鹿沼土でバラの盆栽にチャレンジしよう
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バラを盆栽にする?というとびっくりされる方が多いかと思いますが、国際バラとガーデニングショウでも、バラの盆栽コーナーがありました。確かに盆栽の中でもバラの盆栽はまだまだメジャーではありませんが、省スペースで花も楽しめるのでぜひ挑戦したいですね。
盆栽用土としては、赤玉土が最も理想的とされていますが、鹿沼土はほぼ無菌状態なので、デリケートなバラにぜひ使ってみたいもの。 ミニバラの鉢植えを買ってきて、鹿沼土を利用しながら盆栽に仕立てる方法をお伝えします。
盆栽用土としては、赤玉土が最も理想的とされていますが、鹿沼土はほぼ無菌状態なので、デリケートなバラにぜひ使ってみたいもの。 ミニバラの鉢植えを買ってきて、鹿沼土を利用しながら盆栽に仕立てる方法をお伝えします。
鹿沼土ってどんな土?
乾燥した赤玉土も赤というより薄茶色ですが、鹿沼土はもっと白っぽい黄色になります。粒の大きさで大粒~極小粒に分けられていますが、盆栽用には小粒か中粒がおすすめです。
鹿沼土は、栃木県鹿沼市で産出されるから「鹿沼土」と言います。肥料分をほとんど含まないためほぼ無菌状態です。排水性と保水性を兼ね添えていて、肥料分をほとんど含みませんが、肥料もち(保肥力)が高く、粒が崩れにくく丈夫なために、根にしっかりと空気を持たせてくれます。
ほぼ中性を示す赤玉土はpH6.0~6.5で、ほとんどの植物の栽培に適しています。これに対して鹿沼土はpH5.5~6.0ともpH4~5ともいわれていて、ピートモスほどではないものの、酸性寄りです。酸性を好むサツキや日本の古来からある山野草などの栽培に最適です。
鹿沼土は、栃木県鹿沼市で産出されるから「鹿沼土」と言います。肥料分をほとんど含まないためほぼ無菌状態です。排水性と保水性を兼ね添えていて、肥料分をほとんど含みませんが、肥料もち(保肥力)が高く、粒が崩れにくく丈夫なために、根にしっかりと空気を持たせてくれます。
ほぼ中性を示す赤玉土はpH6.0~6.5で、ほとんどの植物の栽培に適しています。これに対して鹿沼土はpH5.5~6.0ともpH4~5ともいわれていて、ピートモスほどではないものの、酸性寄りです。酸性を好むサツキや日本の古来からある山野草などの栽培に最適です。
鹿沼土を使ってバラの盆栽を作ろう
肥料分をほとんど含まず、ほぼ無菌状態なので挿し木にもよく使われる鹿沼土を使ってバラの盆栽を仕立ててみましょう。
趣味で楽しむ場合は細かなセオリーや仕立て方の決まり事などは関係ありません。自分がいいと思う形に仕上げれば十分です。
バラは根が伸びやすいので、盆栽に仕立てた場合は、鉢から外して地上部も地下部も整えなおして新しい土に植えなおす植え替えを、2年ごとに行うようにします。
趣味で楽しむ場合は細かなセオリーや仕立て方の決まり事などは関係ありません。自分がいいと思う形に仕上げれば十分です。
バラは根が伸びやすいので、盆栽に仕立てた場合は、鉢から外して地上部も地下部も整えなおして新しい土に植えなおす植え替えを、2年ごとに行うようにします。
鹿沼土の下準備
中粒の鹿沼土の周りには微細な鹿沼土「みじん」がついています。このみじんは根の呼吸を妨げるので、鹿沼土をふるいにかけてある程度ふるい落としてから水で洗って取り除きます。
また、乾燥した状態の鹿沼土は水を含みにくいので、少し湿らせてから使うのがおすすめなので、みじんを取り除くために水につける作業をすることは一石二鳥になります。
また、乾燥した状態の鹿沼土は水を含みにくいので、少し湿らせてから使うのがおすすめなので、みじんを取り除くために水につける作業をすることは一石二鳥になります。
バラに合わせて酸度を調整しよう
バラはpH5.5~6.5を好むので、酸性の強い鹿沼土をそのまま使わず、アルカリ性のものである程度中和して使うのがおすすめです。しかし、アルカリ性が強すぎる方がなおのこと植物の栽培に向かなくなるので、少しだけ混ぜるようにしましょう。
一般的な土1Lに石灰や苦土石灰を1g程度混ぜただけでpHは1大きくなるようです。
