将棋

目指せ有段者!『将棋初心者がやるべき4つのこと』まとめ

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将棋のルールを覚えることは簡単かもしれませんが、そこから上達するのは難しいものです。

一体何を覚えて何をすればいいのか、初心者が自分で考えるのは困難です。

今回はそんな初心者の人のために、上達するためにおさせておくべきポイント、意識するべきポイントをご紹介します。

将棋は慣れてある程度指せるようになると、かなり楽しくなります。ぜひとも参考にして、有段者になってくださいね。

詰みの形を覚える

将棋は相手の玉を詰ませるゲームです。どれだけ相手の駒を奪っていようと、自分の王様が詰まされてしまっては負けなのです。

逆に言うと、どれだけこちらの駒が少なくても、相手の玉を詰ませることさえできれば勝ちなのです。

よって、相手の玉を詰ませる力が、将棋では最重要となります。

その力を鍛えるには、定番ではありますが、詰将棋が最適です。1手詰という、1手で相手を詰ませる将棋の問題がありますので、最初はそれに取り組むのがいいでしょう。

詰将棋の本は正直なんでもいいと思います。自分にあったデザインのものにするといいでしょう。

詰将棋を解くことで、どうやったら詰むのかという感覚を体に叩き込みましょう。

そして、相手玉を詰ませることに慣れれば、実戦で「詰めろ」をかけることが上手になります。詰めろとは、何もしなかったら相手を詰ませますよという状態のことです。王手をかけて詰ませる事前準備ですね。

強くなるにはこの詰めろを上手にできるようになる必要があります。 相手が何もしなかったらどうなる、相手が守ったらどうなるということを意識すれば上達も速いです。

しばらくは1手詰、3手詰の詰将棋や、初心者向けの寄せ方の本で終盤力強化に努めましょう。

戦法を覚える

相手に勝つには自分の得意な戦法を持つことが大切です。羽生善治さんのようなオールラウンダーも憧れますが、いきなりなんでも覚えることは大変です。

将棋は大まかにわけて居飛車と振り飛車という指し方があります。

居飛車の場合は矢倉や棒銀、振り飛車対策の本などを探してみて指し方を真似することをおすすめします。

今は初心者向けの本もたくさんあるので、読んでみて試してみるといいでしょう。

振り飛車の場合は向かい飛車、三間飛車、四間飛車、中飛車などの戦法があります。

できるだけ覚える量を少なくすすめたいという人におすすめするのは中飛車戦法です。中飛車は振り飛車の中でも有力な戦法であり、さらに攻撃力が高いため、初心者には使いやすいです。

どんな相手にも使えるという点もいいですね。

自分の得意戦法を持って、自分の土俵で有利に戦う感覚を養いましょう。

強い人のアドバイスを受ける

強い人にアドバイスを受けることはとても大切です。なぜなら、自分が思いつかない指し方というものを教えてもらえるからです。

自分に見えない指し手を聞くことで、自分の攻めや守りの幅が広がります。

直接アドバイスを受けるのが理想ですが、難しい場合は、プロの将棋の棋譜中継やアマチュアの将棋実況動画を見ることをおすすめします。

その理由は、強い人の考え方を知ることができるからです。

詰めろだとか、こういった局面ではこう考えるといった言葉を聞くと、その言葉が自分の手にも影響するんです。

実況動画では、ただ指す人でなく、どう考えているか詳しく話してくれる人のものを見るといいでしょう。

相手の銀を動かして、守りを薄くしたから、薄くしたところを攻めるなどの狙いや指し手の理由を言ってくれると勉強になりますし、自分も対局でそういった考えが自然に浮かぶようになります。

