蓋を開けると熱々のラーメンが! 高知県須崎市のご当地グルメ「鍋焼きラーメン」に舌鼓
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一般的に「鍋焼き」と言われると、うどんを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし高知県須崎市では、鍋焼きと言えばラーメンが主流で、市内には通年でこの「鍋焼きラーメン」を提供しているお店も多いとか。今回はそんな「鍋焼きラーメン」の魅力に迫っていきたいと思います。
観光客にも地元の方にも愛されるローカルフード「鍋焼きラーメン」
「鍋焼きラーメン」は、1945年(昭和20年)ごろに創業したとされる須崎市内の食堂「谷口食堂」から誕生したと言われています。当時出前でラーメンを届ける際、冷めてしまわないようにという店主の計らいでホーロー鍋を器にして提供したことが「鍋焼きラーメン」誕生のきっかけだったとか。
「谷口食堂」は現在すでに閉店されていますが、元祖となるその味を後世に伝えようという思いから、須崎市では「須崎名物・鍋焼きラーメンプロジェクトX」を発足しました。伝統の味を守るために7つの定義を設け、「鍋焼きラーメン」の発展や普及、並びにそれらを起爆剤とした地域おこしを目指しています。
「谷口食堂」は現在すでに閉店されていますが、元祖となるその味を後世に伝えようという思いから、須崎市では「須崎名物・鍋焼きラーメンプロジェクトX」を発足しました。伝統の味を守るために7つの定義を設け、「鍋焼きラーメン」の発展や普及、並びにそれらを起爆剤とした地域おこしを目指しています。
あっさりなのにコクのあるスープは絶品! ごはんとの相性も抜群の「鍋焼きラーメン」
(写真提供 クレジット:なお)
「鍋焼きラーメン」の最大の特徴と言えばやはり、ホーローや鉄のお鍋のまま熱々で提供されることにあると思いますが、実は具や麺にも美味しさの秘密が隠されているのです。「鍋焼きラーメン」の具はネギ・生卵・ちくわ(すまき)・親鳥の肉、麺は細麺のストレート、スープは親鳥の鶏ガラしょうゆベースであるのが主流で、これらは「須崎名物・鍋焼きラーメンプロジェクトX」で定められた7つの定義でも言及されています。
しょうゆベースのスープはあっさりでありながらコクがあり、麺との絡みも絶妙です。まずはスープ本来の優しい味を堪能して、その後に卵を崩して食べると味の変化が楽しめます。具もシンプルなので、お腹に余裕がある方はご飯を追加して一緒に食べたり、最後におじや風にして食べたりしてみても良いでしょう。付け合わせのたくあん(古漬け)は程よい酸味で口の中をさっぱりとさせてくれるほか、ご飯との相性もピッタリです。
高知県へ旅行の際はぜひ「鍋焼きラーメン」を食べてみて
(写真提供 インスタグラムID:shimasjima )
観光客にも地元の方にも愛され続けているローカルフード「鍋焼きラーメン」。現在、須崎市内には「鍋焼きラーメン」を出している飲食店が多数あります。
なかには味や具をアレンジしたオリジナルの「鍋焼きラーメン」を提供しているところもあるので、ぜひ高知県須崎市へお越しの際は、いろいろな種類の「鍋焼きラーメン」を味わってみてください。