不足している石灰分を補うためにゼオライト、PHを中性寄りにするためにPH8のパーライトなどを少量混ぜておくことで、余分な肥料分を加えないまま根腐れも防止され、ミネラル分も補えます。
ごく少量混ぜてから、土を水に入れてよく振り、その水にpH試験紙をつけてみて色でチェックしておくのが一番かと思います。
一般的な土1Lに石灰や苦土石灰を1g程度混ぜただけでpHは1大きくなるようです。
不足している石灰分を補うためにゼオライト、PHを中性寄りにするためにPH8のパーライトなどを少量混ぜておくことで、余分な肥料分を加えないまま根腐れも防止され、ミネラル分も補えます。
ごく少量混ぜてから、土を水に入れてよく振り、その水にpH試験紙をつけてみて色でチェックしておくのが一番かと思います。
根を成長させないために肥料分を混ぜない
限られたスペースで植物を栽培する盆栽で、肥料分を土に加えてしまうと、根が育ちすぎてかえって生育を阻害してしまいます。省スペースで栽培するために、土にはあらかじめ肥料分を全く加えないようにし、土の上に置き肥を少量置く方法で施肥します。
盆栽の器は底穴さえあれば何でもOK
盆栽にする器は底穴が開いていて、水が抜けるようになっていれば何でも構いません。湯のみやお気に入りのお猪口に底穴をあけて使ってもOK。いらないプリンやゼリーの器でもかまいません。
ポイントは底に水が抜ける穴があるかどうかだけです。ただし、軽すぎる器に大きな植物を植えると倒れてしまうので、ある程度重さがある方がしっかりします。
ポイントは底に水が抜ける穴があるかどうかだけです。ただし、軽すぎる器に大きな植物を植えると倒れてしまうので、ある程度重さがある方がしっかりします。
鉢底ネットを針金で固定するメリット
器の内側から鉢底ネットを置いて、その中央にUピンの形に曲げた針金を通し、器を裏返して針金を左右に広げて固定します。針金を通したところの対角に当たる位置から長さのあるUピンの形に曲げた針金を、今度は裏側から器の内側に向けて通しておきます。
最初に入れた針金で鉢底ネットを固定して虫の侵入を防ぎ、次に入れた針金で植えつけた苗木にからませて固定します。これによって、支え棒なしでもぐらつかず、好きな形に曲げやすくなります。
最初に入れた針金で鉢底ネットを固定して虫の侵入を防ぎ、次に入れた針金で植えつけた苗木にからませて固定します。これによって、支え棒なしでもぐらつかず、好きな形に曲げやすくなります。
ミニバラの鉢植えを盆栽に
土の中から何本も枝が伸びている挿し木苗であることを確認して購入しましょう。購入後はポットを外して、水を入れたバケツの中で根を優しくほぐして、1本ずつに分けましょう。
バラは冬以外では根をいじられるのをきらうので、できるだけ優しく根をほぐします。盆栽にする場合はついている土はできるだけ落とします。
酸度を調整して湿らせておいた土を少量器に入れてから苗木をセットして針金である程度固定したら土をしっかり上まで入れます。うまく固定できたら底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりします。
バラは冬以外では根をいじられるのをきらうので、できるだけ優しく根をほぐします。盆栽にする場合はついている土はできるだけ落とします。
酸度を調整して湿らせておいた土を少量器に入れてから苗木をセットして針金である程度固定したら土をしっかり上まで入れます。うまく固定できたら底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりします。
苗がないなら鹿沼土で挿し木して苗にして
ちょうどいい苗木が手に入らない場合、挿し木して苗にするのもおすすめです。鹿沼土はほぼ無菌状態で保水性も高いので、挿し木の苗床としてよく活用されます。ポットに入れた鹿沼土に、バラの枝を挿して挿し木しましょう。
枝には必ず赤いぷくんとした芽がついているものを選び、そこから葉が伸びてきたら根付いた証拠になります。
切り口に発根剤をつけてから挿し木した方が発芽率が高くなります。うまく根付いたら盆栽の苗木に使いましょう。根がしっかり伸びるまで水切れしないように管理します。
