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ローズマリーの育て方、室内でも育てられる?

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最近はローズマリーを育てている人も多いのではないでしょうか。ベランダででもちょっと育てていると料理にも使えて便利です。そんなローズマリーの育て方や室内でも育てられるのかについてまとめてみました。
ちょっとおしゃれなローズマリーを育てる生活に憧れるますよね。

ローズマリーは地中海沿岸が原産地

ローズマリーの原産地は地中海沿岸で、乾燥した日当たりのいい場所を好むシソ科の植物です。育てやすくて最近では日本でも花壇の縁取りなどや垣根近くにもよく使われるようになってきています。常緑性の木なのでほとんど緑の状態というのも嬉しい特徴です。

また、乾燥や日射しにも強く、ハーブなので病害虫も少なくて育てやすい低木です。それでも大きくなると2m程にもなるものと言われています。

このローズマリーの種類には、立性と這性(ほふく性)の2タイプのローズマリーがあり、それぞれに使い分けられて植えられています。半ほふく性という中間のタイプもあります。

立性のタイプのローズマリーは生け垣などに向いていて、這性のタイプは「クリーピングタイプ」とも呼ばれていて壁面などによく使われています。地面を這うように伸び、下に垂らして植えられたりしておしゃれに演出されています。

育てやすいローズマリー

こうしてローズマリーは育てやすいのですが、育てるためのポイントもやはりいくつかあります。どんどん枝が伸びるローズマリーですので風通しが悪くなっていくこともあります。そうした際には葉が枯れることもありますので、特に株の内側は冬前や梅雨時期に刈り込んだりすることが必要です。

夏の直射日光にも強く日当たりのいい場所で育てるのがいい植物で、湿気を嫌う性質があります。また、どちらかと言うと、日当たりが多少悪くても湿気が少なければ育つという特徴も持っています。ジメジメとした場所がとにかく苦手のローズマリーです。また、0度までなら外ででも大丈夫ですのであまり防寒対策は必要ありません。

室内で楽しむなら?

そんな育てやすいローズマリーですので、室内でも楽しみたくなるのではないでしょうか。ローズマリーを室内で鉢で楽しむのなら、タイプとしてはあまり場所を取らない直立性のローズマリーがおすすめです。苗を見てどんな風な形に育てるのかを創造しながら購入してみてはいかがでしょうか。

こうした鉢を室内に置いておくと、葉に触れたり葉をこすったりするだけでも消臭効果のある爽やかな香りが漂いますので嬉しいものです。

ただ、日当たりと湿気の面が室内ではやはりなかなか難しい面もあります。日当たりがいい窓辺で湿気がないような所に必ず置きましょう。できればよく屋外に出してあげるとしっかり育つようになります。ベランダなどで育て、室内にたまに持ってきて活用するというのが一番おすすめではないでしょうか。

仕事をする時のストレス解消にそばに置いて香りを時々楽しみたい時や料理に使いたい時など様々な活用法があります。ローズマリーを生活の中に取り入れてみるのもおすすめです。

鉢植えの場合の土や鉢へのこだわりは

こうして見てきますと、乾燥した土壌で育てることがとても大事なローズマリーとなります。鉢植えで育てる場合には、その鉢も湿気があまりたまらない素焼きの鉢の方がプラスチックの鉢よりもいいようです。なるべく土の水分を蒸発させてやれるような環境の鉢に植えるようにこだわることも大事です。

また、土も地中海沿岸が原産の植物ですので、弱アルカリ性の土を好みます。日本の弱酸性の土ではなく、弱アルカリ性にしてあげる必要があります。土を入れる際には培養土ではなく「ハーブ用土」などを利用するのがコツです。また、培養土が既にある場合には川砂を混ぜて水はけを良くして使うとよくなります。

鉢の中にはまた底から3cm程は軽石などを入れ排水性を改善することも大事です。いかに乾燥が大事かという事になりますね。

鉢植えの場合の水やりのコツは

そして、乾燥を好みますのでローズマリーの水遣りにもコツがあります。水遣りは土が乾燥してからやるようにし、過湿を避けるという事がとても大事です。水遣りのタイミングはローズマリーの葉っぱが細くなったらそれがシグナルと思って水をやってみるといいようです。葉っぱが茶色く枯れて来たら根腐れのサインということにもなります。

また、葉水は行わないということも原則となってきます。できれば雨もあまり当たらない所や風通しのいい所におくのがベストです。

こういった事を守るとあとは育てやすいローズマリーです。いつでもちょっと簡単に葉っぱを切って使うことが出来るローズマリーは重宝します。おしゃれなローズマリーがある暮らしをしてみませんか。

また、かわいい薄紫の花も咲くローズマリーは花も楽しめます。地中海からやってきたローズマリーをそばに置いて魅力を味わってみませんか。挿し木でもどんどん増えますのでたくさんローズマリーを育てることができるようになるのも魅力です。

ローズマリーの成分と使い方をもっと楽しむ方法は?

