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カサブランカの育て方は?花を咲かせるのは難しい?

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華麗な大輪のカサブランカに女性ならばとても惹かれますよね。カサブランカを自分で育てるとしたら難しいのでしょうか。詳しいコツをご紹介します。

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ラナンキュラスの球根の植え方


カサブランカは自分でも育てられる?

オランダなど世界的にも人気を博し、花束にもよく使われるユリですが、その中でカサブランカはひときわ目立ち華やかです。

カサブランカは、ユリの中でオリエンタルと呼ばれる品種です。香りが強いのも特徴で、大輪の花を咲かせます。日本のユリのヤマユリなどを原種として作られているオリエンタルな品種と言えるものです。

耐寒性は弱いのですが、耐暑性がありますので日本で育てやすい品種です。耐陰性もやや強いのが特徴です。草丈は1m〜2m程度に大きくなり、そこに1本の枝にたくさんの大輪のカサブランカが咲く様子は見ごたえがあります。

また、カサブランカは、鉢植えでも庭植えでも育てることができます。鉢植えですと毎年植え替える必要がありますが、庭植えの場合には、3年に1回程度でいいので植え替えが面倒な人は庭植えもいいでしょう。あまり寒い地方でなければ、庭植えでも育てることができます。

カサブランカの育て方のコツは?

カサブランカの育て方ですが、あまり直射日光に当たらない所で育てるのがコツです。耐陰性もややあり、明るい日陰で育てるのもいい方法です。土は、赤玉土中粒と腐葉土バーミキュライトを配合した土などに植えます。

水遣りについては、梅雨時の湿気の多い時期の水遣りに注意をし、病害虫にかからないように気を付けて育てましょう。また、夏の暑い日中の水遣りだけには気を付けることも必要です。特に6月〜8月の夏の開花時期は水を切らさないように暑い時間を避け、朝夕にたっぷりと水をあげます。

肥料についても、チッ素が過多の場合には、株自体が弱ってしまって病害虫が発生する原因にもなりますので、肥料によって窒素過多にならないように気を付けましょう。

カサブランカの花を咲かせるのは難しい?

10月〜11月に球根を植えつけるのが一番よい時期と言われていますが、カサブランカの花を咲かせるのは難しいのでしょうか。植え方からまず見ていきます。

ユリの球根は深植えにするのが良く、ユリの球根の場合には上からも根が出ますので、上根を伸ばすことも必要です。上根を伸ばすために、土に深く植え、球根3つ分ほどの深さに植えるようにします。

そして、気温が15℃以上に暖かくなると新芽が出てきます。そこまでによく葉っぱが茂って艶のある元気の葉が育ち、光合成が盛んに行われることで球根に栄養が行きます。

大きな球根に育っていれば、あの大きな花を咲かせることができるというわけです。ユリは、球根の大きさに比例して花が咲くと言われ、大きく育った球根には大きな花が咲く仕組みです。球根が小さい場合には花芽さえつかないこともありますので、球根を大事に育てるよう努めることが大輪を咲かせる秘訣です。

そして、物理的には大きな花が咲くようにするために、支柱を立てて茎が大きな花で折れてしまわないように準備もしましょう。また、少し耐陰性があるのですが、一日のうちに日光に当てる時間も確保することで花も咲くようになります。

カサブランカの花後の処理が大切!

こうして、カサブランカが上手に花を咲かせた場合も、その後の花の処理も大切です。花を長く楽しむためには、早めに花粉を取ってしまうことも必要です。切り花にするために、カサブランカの花が咲いたら早めに切ってしまうのもいいでしょう。切り花として長持ちするカサブランカですので、飾って長く楽しむのもいいですよね。

また、切り花にしない場合は咲き終わったら、次の花のために早めにハサミで切って花摘みをします。そしてその際に茎や葉は残しておくことで来年のために球根を太らせます。葉が自然に枯れてしまったら、根元から葉を切ってあげるようにするといいでしょう。

注意するポイントは、花が終わっても水遣りをやめないように、花が終わった後も球根を太らせることが大切です。15度以下になるとカサブランカは寒さに弱くて休眠してしまいますが、その期間も水遣りをします。球根は土に植えたままで冬越しをさせ、来年の花を咲かせるために水遣りをやめてしまわないことです。

植え替えをする場合は10月〜11月が重要

鉢植えならば年に1回の植え替えが必要なのですが、植え替えも一番いい時期の10月〜11月を守ることが大切です。葉がしっかり枯れていなくてもこの時期に植え替えを済ませてしまうようにします。

なぜなら、ユリの花芽を付かせるためには、休眠中に冬の寒さに当てることが大切だからです。10度以下に長く当たっていることで、花芽も作られていきますので、早めに球根を植え替える必要があります。そして、植え替えをした鉢は、室内に入れずに冬の寒さに当てるようにします。

10月〜11月までに球根の植え替えを済ませ、冬の寒さを長く体験させながら、12月になって下根が伸びていきます。その後上根が伸び、やがて春になって寒さを長い期間体験した花芽が15度以上になって初めて出てくるシステムです。

この流れを切らさないようにすることがカサブランカを咲かせる条件です。一見難しいようですが、この流れさえ頭に置いておけばカサブランカの大輪もしっかり夏に咲かせることができて楽しみです。

監修:トマト

毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

カサブランカで素敵な百合の花言葉を贈ろう!