また、歩などを用いた手筋が出てくることも多くそういったものを見て自分のものにすることで自分のスキル向上につながります。

直接のアドバイスや観戦を繰り返すと上達することができます。

実戦をたくさんこなす

実戦をたくさんこなすことはとても大切です。せっかくの知識も、アウトプットしないと身につきません。

たくさん負けて、たくさん反省することが将棋の一番の上達法ですね。

なぜ負けたのか、詰みを見逃したのか、序盤が悪かったのか、どうやったら良かったのかきちんと振り返りましょう。

終わった対局のことを振り返ることを感想戦と言います。

これはプロでもやることです。初心者はなおさらやるべきです。

ただし初心者同士の場合何が悪かったかさっぱりな可能性もあるので、できれば誰かにアドバイスをもらうといいですね。

実戦はネット将棋もありますし、将棋ソフトも初心者向けのものがありますので、そういったものを有効活用して実戦を繰り返しましょう。

まとめ

以上が、将棋初心者がやるべき4つのことです。

大事なのは、将棋を楽しむ気持ちと、あきらめないことです。

負けが続いて嫌になったら将棋観戦でもして気分転換しましょう。プロはすごいなあなどと気楽に将棋に触れるだけでいいと思います。

でもそれだけでなく、日を改めてまた詰将棋や実戦をする気持ちが大切です。負けて悔しいから練習してもっと強くなろうというあきらめない前向きな気持ちが上達のコツですね。

一人でも多くの方がこの記事を参考に、有段者になることを願っています。

《初心者・女性向け》将棋の駒の動きと使い方のコツをトコトン解説

将棋の駒の動きには様々なものがあります。それぞれに特徴があり、使い方のコツというものが存在します。 初心者はまず、駒の動かし方と、駒の特性というものを把握する必要があります。 そこで今回は初心者向けに、駒の動きと使い方のコツをご説明します。

将棋は歩からという古い名著がありますが、歩という駒は、将棋においてそれくらい重要な駒なのです。 歩は一つだけ前に進むことができます。また、将棋で一番多い駒です。 将棋は安い駒と言われます。動ける範囲が狭く、数も多いため、駒の価値が低いためです。 では歩を軽視していいかというと、そうでもありません。 歩を利用した攻めや守りの手筋がたくさんあります。 金の下に歩を打って壁を作って守る底歩や、相手の陣地にと金を作ろうと試みる垂れ歩などが代表例です。 将棋が強い人は歩の使い方が上手です。 歩の手筋が載っている本やサイトを見て、歩の使い方をマスターしましょう。 歩の使い方のコツは歩の手筋と呼ばれる技を覚えて、それが使えないか常に考えること、歩を打って相手の駒を動かして形を乱してチャンスを作れないか考えることです。 こういったことができるようになると、実力はかなり上がっています。

香車

前にだけ進むことができます。相手の駒にぶつかるまでは、何マスも進むことができます。 香車の使い方のコツは、遠くまでにらむことができるという点を生かすことです。 例えば、相手の角と金が縦に並んでいたとしましょう。角の後ろに金がいる状況です。 その状態で香車を角の頭に打つと、相手の角と金のどちらかを取ることができます。 もしも角が逃げると、金を取ることができるからです。 これがもしも歩だと、角に逃げられると金を取ることはできません。 遠く離れた駒を狙える香車だからこその技です。 香車を槍と呼ぶ人もいます。 槍のように突き刺してより価値の高い駒を取ったり、相手陣地に攻め入るために使うことが多いと覚えておきましょう。

桂馬

トリッキーな動きをする駒です。相手の駒を飛び越えることができる唯一の駒です。 動きは二つ前の一つ左か右、どちらかのマスにジャンプするというものです。 桂馬の使い方のコツは、両取りを狙うということです。 相手の駒から離れたところに打てますので、両取りをかけることができる場面が多いです。 金銀との交換を狙うケースが多いですね。 注意点は、桂馬は後ろに戻れませんので、変なところに跳ねて、歩や銀などで取られないようにするということです。 特に銀は後で書きますが両斜め後ろに動けますので、桂馬が逃げることを許しません。 他には角との組み合わせで王手を狙うこともよくあります。角で相手玉をにらみつつ、桂馬で王手をするわけです。 駒をぶつけても攻めることが難しい時は、桂馬でどうにかできないか考えるといいでしょう。

攻めにも守りにも活躍する駒です。一マスずつですが、前三方向と、両斜め後ろに動くことができます。 銀と飛車を組み合わせて攻めることが多いです。 使い方のコツは、飛車と一緒に攻めて相手陣地を突破できないか考えることです。相手の歩を入手するために使うことも多いですね。 桂馬のところでも書きましたが、銀は桂馬の天敵です。相手が桂馬で攻めてきたら、桂馬の前に銀を打って守るというシーンはよくありますので、覚えておきましょう。

