書道を始めるなら揃えたい!大人の書道セット

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書道を始めるなら揃えたい!大人の書道セット

大人になってから書道を始めたいと考える時、書道セットはどうしようか迷うことがあります。
子供用の書道セットはよく見かけます。 学校で書写の時間に使ったり、書道教室へ持って行くビニールのケースのセットが多いですね。 しかし、大人が書道を始める時の書道セットはどうしたら良いのでしょうか。 初めて書道を習う人は、周りの人と違っていたらどうしようとか考えてしまうかもしれません。 書道を始める時に考えたい、大人の書道セットについて紹介します。

子供用の書道セットを持っている場合

小・中学生時代の書道セットが家にあるという人もいるでしょう。
そういう方が大人になって書道を習いに行く場合、すぐには大人の書道セットを買わなくてもいい場合があります。 さすがにビニール製の外側の赤や黒のケースは使わない方が良いかもしれませんが、黒のプラスチックケースなどは大人でも十分使えます。
硯や墨が入り、横に筆を置けるスペースがあるような四角のプラスチックケースです。 ケースに蓋がついている場合、大人用の書道セットと変わらず使えます。 大人が書道教室に入って習う場合、先生に「子供の時の書道セットがあるのですが、それを使っても良いでしょうか」と尋ねてみてください。 おそらく、「すぐに全部新しい物を買いなさい」とおっしゃる先生は少ないでしょう。 「今ある道具を見せてください」と先生がおっしゃるかもしれません。 今持っている道具が使えるなら、最初はそれで十分です。 筆はさすがに古い物だとカチカチに固まっていて使えないことが多いです。 筆は教室によって、先生が薦める筆を生徒が使っていることがよくあります。 筆や墨、墨汁などは新しい物を買う必要が出てきます。 しかし、硯、文鎮、下敷、筆巻きなどは古くても使えます。 書道道具は上達するにしたがって、良い道具が欲しくなってきます。 その時に1つずつ道具を買うという方法もあります。

避けた方が良い大人の書道セットとは?

大人の書道セットを買う場合、教室に持って行くためのセットをまず考えるでしょう。 販売している物には自宅据え置き型と書かれている物もあるので注意してください。 自宅据え置き型を教室に持って行っても差し支えはないのですが、教室の机だと置く場所が限られてきます。 自宅据え置き型の書道セットは大きめの木製収納箱に入っていることがあります。 長テーブルなどでお稽古する場合、自分だけ大きなセットを広げていると、隣の人に迷惑がかかる場合もあります。 教室に持って行く書道セットを探している人は、自宅据え置き型を選ばない方が無難と言えますね。 教室でお稽古をする時は、左にお手本、真ん中に下敷、右側に書道セットを置く場合が多いです。 万が一、自分の書道セットが大きくて、隣の人に迷惑がかかりそうだったら、硯と筆を休ませるための筆置きを置いて、大きなケースは置かないという方法もあります。

大人の初心者が選ぶ書道セットは?

道具は持っていないけれど、まず書道を始めたいという大人の方には蓋つきのプラスチックケースに硯、大筆、小筆、墨、水差し、文鎮、半紙サイズの下敷が入っているセットをお勧めします。
墨汁は大人の場合、使う教室と使わないで全て墨をする教室があります。 墨汁を使う教室であっても、墨汁は先生が指定した物を使うことが多いです。 これらの書道セットは安いもので、3000~5000円くらいで販売されています。 書道用品店がセットにして売っている物もあります。 ただし、大人が新たに書道セットを買う場合、硯は本石の硯を選んだ方が良いです。 子供用の書道セットと大人用の大きな違いは、硯です。 子供用の書道セットに入っているのは、ほとんどセラミック製やプラスチック製の硯です。 軽くて子供には持ち運びが楽だからです。 本石硯は重いですが、墨が良くおりるので大人の方は本石の硯が入っているセットをお勧めします。 大人の高級な書道セットでは数万円するものもありますが、初心者は続くかどうかも考えて選びましょう。 確かに高級な書道セットは、品質の良い筆や墨、名品と言える硯が入っています。 最初に高級な書道セットを買った方がモチベーションが上がるという人もいるでしょう。 上達するにしたがって、1つずつ良い書道道具を揃えていくというのも、書道の楽しみでもあります。

おしゃれな大人の書道セットは?

大人の女性の方で、仕事帰りに書道教室に通いたいという人もいるでしょう。 おしゃれな書道セットを持ち歩きたいという場合もありますね。 そういう人には和柄のクラッチバッグに入った書道セットをお勧めしたいです。もちろん男性の方が持っていてもおしゃれです。 もちろん男性の方が持っていてもおしゃれです。 意外と書道セットを何に入れて持ち運ぶか悩む人が多いです。 書道ケースを風呂敷で包む人もいますし、大きめのトートバッグなどに入れる人もいます。 このような和柄のバッグが最初からついていると便利ですね。 こちらの和柄のバッグ入りの書道セットは、男女問わず人気があります。 また、素敵な硯箱に入った書道セットを使いたい人もいるでしょう。
美しい美濃焼の水差しや筆置き、南天の柄の硯箱を見ると、書道の時間も楽しくなります。 イルカの形の文鎮というのもかわいいです。 贈り物にも良さそうな書道セットですね。

書道セットには漢字用・仮名用がある?

初心者は「初めて書道を習うんですけれど」と言って書道用品店に行けば、店員さんが相談に乗ってくれます。 大人の初心者にふさわしい書道用具を選んでくれます。 しかし、ネットで書道セットを買う場合など、気を付けてほしい点がいくつかあります。 書道セットには漢字用と仮名用があります。 仮名用の書道セットには、仮名用の筆・墨・硯が入っています。仮名を専門に習う場合は仮名用の書道セットをお勧めします。 大人が漢字を楷書から習い、行書へ進むような場合は、漢字用の書道セットを選びましょう。これは漢字用の書道セットで、漢字を書く時にふさわしい筆・墨・硯が入っています。

また、書道セットには写経用とか手のひらサイズの硯箱のセットもあります。 写経を習いに行く場合は、写経用のセットも良いかもしれませんが、初心者が書道のお稽古に行く時に、携帯用の手のひらサイズの書道セットはあまりお勧めできません。 あまりにも小さいサイズの書道セットは、旅先で筆で手紙を書きたい人や、祝儀袋の表書きを書く時にサッと使うための書道セットです。 かわいいのですが、教室に書道を習いに行く場合、あまり小さすぎる書道セットは実用に向いていません。 やはり、実用的な大人の書道セットをお勧めします。

書道を始める時に考えたい、大人の書道セットについて紹介しました。 書道は長く続ける習い事ですし、費用もそれなりにかかります。 最初から高価な書道セットを買うことは大変負担になりますね。 始めたばかりの頃は、昔使っていた書道セットがあれば、それで十分だと言えます。 筆は新しい筆を買って、よく手入れをして使ってください。 書道を続けていくと目が肥えてきて、良い道具を使いたくなります。 高級な道具はそれからでも遅くはありません。 これらの注意点を考えに入れながら、書道セットを選びましょう。
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