百合の花言葉は、「威厳」「純潔」「無垢」「純粋」などという素敵な花言葉がありますが、百合の中でも大きな花で存在感を表しているカサブランカの花言葉はどんな花言葉なのでしょう。
カサブランカを花束などで贈る人も多いと思いますが、どんな花言葉なのでしょうか。カサブランカの花言葉について詳しく知ってみたいですよね。

カサブランカは華やかな百合の女王!

カサブランカは「百合の女王」などとも呼ばれ、大輪で純白な花を咲かせる華やかなイメージが印象的ですよね。オランダで開発された百合で、その華やかさが特に女性に人気で、また香りも強い百合の特徴を持っています。普通の百合とは異なる大きさと華麗な花で世界的ブームも作り出した百合です。

実はこのカサブランカは、オランダで開発されて人気となっていますが、日本のユリの原種数種を掛け合わせた交配種で作られた百合です。

カサブランカの花言葉は?

そんな華やかなカサブランカの花言葉は、「威厳」「純潔」「高貴」「雄大な愛」となっています。他の百合の花言葉と重なるものが結構多いのですが、「高貴」という言葉は、カサブランカらしさを表している花言葉ではないでしょうか。

他の百合の花言葉にある「無垢」という花言葉ではなく「高貴」という花言葉が付いているのもカサブランカらしいと言えるでしょう。そんな「高貴」なイメージを持ったカサブランカの花を贈る際には、その魅力を十分に演出しながら贈ってみるといいですね。カサブランカだけを集めて花束にすると、純白の魅力がより増して、とても雰囲気が出たりするのでおすすめです。

カサブランカは、「高貴」の花言葉にもふさわしく、結婚式のブーケなどにもよく使われます。カサブランカだけで作ったブーケが最近では大活躍しています。純白の花の色と「高貴」というイメージが、品があって華やかで花嫁のイメージにもよく合います。「雄大な愛」という花言葉もあり、結婚式にもとてもおすすめと言えます。

また、百合は古くは、古代ギリシャ・ローマ時代の花嫁が百合をガーランドにしたものを花冠にして使っていたという話があるほど、歴史的に花嫁に縁のあるものです。

さらに、ヨーロッパでは、百合は女性を表す花として、聖母マリアの花ともされています。母性、純潔の象徴的な花となっていますので、女性に贈るにはぴったりの花となっています。

カサブランカの花束は蕾で贈ると長持ち!

カサブランカは、花束で贈ることも多いのですが、その際に蕾の状態で贈ると長く花持ちするのも魅力の一つです。
花束を贈るとすぐにダメになるととてもショックですよね。それを考えると、カサブランカの花束は、花弁も厚いのが特徴でとても丈夫で長持ちします。蕾が開く際に力強く音がするほどです。蕾のうちから贈るのと大きな花が咲く醍醐味もあって、喜びがあっていいでしょう。

カサブランカの花の特徴は?

そして、カサブランカの花の特徴についてあらためてご紹介しますと、カサブランカは咲いているうちに段々と大きな花弁が反って行くように開くのが他の百合とは異なる特徴です。そして、最後にはとても大きく開きます。

また、花の咲き方として、茎に対して四方に蕾が付き、下の方を向いて咲くのも特徴です。それに対して上の方を向いて咲くカラフルなカサブランカに似た大輪の百合も最近では登場しています。

ヨーロッパではカサブランカよりも上向きに咲く百合が人気!?

ヨーロッパでは、下向きに咲くカサブランカよりも上向きに咲くカサブランカのような大輪の花が最近注目されているそうです。次々と新しい百合が登場してきていて、百合の咲き方も異なる魅力を発揮していると言えます。

それらは、「色付きカサブランカ」などと呼ばれ、ほんのりピンク色のカサブランカを「ル・レ―ブ」「マレロ」、赤の「ロビーナ」などといったカサブランカとはまた別の上向きに咲く大輪の品種です。こうした百合も含めてカサブランカを始めとした大輪の百合は「オリエンタル・ハイブリッドリリー」と呼ばれています。

日本の百合がヨーロッパでも人気を集め、いろいろな百合が登場していることは誇らしいことでもありますよね。

百合の魅力を広めるリリーアンバサダーも登場!

日本生まれなどの百合がヨーロッパでもたくさんの品種で改良され、現在100種類以上も開発されているなど、百合はとても人気の花です。百合の魅力は、花言葉にもあるように「威厳」「純潔」「無垢」「純粋」などで、特にカサブランカは、その中でも優雅で華やかな魅力がいいでしょう。

そんな優美で、気高く、華やかな百合の魅力をもっと広めようとオランダより認定された「リリーアンバサダー」なども日本に最近誕生しています。カサブランカも始めとして百合の魅力をもっと広く感じてもらうためのものです。百合をさらに美しく見せるフラワーデザイナーなども出てきています。百合の花の魅力を花言葉とともにもっと多くの人でこれから楽しんでいきたいですね。

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