攻守の要です。前三方向と両横、真後ろに動くことができます。 攻めでは決め駒として用いることが多いです。 相手の玉が一番下にいて、こちらの歩が相手玉の正面の二個前、つまり三段目にあったとしましょう。この状態で歩の上に金を置くと、玉に逃げ場はなく詰みとなります。これを頭金と言います。 金の動きのうち前方と横に動けるという特性が攻めに使いやすいわけです。とどめに残す駒は金がいいことが多いと覚えておきましょう。 金は守りでも大切な駒です。動けるマスが多いため守備力が高いです。 よって相手の囲いを攻める時は相手の金を狙うとうまくいきます。逆に守る時は、金を簡単に取らせないようにしましょう。

大駒と呼ばれる高い価値の駒です。斜めなら相手の駒とぶつかるまではどれだけでも進めます。 使い方のコツは、遠くにらんで相手の動きをけん制するということです。 相手玉の斜め前からにらんでおけば、相手は斜め前の駒を動かすことができません。角は遠くまで動けるので、斜め前の駒を動かすと玉を取られてしまうためです。 また、角のにらんだ先に相手の飛車や金があった場合は、角を切って相手の駒と交換することがかなり多いです。 角で相手玉をにらんで攻める手はないか、相手の駒を狙って攻撃して攻める手はないか考えると強くなります。

飛車

下手すると王様よりも大事にしてしまう人がいる、重要な駒が飛車です。相手の駒にぶつかるまでは縦横自由に動けます。 角に比べて使いやすく、とても強いです。 使い方のコツはとにかく相手陣地への突破を目指すことです。他の駒と連携してどうにか突破できないか常に考えましょう。 また、状況にも寄りますが、基本的に簡単に相手に渡してはいけません。 渡していい時は、角と飛車の交換でこちらの陣地に飛車を打たれる隙がない時、攻めがつながる時です。 飛車よりも角の方が使えそうな時は交換して大丈夫です。 また、相手を攻めるために飛車を捨てる必要があるなら、もちろん捨てて構いません。むしろ飛車を大切にしすぎてチャンスを逃すこともあります。

8方向全てに一マスずつ動けます。 玉を取られたら負けですので、玉は戦場から遠く離れましょう。 例外はありますが、基本的には金銀で囲んで、飛車と反対側で守ることになります。飛車と近づくことはあまり良くないとされています。 使い方のコツとしては、相手に取られないように、玉の逃げ場所を確保しておく、早めに逃げた方がいい気がしたら早め逃げるということです。 終盤では自分の玉と相手の玉どちらが危険か常に比べる意識を忘れないでください。

駒は成ることができる

将棋の駒は相手陣地である三段目に入ると、駒を裏返して成ることができます。玉と金は成れません。 角は上下左右に一マスずつの動きが追加されます。飛車は斜めへの一マスの動きが追加されます。 他の駒は金になれます。 基本的には成った方が得です。ただし必ず成る必要はありません。銀などは斜めの動きが特徴的ですので、あえて成らずに使うこともよくあります。 また、歩はと金になると金の動きをするのに、相手に取られてもただの歩です。よって、歩をと金にして攻めることは効果的であると覚えておきましょう。

いかがでしたか。さらっとですが、駒の動きと使い方のコツについて説明しました。 駒の特性を生かしつつ戦うと、かなり強くなれます。 少しでも参考になれば幸いです。

子供から大人まで対応したコンテンツ。すべての将棋ファンにおすすめのサイト将棋タウン

インターネット上には数多くの将棋サイトがありますが、その中でも老舗中の老舗サイトといわれているのが今回紹介する「将棋タウン」です。 その歴史は古く、インターネットの黎明期である1999年の元旦に開設されました。

1999年前後にはたくさんの将棋サイト開設されていましたが、そのほとんどが更新をストップしていたり、サイト自体を閉じてしまっています。 そういった中で、将棋タウンは今もなお丁寧に更新が続いています。

将棋タウンはたくさんのコンテンツが充実しており、将棋初心者の方から上級者の方まで楽しむことができます。 この記事では、将棋タウンのコンテンツについて紹介していきたいと思います。