枝には必ず赤いぷくんとした芽がついているものを選び、そこから葉が伸びてきたら根付いた証拠になります。
切り口に発根剤をつけてから挿し木した方が発芽率が高くなります。うまく根付いたら盆栽の苗木に使いましょう。根がしっかり伸びるまで水切れしないように管理します。
盆栽の肥料と水やり
盆栽は小さなスペースに植えられているので、水やりは一般の鉢植えよりまめに行う必要があります。
表面の土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。目安として、冬でも2~3日に1回、春と秋は一日1回以上、夏場は一日2~3回が目安です。特に午前中の水やりが欠かせません。
肥料は株から少し離して、春から秋にかけて毎月、土の上に固形肥料を一つ置くようにします。
表面の土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。目安として、冬でも2~3日に1回、春と秋は一日1回以上、夏場は一日2~3回が目安です。特に午前中の水やりが欠かせません。
肥料は株から少し離して、春から秋にかけて毎月、土の上に固形肥料を一つ置くようにします。
置き場所は盆栽でも日当たりのいい場所へ
盆栽だから日陰がいいのかな?と思いがちですが、バラは日当たりを好む植物なので、日当たりのいい場所に置くようにしましょう。室内ではひょろひょろと徒長してしまい、花も咲きません。
盆栽は限られたスペースで栽培するため、小さくても花も実もなりやすい栽培方法なので、せっかくバラを育てるのであれば花を咲かせたいもの。日当たりで管理すると、四季咲きのバラであれば、真冬になるまで花が楽しめます。
盆栽は限られたスペースで栽培するため、小さくても花も実もなりやすい栽培方法なので、せっかくバラを育てるのであれば花を咲かせたいもの。日当たりで管理すると、四季咲きのバラであれば、真冬になるまで花が楽しめます。
乾燥しやすいので冬でも水やりを忘れずに
土がとても少ない盆栽では、土が乾燥しやすいので、冬でも水やりを忘れないようにしてください。葉がなくなった状態でも、土がからからに乾くとしまうと枯れてしまうので、通常のバラの休眠期であっても土のチェックは欠かさないようにしましょう。
まとめ
鹿沼土は酸性寄りなので、サツキなどの酸性を好む植物限定に思われがちですが、赤玉土の産地も鹿沼土と同じ鹿沼市周辺です。それほど大きく性質は変わりません。
確かに赤玉土ほど安価ではありませんが、ほぼ無菌状態であることは根も病気になりやすいバラにとってはうれしい状態です。少量のゼオライトやパーライトを混ぜたものを水に入れて振ってからpH試験紙でpHのチェックをしておくと安心です。
花が咲き終わったら、花殻は5枚葉の上で剪定すると次の花が楽しめます。盆栽は通常の鉢植えよりも大胆な剪定を繰り返すのがおすすめです。
確かに赤玉土ほど安価ではありませんが、ほぼ無菌状態であることは根も病気になりやすいバラにとってはうれしい状態です。少量のゼオライトやパーライトを混ぜたものを水に入れて振ってからpH試験紙でpHのチェックをしておくと安心です。
花が咲き終わったら、花殻は5枚葉の上で剪定すると次の花が楽しめます。盆栽は通常の鉢植えよりも大胆な剪定を繰り返すのがおすすめです。
初心者の強い味方、鹿沼土って?その特徴と使い方が知りたい!
「鹿沼土」って知っていますか。よく園芸店やホームセンターでは目にしますが、この土はガーデニング初心者には強い味方と言われています。そんな「鹿沼土」の素晴らしい魅力についてここではご紹介します。
特に「鹿沼土」は水遣りの管理がしやすいとも言われ重宝がられています。土の種類っていっぱいありますが、「鹿沼土」をうまく使いこなしてガーデニングで難しいと言われる水遣りの達人になるのもいいのではないでしょうか。
特に「鹿沼土」は水遣りの管理がしやすいとも言われ重宝がられています。土の種類っていっぱいありますが、「鹿沼土」をうまく使いこなしてガーデニングで難しいと言われる水遣りの達人になるのもいいのではないでしょうか。
「鹿沼土」って不思議な名前は?誕生は?
