アロマキャンドルで心を癒す、歴史と使われ方

アロマキャンドルの元になるキャンドルには、長い歴史があります。クレタ島では紀元前3000年頃の燭台が見つかっており、エジプトでは紀元前1300年代に作られたツタンカーメン王の墓から、4つの燭台が発見されました。現在のアロマキャンドルとは違いますが、エジプトでは甘い香りのするミツロウで作られたキャンドルを使っていました。

紀元前3〜4世紀頃には、エジプトやギリシャ、ローマなどでキャンドルが広まりましたが、ミツロウは大変高価だったため、貴族の間や教会などでの使用に限られていたようです。9世紀になると、ヨーロッパでは安価な獣脂で作ったキャンドルが作られ、何世紀にもわたって使用されました。そして19世紀に入ると、イギリスでパラフィンワックスを使った低価格で使いやすいキャンドルが作られるようになりました。

香りのついたキャンドルは、不快なにおいを隠すために中世にヨーロッパで広まり、発展していったようです。19世紀には特にアメリカで人気が高まりました。

アロマキャンドルにはさまざまな楽しみ方があります。

・部屋やお風呂で
アロマキャンドルを部屋やお風呂で使ってみると、気分が変わって楽しいものです。爽快感のあるものやリラックスさせるものなど、香りによって違う効果があるので目的に合ったものを選ぶのがポイントです。

・ヨガや瞑想にも
アロマキャンドルは、ヨガや瞑想に取り組む時にもおすすめです。その際は、心を落ち着かせる香りが向いているでしょう。

・部屋のインテリアに
オシャレなデザインのものが多いアロマキャンドルは、インテリアとしても楽しめます。形や色、香りなど、好みに合わせて選びましょう。

・プレゼントに
アロマキャンドルを親しい人にプレゼントするのもいいですね。リラックスできるものや安眠を促すものなど、いろいろな種類があるので、贈る相手に合わせて選んでください。

アロマキャンドルは、生活に気軽に取り入れられるアイテムです。好みの香りのものを部屋に置いたり、プレゼントとして贈ったりして楽しんでみましょう。