ローズマリーを育てて、料理などに使いたいという人も多くなっています。ローズマリーはハーブとして肉料理などにも香りづけで活用でき、また様々な効能もある植物です。

ここではローズマリーをもっと幅広く使う方法についてご紹介します。せっかくのローズマリーの効能です。もっと有効に使って楽しんで活用してみませんか。

ローズマリーの葉の成分がすごい!

ローズマリーの葉には「モノテルペン炭化水素・カンファー・ボルネオール・シネロール・リナロール・ベルベノール・フェノール酸・カルノシン酸(ロスマリネシン)・トリテルペル酸・サポノサイド・タンニン」などと言ったたくさんの成分が含まれています。

薬効と呼ばれれている効果があり、ハーブとして料理などに関連して抗菌、消化促進、抗酸化などの効果があるだけでなく、人に対しては集中力を高めたり、記憶力を良くしたり、老化防止、血行促進、スキンケアなどの効果があると言われています。

ローズマリーで血行促進と言うのは凄いですよね。スキンケアにもいいのであれば女性にも良さそうです。

ローズマリーで血行が良くなる?

ローズマリーでは血行を促進する効果が言われていますが、若返りや脳の活性化という効果があると言われています。ただ、注意点もあって高血圧や妊娠中の人には良くありませんので摂取を控える必要もあります。

よく香りと記憶は関係があると言われますが、香りがすることで記憶が蘇ったり、研ぎ澄まされたリすることも私達の経験上でもあるのではないでしょうか。心理学上でよく香りと記憶は関係があると言われています。

確かに香りによって脳が刺激され、すっきりしたり、何かを思い出す香りと言うのも確かにありますね。ハーブやアロマというのはそうした働きを担うものとなります。仕事や勉強でしっかり覚えることが必要な時や集中力が途切れたりして集中する時にもおすすめです。

また、ローズマリーには抗酸化の効果があり、化粧水に入れたり、ローズマリーを料理に入れて食べたりハーブティを飲んだりすることなどでも効果を得ることができると言われています。ヨーロッパで肉料理に入れるようになったのは肉の鮮度を長持ちさせるためという理由があるようです。古い時代から抗菌作用に活用されてきたのがローズマリーとなっています。

また成分の中にある「ロズマリン酸」が抗菌作用・抗ウィルス作用になり、花粉症などのアレルギー症状も和らげてくれるのではないかとも言われています。

また、血行促進もうたわれ、筋肉痛などにも効くのではないかといったことも挙げられています。シャンプーに入れると抜け毛が減ったりすることもあるようになっています。

そんないろいろな成分を含んでいて、様々な効果があると言われているローズマリーです。刺激効果とリラックス効果の両方を持っている魅力的なハーブがローズマリーと言えます。

ローズマリ―のハーブティで花粉症の緩和や老化防止も

その中でもローズマリーのハーブティは強い香りで頭もスッキリしますので、勉強や仕事中に活用しやすくおすすめです。また抗菌作用・抗ウィルス作用で花粉症を和らげるのにも身近で役に立ちそうです。

高血圧や妊娠中でない人は、ローズマリーのハーブティにもっと親しんでみるのもいいのではないでしょうか。記憶力の低下、老化防止にも効果があるのではと言われていますので、たまには、ゆっくりハーブティもいいのではないでしょうか。ただあまり取り過ぎは血流が良くなりすぎてよくないことも起こるかもしれませんので注意も必要です。

ローズマリーを活用するのにいい時期は?

こうしてたくさんの効能があるローズマリーは、常緑樹ですので庭やベランダで育てておくといつも収穫することもできてとても便利です。摘み取るだけでいいですので使うのも簡単です。

一番香りが強いのは開花前と言われていますので、4〜6月の薄紫のかわいい花が咲く前に摘み取ります。最も香りが高くなっている時期です。この時期にまとめて取って乾燥させるのもいい方法だとされています。こうしてローズマリーは乾燥して使われることも多いハーブです。

また、他のハーブでも同じですが、朝摘みが一番いいと言われていますので、天気のいい朝に香りの強いローズマリーを摘んでみるのがおすすめです。香りを楽しむ生活、ストレス解消や血行促進などいろいろな面で試してみるのもいいのではないでしょうか。

もっと生活の中にローズマリーを

ローズマリーをワイヤーなどで下げドライフラワーとして葉っぱだけでも下げておくと、キッチンでいい香りがします。もっと生活の中にローズマリーを取り入れてみるのも素敵です。

古くからヨーロッパなどでは様々な効能を活かして活用されてきたローズマリーです。ヨーロッパに比べるとまだまだハーブなどの活用も少ない日本人ですが、私達日本人もいろいろと活用してみてもいいのではないでしょうか。

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