「鹿沼土(かぬまつち)」って名前は不思議ですが、実は採取地域の地名から付いているもので、栃木県鹿沼地方で採れる関東ローム層の土壌のことです。この土の誕生は約4.5万年前で赤城山が噴火した際の火山灰が風化した軽石と言われているものです。
色は、黄色っぽく土と言っても大きな粒状をしているのが特徴の土です。水分を含むとより「鹿沼土」は黄色っぽくなるのが特徴で、実は、軽石の粒状の形状になっていて、小さな孔隙が沢山あるために水分を含みやすくなっています。ただ、硬い粒状ではありますが、あくまでも土なので、使っているうちに粒状が崩れていくというちょっと不思議な土です。
また、この土は、日本を代表する土の性質を持っているとも言われ、酸性の土に適した植物におすすめと言われています。昭和40年代のサツキブームにはとても人気となった土で、サツキや蘭、山野草に適していて、最近ではまた新しいブームになっている多肉植物などによく使われているのを見かけませんか。
色は、黄色っぽく土と言っても大きな粒状をしているのが特徴の土です。水分を含むとより「鹿沼土」は黄色っぽくなるのが特徴で、実は、軽石の粒状の形状になっていて、小さな孔隙が沢山あるために水分を含みやすくなっています。ただ、硬い粒状ではありますが、あくまでも土なので、使っているうちに粒状が崩れていくというちょっと不思議な土です。
また、この土は、日本を代表する土の性質を持っているとも言われ、酸性の土に適した植物におすすめと言われています。昭和40年代のサツキブームにはとても人気となった土で、サツキや蘭、山野草に適していて、最近ではまた新しいブームになっている多肉植物などによく使われているのを見かけませんか。
「鹿沼土」を使って楽しむ初心者でもできるステキなガーデニング!
この土の特徴は、水を含んだ時に黄色くなるので、水遣りの管理がしやすい事が一番です。土が白っぽくなったら水遣りをすればいいのでわかりやすい信号を送ってくれていると言われる土です。白っぽくなったらたっぷり水を遣るのもこの土の管理のコツです。
ただ、外国産のアルカリ性土壌を好むハーブなどの生育には適していないので少し注意が必要です。そういえば、どちらかというと日本の植物に使われていますよね。
10kg~20kgで数百円程度で購入できる利用しやすい土で多くの人が愛用しているのではないでしょうか。
ただ、外国産のアルカリ性土壌を好むハーブなどの生育には適していないので少し注意が必要です。そういえば、どちらかというと日本の植物に使われていますよね。
10kg~20kgで数百円程度で購入できる利用しやすい土で多くの人が愛用しているのではないでしょうか。
こちらは育てるのが難しい胡蝶蘭を鹿沼土で育てている例ですが、こんな透明の容器に入れていると、余計に鹿沼土での水の状況がよくわかります。色の変わり方で一発で保水、排水状況もわかりますので、例えば土の下の方でいつも湿った色になっている場合は、側面に空気穴を開けて管理すると言った具合に管理の術が調整できると言う素晴らしい育て方です。
乾いた状態から水遣りをすると鹿沼土が小さな音を出すくらいに給水するというもので、水遣りによる土からの反応もあって育てるのも面白いと言えます。
乾いた状態から水遣りをすると鹿沼土が小さな音を出すくらいに給水するというもので、水遣りによる土からの反応もあって育てるのも面白いと言えます。
かわいい挿し木を育ててくれるゆりかご的な場所
さらに、いい点は、土自体がクリーンな土という性質を持っているため腐植などの養分や害虫や雑草の種などをあまり含んでいないので、難しい挿し木などにも活用できるという利点です。
ここにいろいろな木の挿し木をして雑菌から守りながら大きく育てていくことができるという、赤ちゃんのゆりかごのような貴重な生育の場所になってくれます。アジサイの葉っぱなども挿し木をして1か月ほどで根が出てくれます。
こんな風に1か月間の間、挿し木のゆりかごとして大事に成長を促してくれる貴重な土と言えます。
ここにいろいろな木の挿し木をして雑菌から守りながら大きく育てていくことができるという、赤ちゃんのゆりかごのような貴重な生育の場所になってくれます。アジサイの葉っぱなども挿し木をして1か月ほどで根が出てくれます。
