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世界の塩湖が魅せる絶景を訪ねる

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「死ぬまでに行きたい絶景」として、必ず名前が挙がるウユニ塩湖。しかし、美しい景色を見せてくれるのは、ウユニ塩湖だけではありません。
世界には、まだまだ魅力的な塩湖が点在しているのです。
絶景を生み出す塩湖の秘密、そしてその知られざる魅力に迫ってみましょう。

塩湖って一体何? 塩湖の魅力と絶景誕生の秘密

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塩湖は、その名の通り塩分濃度が非常に高い湖です。魚が住めないほど塩分濃度が高い塩湖や、湖面に立つことができるほど塩の結晶が堆積している塩湖など、場所によってさまざまな特徴があります。では一体なぜこのような塩湖が生まれるのでしょうか。
塩湖が生まれる秘密は、気候と地形に隠されています。乾燥した地域では、強い日差しが湖水を容赦なく蒸発させ、塩分が濃縮されていきます。さらに、水が流れ出ない湖の形状により、塩分が蓄積されやすくなるのです。
そして、この過酷な環境が生み出す塩の結晶こそが、まるで芸術作品のような絶景を作り出しています。

鏡張りの天空を独り占め! ボリビア「ウユニ塩湖」

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ここからは、3つの美しい塩湖を見ていきましょう。まず塩湖の絶景といえば、思い浮かぶのがボリビアの「ウユニ塩湖」です。
雨季には、湖面に薄く水が張り、天空を完璧に映し出す「鏡張り」と呼ばれる現象が見られます。ウユニ塩湖は、高低差がわずか50cm以内で「世界一平らな大地」とも呼ばれており、特殊な地形も「鏡張り」をきれいに映す理由の1つです。
ウユニ塩湖を訪れた人は、まるで自分が天空に浮かんでいるかのような錯覚を覚えます。どこまでも続く白い大地と、そこに映る青い空、そして雲。その美しさは、言葉では言い表せません。
またウユニ塩湖は、ただ美しいだけでなく、地元住民の生活や文化とも深く結びついています。塩の採掘や、塩湖を利用した観光など、ウユニ塩湖は人々の暮らしを支える大切な存在でもあるのです。

まるでピンクの絵の具!? オーストラリア「ヒリアー湖」

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オーストラリアの「ヒリアー湖」は、鮮やかなピンク色をした湖です。まるで絵の具を溶かしたかのようなピンク色は、見る者を驚かせます。
ヒリアー湖がピンク色に染められる原因は、完全には解明されていません。ただ、原因の1つとして、湖に生息する藻「ドナリエラ・サリナ」が関係しているとされています。
ヒリアー湖のあるミドル島は基本的に上陸が不可能なため、チャーター機上から景色を楽しむのが一般的です。残念に思えますが、逆に上空から眺めることで、ピンクの湖、湖を囲むグリーンの森、そして広大なブルーの海、という3色のコントラストを1度に楽しめます。

太古のロマン漂う島々! アメリカ「グレートソルト湖」

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西半球最大の塩湖「グレートソルト湖」は、太古の昔、巨大な内陸海「ボンネビル湖」の一部でした。長い年月をかけて水が蒸発し、現在の姿になったのです。
湖畔には、一見白い砂浜に見える塩の浜や、塩分を含んだ土壌に育つ植物など、独特の景観が広がっています。また、広大な面積を誇るグレートソルト湖には、大小合わせて15以上の島々が存在します。アンテロープ島にあるファーミントン渓谷は、17億年前から存在するとされており、太古のロマンを感じさせる自然スポットです。
地球が歩んできた歳月を感じさせる壮麗な景観が、グレートソルト湖の大きな魅力となっています。

まとめ

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鏡張りの景色、ピンク色の湖、そして太古のロマン漂う島々。塩湖は非日常を存分に感じられる観光地です。
今回紹介した3ヶ所以外にも、絶景を見られる塩湖はたくさん存在しています。
心惹かれる塩湖に出会った方は、実際に訪れて絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。
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