矢内さんをあきらめます!?関西のイケメン棋士山崎隆之の伝説エピソード
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山崎 隆之(やまさき たかゆき)
プロフィール
1981年2月14日生まれ
広島県広島市出身
師匠 森信雄七段
山崎隆之棋士といえば、関西将棋界の次世代を担うトップ棋士のひとりです。 若手時代から将来を嘱望されており、過去にはタイトル戦の挑戦権を獲得したこともあります。
最近では、将棋ソフトとプロ棋士の対戦イベントである電王戦のプロ棋士代表として、将棋ソフトPonanza(ポナンザ)と対戦したことで話題を集めました。 また、将棋の実力だけでなく、イケメン棋士としても注目されており、女性ファンの心をつかんでいます。
この記事ではそんな山崎隆之棋士の伝説やエピソードを紹介してきたいと思います。
プロフィール
1981年2月14日生まれ
広島県広島市出身
師匠 森信雄七段
山崎隆之棋士といえば、関西将棋界の次世代を担うトップ棋士のひとりです。 若手時代から将来を嘱望されており、過去にはタイトル戦の挑戦権を獲得したこともあります。
最近では、将棋ソフトとプロ棋士の対戦イベントである電王戦のプロ棋士代表として、将棋ソフトPonanza(ポナンザ)と対戦したことで話題を集めました。 また、将棋の実力だけでなく、イケメン棋士としても注目されており、女性ファンの心をつかんでいます。
この記事ではそんな山崎隆之棋士の伝説やエピソードを紹介してきたいと思います。
1テレビ番組で女流棋士に公開告白!?
山崎隆之棋士といえばなんといってもこの事件が有名です。
2006年に行われた第64期名人戦のテレビ中継でその事件は起きました。
初日の解説は山崎隆之棋士、聞き手役は女流棋士の矢内理絵子棋士でした。 当時まだ無名の若手だった山崎隆之棋士と、女流としてすでに名前が売れていた矢内理絵子棋士。 知名度、実績、年齢、すべて矢内理絵子棋士の方が上ということもあって、山崎隆之棋士は緊張した様子で解説をしていました。
ぎこちない様子で必死に解説する山崎隆之棋士と、時おりフォローしてあげる矢内理絵子棋士。 やんちゃな弟を見守るしっかりお姉さんといった雰囲気で、将棋ファンや関係者はほほえましい光景だと見守っていました。
途中、対局者が長考に入ってしまったので、次の一手をいろいろ予想するという場面になりました。 山崎隆之棋士がいろいろな手を提示し、それに対して矢内理絵子棋士が対応手を答えていました。
ひと目見ただけだといろいろな手が考えられる場面でしたが、じっくり考えてみると指す手として考えられるのはひとつしかないことが分かりました。 山崎隆之棋士は「いや~ ここはこの手しかないですね~」と言い切ってしまいました。
聞き手役の矢内理絵子棋士が「そんなに言い切ってしまって大丈夫ですか?」と確認すると 山崎隆之棋士は「これで予想手が当たらなかったらもう・・・・・」と言ってしばらく黙り込みました。
数秒黙ったあと山崎隆之棋士の口から伝説の名言が飛び出しました。 「これで予想手が当たらなかったらもう・・・・・矢内さんをあきらめます!」 NHKのテレビ中継という公の場で突然告白されてしまった矢内理絵子棋士、「突然よく分からないです」と苦笑いしながら答えるのが精一杯でした。
当時はネット上でとても注目を集め、今もなお矢内さんをあきらめます伝説として語り継がれています。
初日の解説は山崎隆之棋士、聞き手役は女流棋士の矢内理絵子棋士でした。 当時まだ無名の若手だった山崎隆之棋士と、女流としてすでに名前が売れていた矢内理絵子棋士。 知名度、実績、年齢、すべて矢内理絵子棋士の方が上ということもあって、山崎隆之棋士は緊張した様子で解説をしていました。
ぎこちない様子で必死に解説する山崎隆之棋士と、時おりフォローしてあげる矢内理絵子棋士。 やんちゃな弟を見守るしっかりお姉さんといった雰囲気で、将棋ファンや関係者はほほえましい光景だと見守っていました。
途中、対局者が長考に入ってしまったので、次の一手をいろいろ予想するという場面になりました。 山崎隆之棋士がいろいろな手を提示し、それに対して矢内理絵子棋士が対応手を答えていました。
ひと目見ただけだといろいろな手が考えられる場面でしたが、じっくり考えてみると指す手として考えられるのはひとつしかないことが分かりました。 山崎隆之棋士は「いや~ ここはこの手しかないですね~」と言い切ってしまいました。
聞き手役の矢内理絵子棋士が「そんなに言い切ってしまって大丈夫ですか?」と確認すると 山崎隆之棋士は「これで予想手が当たらなかったらもう・・・・・」と言ってしばらく黙り込みました。
数秒黙ったあと山崎隆之棋士の口から伝説の名言が飛び出しました。 「これで予想手が当たらなかったらもう・・・・・矢内さんをあきらめます!」 NHKのテレビ中継という公の場で突然告白されてしまった矢内理絵子棋士、「突然よく分からないです」と苦笑いしながら答えるのが精一杯でした。
当時はネット上でとても注目を集め、今もなお矢内さんをあきらめます伝説として語り継がれています。
2羽生善治棋士を怒らせた!?
