退職祝いに贈りたい心のこもったフラワーギフト

同じ職場で働いていると、家族以上に一緒にいる時間も長くなってくるもの。
一口に「退職」といっても、定年退職される方もあれば、家庭の都合で退職される方、結婚や出産を機に退職される方、独立開業するために退職される方、その理由は様々です。
お世話になった方にこれまでの感謝を込めて、人生の新たな門出を祝って、心を込めた贈り物を贈りたいですね。

おめでたい理由で退職されるのではない場合は、お祝いを贈らないのが一般的ですが、これまでお世話になったことに感謝の気持ちを込めて、何かを贈りたい時は、「お祝い」と銘打たずに贈ることもできます。

送別会のときや、退職される日に贈るようにして、退職される日よりもあまり前には贈らないようにしましょう。
直接お渡しせずに、ご自宅に送っておくこともできますが、引っ越しなどで受け取れないことがないよう、受け取れることを確認してから送るようにしましょう。

ご両親の定年退職に、長年のご苦労と、これからの新しい人生を祝ってお祝いしたいとき、日頃花を贈ることがない相手であればなおのこと、お祝いしたい気持ちが伝わりやすくなります。

家族であるからこそ、贈られたときの喜びはひとしおです。
ご両親の好みがわかっていれば、ブーケやアレンジメントではなく、育てている植物の鉢物などを贈っても喜ばれます。

大きなブーケや高価な花でなくても、孫が小遣いを出して買ってくれた花が贈られたら、その喜びは何ものにも変えられないことでしょう。

知人や取引先の方、お客様など、親しくお付き合いがあった方が退職されるときも、第二の人生の門出をお祝いしたいですね。

新生活に明るい見通しが立つように、元気が出るビタミンカラーの花を選んで贈ると、贈られた方だけでなく、ご家族の気持ちも明るくしてくれます。

退職されたことを後で知った場合でも、感謝の気持ちや第二の人生を祝う気持ちは伝わるので、ご自宅に送ってみましょう。

鮮やかな花色の花束は、退職の贈り物としては定番と言えますが、根強い人気があり、贈られる側も嬉しいものです。
そのまま飾りやすいことから、花束ではなく、フラワーアレンジメントにすることもあります。

フラワーショップで予算や贈りたい場所と日時を伝えておくと、予算に合わせたふさわしいフラワーギフトを、ちょうどいい状態で用意してもらえます。
遠方でなければ、ちょうどいい時間に配達してもらうことも可能です。

花束をもらったのはいいけれど、これを持ってバスや電車に乗るのは嫌だ！と思う男性陣は多いかもしれません。
念の為、持ち運び用の紙袋などを用意しておきましょう。

胡蝶蘭は、開花期間が数ヶ月と長いので、長く楽しめ、人生の新しい門出を祝うのにふさわしい豪華な花です。
もらって喜ばない人はまずないと言えるほどの花は、他にはありません。
フラワーショップで簡単な育て方ガイドをつけてもらう事もできます。
育て方がわからないことを不安がる方には、予め用意してもらうと安心してもらえます。

非常に豪華な胡蝶蘭ですが、合わせて重たいこともネックになります。
持ち運ぶのは大変なので、ご自宅に配送するのがおすすめです。
まずは会社に運んでもらい、一度お渡ししてから、改めてご自宅に梱包し直して配送してくれる販売店もあるので、注文時に相談してみましょう。

生花や鉢植えなどではなく、長く楽しめることから、プリザーブドフラワーのアレンジメントや壁掛けなども、贈り物として人気があります。
水やりの手間もかからない上、何年もいい状態が保てるという点で好まれる反面、ドライフラワーの一種ということで、生きていはいない花を贈ることになる点から、人によっては、あまり好まない方もあり、定年退職のお祝いにはあまりふさわしいものではないと考える人も多いのが現状です。

しかし、結婚・出産を機に退職される方、引っ越しに伴い退職される方など、新生活の彩りに贈る贈り物としては、どなたにも喜ばれ、何年も長く楽しめるとして、プリザーブドフラワーのアレンジメントはとても喜ばれます。

花束に比べると保存に手間がかからない上、引っ越しの荷物に加えてもらっても、負担にならないのでぴったりです。

退職祝いの贈り物に「お祝い」と札を添えて贈ることもできますが、仰々しい感じがするとともに、ビジネス感が高まってしまいます。
感謝の気持ちを添えて贈るフラワーギフトには、一言メッセージカードをつけるようにしましょう。
「お世話になり、ありがとうございました」といった短い言葉であっても、気持ちが伝わり温かみが増します。
あまり形式張らない、思ったままの感謝の気持ちを添えるようにしましょう。
同じ職場の場合など、皆でお金を出し合って贈る事が多いので、メッセージカードを寄せ書きにするのもおすすめです。

監修：きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。