雄々しい奇岩断崖が続く越前海岸へ　冬の海岸美と越前ガニを満喫

国定公園に指定されている越前海岸には、自然が作り出した名所がたくさんあることをご存知でしょうか？例えば、ほぼ真ん中に位置する越前岬は越前海岸随一の景勝地であり、高さ130mにもおよぶ断崖に荒波が打ち付ける、迫力ある景観を望むことができます。また、越前岬は断崖絶壁が続く東尋坊と共に「日本の夕陽百選」に選定されている夕陽の名所でもあります。そのほかにも、風と波の浸食により作り出された自然の大トンネルである呼鳥門や、海鳥のフンで白く染まる鳥糞岩、寄り添う双子のような恵比寿岩など、ユニークな名所が多い越前海岸。海岸沿いに広がるさまざまな絶景を観に、車やバイクで訪れる方も多くドライブスポットにもなっているそうです。

「冬の日本海」と言われると暗雲と荒波にもまれる厳しい情景を思い浮かべる方も多いかと思いますが、越前海岸では普段の雄々しさとは対照的に、12月中旬〜1月頃は白い越前水仙が辺り一面に咲き誇る可憐な景観を楽しむことができます。越前海岸は日本水仙の三大群生地のひとつに数えられており、およそ6kmにかけて美しい水仙畑が広がっています。

また、越前海岸では1年を通して新鮮な魚介が楽しめますが、越前ガニ漁が解禁となる11月6日〜3月20日までは、カニの王様「越前ガニ」のシーズンともなります。「越前ガニ」の産地である越前海岸の海岸線にはカニ料理がいただける旅館やお食事処も多いため、旬のカニを目当てに多くの方で賑わうそうです。

美しい水仙が咲き誇る越前海岸の絶景と、旬のカニの両方を楽しめるのは冬だけの贅沢ですね。ぜひ冬の越前海岸へ足を運んでみてください。

※写真提供：公益社団法人福井県観光連盟


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