山崎隆之棋士は2009年に自身初となるタイトル戦への挑戦権を獲得しました。
王座戦での挑戦者となり、当時の王座は羽生善治棋士でした。
事件はその王座戦の第二局で起こりました。 局面はまだ終盤の入り口で、羽生善治棋士が83手目に角を打ち込みました。 対局後のコメントでは、この手を指した場面では羽生善治棋士は自分の方がやや不利な形勢だと考えていたそうです。
その手を受けた山崎隆之棋士でしたが、持ち時間をすでに使い切っており秒読みに追い込まれていました。 序盤は圧倒的優勢だったにもかかわらず、自身の悪手によって形勢を戻してしまっていたこともあり、山崎隆之棋士投了を宣言してしまいました。
羽生善治棋士からすれば、自分の方がやや不利な形勢だと考えているのに突然相手からの投了宣言でした。 羽生善治棋士は一瞬驚いた表情を見せた後で、山崎隆之棋士に一言二言苦言を呈したそうです。
普段は温厚な羽生善治棋士が厳しい顔つきで若手に注意をしている。 そんな光景は今まで一度もなかったということで、当時将棋ファンの間では話題になりました。
相手は将棋界のレジェンド羽生善治棋士、まだ若手の山崎隆之棋士は黙ってうなづくしかありませんでした。 後でそのことを聞かれた山崎隆之棋士は、「正直むかつきました」と当時の心境を語っています。
事件はその王座戦の第二局で起こりました。 局面はまだ終盤の入り口で、羽生善治棋士が83手目に角を打ち込みました。 対局後のコメントでは、この手を指した場面では羽生善治棋士は自分の方がやや不利な形勢だと考えていたそうです。
その手を受けた山崎隆之棋士でしたが、持ち時間をすでに使い切っており秒読みに追い込まれていました。 序盤は圧倒的優勢だったにもかかわらず、自身の悪手によって形勢を戻してしまっていたこともあり、山崎隆之棋士投了を宣言してしまいました。
羽生善治棋士からすれば、自分の方がやや不利な形勢だと考えているのに突然相手からの投了宣言でした。 羽生善治棋士は一瞬驚いた表情を見せた後で、山崎隆之棋士に一言二言苦言を呈したそうです。
普段は温厚な羽生善治棋士が厳しい顔つきで若手に注意をしている。 そんな光景は今まで一度もなかったということで、当時将棋ファンの間では話題になりました。
相手は将棋界のレジェンド羽生善治棋士、まだ若手の山崎隆之棋士は黙ってうなづくしかありませんでした。 後でそのことを聞かれた山崎隆之棋士は、「正直むかつきました」と当時の心境を語っています。
3初代叡王(えいおう)として将棋ソフトPonanzaと対局
2015年に行われた第1期叡王戦を勝ち抜いた山崎隆之棋士は、初代叡王の座に輝きました。
そして翌年2016年の春に最強の将棋ソフトを決める大会で優勝した将棋ソフトPonanzaと2番勝負を行いました。
それまでも何度かプロ棋士対将棋ソフトの対局は行われていましたが、正式なタイトル戦として行われたのは山崎隆之棋士対Ponanzaが初めてでした。 第一局は岩手にある関山中尊寺、第二局は滋賀の比叡山延暦寺にてそれぞれ対局が行われました。
持ち時間はお互い8時間の2日制で行われ、先手後手入れ替えで2番勝負をするので、これでプロ棋士側が負けたらもう言い訳はできないという状況でした。 結果は山崎隆之棋士がまさかの2連敗。
対局後の記者会見で、少し涙ぐみながら「人間の意地を見せたかったのですがすみませんでした」と謝る姿はとても印象的でした。 言い訳を一切せずに潔く負けを認める山崎隆之棋士の姿を見て心を打たれたという将棋ファンの声も多く聞かれました。
女流棋士に公開告白したり、あの羽生善治棋士を怒らせたり、何かと話題を提供してくれる山崎隆之棋士。 七大タイトル戦からは最近遠ざかっていますが、今後のタイトル奪取に期待したいですね!
それまでも何度かプロ棋士対将棋ソフトの対局は行われていましたが、正式なタイトル戦として行われたのは山崎隆之棋士対Ponanzaが初めてでした。 第一局は岩手にある関山中尊寺、第二局は滋賀の比叡山延暦寺にてそれぞれ対局が行われました。
持ち時間はお互い8時間の2日制で行われ、先手後手入れ替えで2番勝負をするので、これでプロ棋士側が負けたらもう言い訳はできないという状況でした。 結果は山崎隆之棋士がまさかの2連敗。
対局後の記者会見で、少し涙ぐみながら「人間の意地を見せたかったのですがすみませんでした」と謝る姿はとても印象的でした。 言い訳を一切せずに潔く負けを認める山崎隆之棋士の姿を見て心を打たれたという将棋ファンの声も多く聞かれました。
女流棋士に公開告白したり、あの羽生善治棋士を怒らせたり、何かと話題を提供してくれる山崎隆之棋士。 七大タイトル戦からは最近遠ざかっていますが、今後のタイトル奪取に期待したいですね!