ一度ご賞味ください。

有限会社馬場製菓
本店(屋久島観光センター)住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦799
公式サイト:http://babaseika.info/

自分用のおやつでもお土産にも最適な芋きんつば

いかがでしたか?小豆餡が詰まったノーマルのきんつばとは違い、サツマイモ本来の甘みと素朴な味が楽しめる芋きんつばは、自分用のおやつにもお土産にも最適です。お店によって甘みや風味は異なるので、ぜひお気に入りの芋きんつばを探してみてください。
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