充実したコンテンツ

将棋タウンはいくつかのコーナーに分かれています。

ざっと書き並べてみると

・将棋幼稚園
・コミュニティ広場
・全国将棋道場案内・全国将棋用品案内
・将棋スクール
・情報発信局
・ネット古書店
・詰将棋専門学校
・将棋図書館
・席主の家

これだけ多くのコンテンツが揃っています。

他にも、おまけコーナーとしてゲームセンター・おばけ屋敷というコンテンツまでついており、他の将棋サイトに比べて断トツで充実しているといえます。

例えば将棋幼稚園というコーナーを例に挙げると、
・将棋入門
・マナーについて
・棋譜の読み方書き方
・初心者向けの本紹介
・初心者の方へ
・詰みの基本「1手詰」
・やさしい必死
・今週の「やさしい3手詰」
・今週の「やさしい5手詰」
・6枚落ちの話

これだけの充実した内容が用意されています。

将棋初心者がまず覚えるべき駒の動かし方や、対局中のマナー、さらには棋譜並べをする際に大事な棋譜の読み書きの仕方まで詳しく説明されています。 その次には必死の形を覚えて、簡単な3手詰・5手詰の問題が揃っています。
順番に内容をこなしていくだけで、将棋初心者を卒業して中級者程度の棋力がつくようにカリキュラムが充実しています。

将棋ファンの方であればみなさん経験しているのでお分かりいただけると思いますが、初心者時代が一番大変です。 分からないことがあっても、近くに将棋を教えてくれる人がいなければ自分で解決することができません。

そういった際に頼りになるのが将棋幼稚園のコーナーだといえます。 このコーナーを何度も熟読してある程度のレベルまで到達してしまえば、あとは対局をこなしたり自分でプロ棋士の棋譜を並べたりして、一人で上達することができます。

これから将棋を始めようという人には最適なコーナーだといえます。

中級・上級者向けコンテンツ

中級・上級者向けのコンテンツも充実しています。 将棋スクールというコーナーがそれにあたります。

・将棋用語集
・将棋戦法用語集
・将棋格言集
・棋力判定問題集
・形勢判断の仕方
・今週の「実践の詰み」
・やさしい「実践の詰み」
・難解な「実践の詰み」
・実践「凌ぎの手筋」
・NHK杯に見る受けの手筋
・終盤の寄せと受け
・四間飛車定跡の書籍DB

これだけのコンテンツが揃っています。
特徴としては、より実戦的な詰め将棋の問題が揃っていることです。 普通の詰め将棋の問題であれば、あまり駒や無意味な駒が含まれていないことを逆手にとって解答を見つけることができてしまいます。

ですから、ある程度の棋力が身につくと普通の詰将棋問題では練習になりません。 実践の対局から抜粋した詰将棋問題であれば、そういった問題も起こりません。

個人的には、形勢判断の仕方、実践「凌ぎの手筋」というコンテンツはとてもオススメです。 自分が劣勢だと形勢判断したときに、真っ直ぐ手を指すのではなく、凌ぎの手を指すことで相手に手を預け、相手が間違った手を指せば逆転できるという高度なテクニックをマスターすることができます。

将棋中級者の方で棋力が伸び悩んでいる方にはピッタリの内容になっています。

その他のコンテンツ

紹介してきたように、将棋タウンのメインコンテンツは初心者向けの将棋幼稚園、中級・上級者向けの将棋専門学校です。 その他に関しては、将棋ファン同士の交流所や将棋界の情報をまとめたコンテンツが主だった内容になります。

・コミュニティ広場
ここでは将棋ファン同士が掲示板上で交流することができます。 将棋の勉強方法で悩んでいる人が質問をしたり、お互いの棋譜を見せ合って感想を言い合ったりしています。

どんな質問にも上級者の方が熱心に答えてくれるということで、将棋初心者が質問をしやすい雰囲気になっていいます。 もし分からないことがあればここで聞いてみるとよいでしょう。

・情報発信局
最新のプロ棋士の情報が掲載されています。 順位戦やタイトル戦の結果などがすぐに更新されます。

・将棋図書館
過去の将棋関連の書籍についての情報が揃っています。 棋力別に管理人が推薦する将棋の本が紹介されているので、どの本を購入するか悩んでいる人は一度見てみるとよいでしょう。

上記のように将棋タウンはとても充実したコンテンツが揃っています。 初心者から上級者まで様々な人が楽しむことができます。 一通り見て回るだけでも面白いので、興味を持たれた方は是非一度将棋タウンへ訪れてみてはいかがでしょうか。
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