こんな風に1か月間の間、挿し木のゆりかごとして大事に成長を促してくれる貴重な土と言えます。
鹿沼土の大きさによる使い分けで達人に
その鹿沼土は、粒の大きさによって細粒、小粒、中粒、大粒とに大体分けられ、それによって使い分けられることが多いので、これができるようになるとさらにガーデニングの達人になれそうです。
例えば、細粒だと粘土質が強く水持ちがいいため、鹿沼土としての本来の特徴の水はけは悪くなるため、土の入れ替えをこまめにやったり、他の土と混ぜて使います。 また、小粒は酸性の性質に合う植物を植えるのに最適で山野草の生育の適しています。中粒は、よく鉢で見かける盆栽や鉢物の木に使われているものです。
さらに、大粒は、ピンポイントに鉢底に水はけをよくするために置いたりする鉢底石の役割に使ったりします。鹿沼土だけでこんなに色々な利用ができるということでぜひ上手に使いこなして頂きたい土ですね。
例えば、細粒だと粘土質が強く水持ちがいいため、鹿沼土としての本来の特徴の水はけは悪くなるため、土の入れ替えをこまめにやったり、他の土と混ぜて使います。 また、小粒は酸性の性質に合う植物を植えるのに最適で山野草の生育の適しています。中粒は、よく鉢で見かける盆栽や鉢物の木に使われているものです。
さらに、大粒は、ピンポイントに鉢底に水はけをよくするために置いたりする鉢底石の役割に使ったりします。鹿沼土だけでこんなに色々な利用ができるということでぜひ上手に使いこなして頂きたい土ですね。
赤玉土との違い?限りある土として大事に使いたい土たち
ところで、鹿沼土と一緒によく使われる同じ関東ローム層で採取される「赤玉土」とはどう使い分けたらいいのでしょうか。こちらもよく使われる「赤玉土」ですが、粘土質が多い土を粒状にして通気性を良くした文字通り赤い玉状の土で園芸用に開発された土となっています。こちらも盆栽、サボテンなどには硬質の基準のものを使い、観葉植物や草花には上質のものを使うなど使い分けされます。
そして、「鹿沼土」との違いは、弱酸性の土なためにほぼすべての植物に用いることができることです。「鹿沼土」と「赤玉土」は、どちらも初心者には扱いやすい土と言われますが、「赤玉土」の方がどんな植物にも対応し、酸性度の高い土質を好む植物には「鹿沼土」が向いていると理解するといいのではないでしょうか。 そして、これらのガーデニング初心者にはありがたい「鹿沼土」や「赤玉土」の土も日本の大事な「有限資源」であることも忘れてはならないことです。最近のガーデニングブームで沢山採取され続けていますが、このままの利用頻度で使われると計算すると「鹿沼土」で40~50年、「赤玉土」は15~20年で採取できなくなるという予想も立っているのが現状です。
こんな使いやすい土も、いつかはなくなってしまう貴重な土であるということも考える必要があります。土の特性を理解しながら私達も大切に素敵なガーデニングを行っていきたいものです。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。
そして、「鹿沼土」との違いは、弱酸性の土なためにほぼすべての植物に用いることができることです。「鹿沼土」と「赤玉土」は、どちらも初心者には扱いやすい土と言われますが、「赤玉土」の方がどんな植物にも対応し、酸性度の高い土質を好む植物には「鹿沼土」が向いていると理解するといいのではないでしょうか。 そして、これらのガーデニング初心者にはありがたい「鹿沼土」や「赤玉土」の土も日本の大事な「有限資源」であることも忘れてはならないことです。最近のガーデニングブームで沢山採取され続けていますが、このままの利用頻度で使われると計算すると「鹿沼土」で40~50年、「赤玉土」は15~20年で採取できなくなるという予想も立っているのが現状です。
こんな使いやすい土も、いつかはなくなってしまう貴重な土であるということも考える必要があります。土の特性を理解しながら私達も大切に素敵なガーデニングを行っていきたいものです。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。