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金婚式は結婚50周年を祝う家族のお祝い

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金婚式は、結婚して50年目に、夫婦揃ってお祝いすることをいいます。
50年もの長い間、ともに人生を歩んできた道のりを、夫婦で振り返るだけでなく、家族や親族が祝ってくれることで、さらに意義深いものになります。

結婚記念日を祝う風習は、1624年に結婚25年目を祝う銀婚式、1860年に金婚式がドイツで行われ、やがてヨーロッパ全土に広まったのが始まりと言われています。
また、結婚記念日を祝う風習は、イギリスが発祥とも言われています。

いずれにしても、金婚式は、ヨーロッパ発祥のお祝いで、父母や祖父母のために、子供や孫が主催して祝うお祝いとして広まっています。

日本の結婚記念日は明治天皇の銀婚式から

もともと、結婚は家と家の結びつきと考えられていた日本では、夫婦の結婚記念日を祝う風習がありませんでした。
1894年(明治27年)に、明治天皇の銀婚式を「大婚二十五年祝典」として盛大にお祝いしたのをきっかけに、一般家庭でも結婚記念日を祝うようになっていきました。
金は美しい光沢を持ち、長い年月にも色あせない輝きを持つために、結婚50周年の記念を「金婚式」とされました。

一般的には、金婚式の招待客は、金婚式にちなんだ金製品や対(ペア)になったものを贈り、引き出物(返礼品)として、金のスプーンや金の包み紙のチョコレートなどが用いられていました。

金婚式を祝える喜び

結婚して50年の金婚式を迎えることができる夫婦は、黄金の輝き以上に素晴らしい豊かな関係を築いています。
日本人の平均寿命は、男性81.09歳、女性87.26歳(2017年現在)です。
晩婚化が進む昨今、金婚式を迎えられるご夫婦は、様々な人生を巡る出来事を乗り越えるばかりでなく、長寿を得るための高い健康意識も必要になってきます。

長くともに歩んでいくうちに、嬉しいことにも素晴らしいことにも出会える半面、すれ違うこと、うまくいかないこと、様々な苦難に見舞われることもあります。
体調を崩すこともあるでしょう。
そんな中で、ともに50年という月日を歩んできたことは、誇らしく貴重な人生の財産と言えるでしょう。

金婚式を迎えた二人の絆と人生の深さを、子供や孫、親戚の方を含めた家族で祝える喜びは、貴重でかけがえのないものになります。

銀婚式~ダイアモンド婚式まで

結婚25年目の銀婚式~60年のダイアモンド婚式までは、5年毎に結婚を祝うシンボルに、宝石の名前がつけられています。

25年目 銀婚式
30年目 真珠婚式
35年目 珊瑚婚式
40年目 ルビー婚式
45年目 サファイヤ婚式
50年目 金婚式
55年目 エメラルド婚式
60年目 ダイアモンド婚式

年を重ねていくにつれて、より高価な宝石へと変えていくのは、夫婦の絆がそれだけ強固なものであることを表しています。
ヨーロッパでは記念日に、お互いに、結婚記念日のシンボルの宝石を贈り合う風習があります。

日本では金婚式・銀婚式以外の結婚記念日を祝う風習はそれほど広まっていませんが、5年毎、節目ごとに決めてしまわず、毎年夫婦で祝い合えたらと思います。

金製品や対(ペア)になったものを贈る以外にも、家族で記念日に合わせて旅行にでかけたり、豪華な食事会を行ったり、家族ごとのお祝いの形も様々になってきています。
夫婦の形が人それぞれであるように、お祝いの形にも決まりはありません。
贈られる人が喜んでくれるようなお祝いを皆で考えるようにしましょう。

金婚式の贈り物に50本のバラの花束を添えて

「愛の意味を持つ花は?」と問われて、真っ先に思い浮かべるのはバラの花、という人が多いものです。
金婚式のお祝いの贈り物に、50年を意味する50本のバラの花束を添えて贈ると、その豪華さに場が華やぐばかりでなく、贈る側も贈られる側も、心が華やぎます。
50本のバラの花束には、「永遠」という花言葉もつけられています。

花言葉は、花の持つイメージなどからつけられたものが多いのですが、古くからバラは愛情を表す花とされています。
愛情を表すバラは「赤いバラ」というイメージも強いのですが、バラ全体が愛情を表す花なので、贈られる方のお好きな色のバラの花を選ばれるのが一番です。

華やかな彩りが心引き立つ花を添えて

豪華な花束を作り出す花は、バラの花に限りません。
大輪のゆりやトルコキキョウなど、美しく色とりどりの鮮やかなブーケやアレンジメントを金婚式の贈り物に添えて贈るのもおすすめです。
フラワーショップで、予算とほしい花束のイメージを伝えると、ピッタリの花束やアレンジメントに仕上げてもらうこともできます。

贈られる方のお好きな花を中心に作られたアレンジメントには、暖かな心遣いが感じられます。
また、一抱えもあるような花束でなくても、お孫さんが自分で摘んで包んでくれた花束や、お小遣いを出し合って買ってくれた花束は、何物にも変えがたい素晴らしい贈り物になります。

豪華なフラワーギフトというと、胡蝶カトレアなど、鉢植えにも人気がありますが、ご高齢の方には、世話が必要な鉢植えを贈るよりも、花束の中に胡蝶カトレアなど、を加えてもらったほうが、負担にならないですみます。
はデリケートな植物と思われがちですが、切り花の状態でも1ヶ月ほど花持ちする品種もあるので、ぜひ加えてほしい花材です。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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