葉っぱの形と花の豪華さが魅力【ルピナス】
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北アメリカ西部を中心とした南北アメリカや南アフリカ・地中海沿岸に200種以上が分布する「ルピナス」は「ノボリフジ」の別名にあるように、藤の花をさかさまにしたような力強い花が上へ向かって豪華に咲き誇ります。
手のひらを広げたような形の葉っぱもかわいらしいので花のない時期も楽しめ、花期になると小さな花が集まった大きな花穂が黄色・オレンジ・赤・青・紫・ピンク・白などのカラフルに咲き、お庭を華やかに彩ります。
手のひらを広げたような形の葉っぱもかわいらしいので花のない時期も楽しめ、花期になると小さな花が集まった大きな花穂が黄色・オレンジ・赤・青・紫・ピンク・白などのカラフルに咲き、お庭を華やかに彩ります。
ルピナスは暑さに弱い
ルピナスは暑さに弱い植物なので、暖地より寒冷地向けの花です。本来は多年草ですが、暖地では夏の暑さを乗り切るのが難しく、夏越しできずに枯れてしまうため、一年草として扱うこともあります。
通常ルピナスは秋に種をまいて、翌年春に花を咲かせますが、品種によっては翌年咲かずに翌々年に花が咲くものもあります。
寒冷地で秋に種をまくと、大きくなる前に冬になってしまうので、寒冷地では秋ではなく春に種をまき、夏に花を咲かせます。
通常ルピナスは秋に種をまいて、翌年春に花を咲かせますが、品種によっては翌年咲かずに翌々年に花が咲くものもあります。
寒冷地で秋に種をまくと、大きくなる前に冬になってしまうので、寒冷地では秋ではなく春に種をまき、夏に花を咲かせます。
ルピナスは品種によって草丈も花つきも異なる
カリフォルニアからカナダにかけて分布する品種「ポリフィルス」は草丈が1.5mになる大型の多年草で、花色が豊富です。このポリフィルスと他の品種を交配してできた園芸品種が「ラッセルルピナス」で、ポリフィルス同様草丈が大きくなり、紫やピンクなど花色が豊富です。
同じアメリカでもテキサス州原産の「ルピナス・テキセンシス」は草丈が40cm前後で花は赤花と青花の2色があり、種まきの翌々年に咲く二年草です。
南ヨーロッパ原産では、「キバナルピナス(ルテウス)」は草丈が50cm程度で黄色い花を咲かせ、「カサバルピナス(ヒルスツス)」は草丈が80cm前後で青紫、ピンク、白、白と紫のツートンカラーなどの花色があり、葉っぱは傘を広げたような形になります。どちらも種まきの翌年に咲く一年草です。
この他に、草丈が40cmほどでも花穂の長さが20cmにもなり、暖地でも春に種まきして育てることができる「ピクシー・デライト」や、草丈が50cmくらいで4月下旬に花開く早咲きの「リリアン」と言った品種もあります。
同じアメリカでもテキサス州原産の「ルピナス・テキセンシス」は草丈が40cm前後で花は赤花と青花の2色があり、種まきの翌々年に咲く二年草です。
南ヨーロッパ原産では、「キバナルピナス(ルテウス)」は草丈が50cm程度で黄色い花を咲かせ、「カサバルピナス(ヒルスツス)」は草丈が80cm前後で青紫、ピンク、白、白と紫のツートンカラーなどの花色があり、葉っぱは傘を広げたような形になります。どちらも種まきの翌年に咲く一年草です。
この他に、草丈が40cmほどでも花穂の長さが20cmにもなり、暖地でも春に種まきして育てることができる「ピクシー・デライト」や、草丈が50cmくらいで4月下旬に花開く早咲きの「リリアン」と言った品種もあります。
ルピナスの種まき
ルピナスはマメ科で種が硬いので、一晩水につけて給水させてから種まきします。発芽温度は20℃なので、一年草のものは9月上旬ごろ涼しくなってから種まきし、ラッセルルピナスなど多年草のものは6月に種まきします。根は横にも広がるので間隔をあけて種まきしましょう。
ルピナスは酸性の土壌では育たないので、植え付け前に苦土石灰を少量散布して土に混ぜ込んでおきます。同じ場所で育て続けると育たなくなる連作障害も起こしやすいので、同じ場所に植えないようにしましょう。マメ科の植物なので、肥料は全体的に控えめにして、植え付け時に元肥として窒素分の少ない肥料を使うようにしましょう。
ルピナスは、太く枝分かれが少ない根をまっすぐに伸ばして育ちます。ポットに種まきしてポット苗に育ててから移植することも可能ですが、根が傷つくと育たなくなり移植しにくいため、庭や大きな植木鉢に直接種まきするのが適しています。
ルピナスは酸性の土壌では育たないので、植え付け前に苦土石灰を少量散布して土に混ぜ込んでおきます。同じ場所で育て続けると育たなくなる連作障害も起こしやすいので、同じ場所に植えないようにしましょう。マメ科の植物なので、肥料は全体的に控えめにして、植え付け時に元肥として窒素分の少ない肥料を使うようにしましょう。
ルピナスは、太く枝分かれが少ない根をまっすぐに伸ばして育ちます。ポットに種まきしてポット苗に育ててから移植することも可能ですが、根が傷つくと育たなくなり移植しにくいため、庭や大きな植木鉢に直接種まきするのが適しています。
ルピナスの植え付け
ポットに種まきしてポット苗にした時や、ポット苗を購入してきた時は、土を崩さないように根を傷めないように気をつけながらポットを外し、二回りほど大きな鉢に植え替えるか、庭植えにします。市販のポット苗の多くは春に流通します。購入してきたらすぐに植え替えるようにしましょう。
ルピナスを植える土は、水はけがよく、通気性と水持ちもよい土が適しています。培養土にパーライトやバーミキュライトなどを1割程度ブレンドして用いましょう。赤玉土(小粒):腐葉土=2:1の割合でブレンドしたものにパーライトやバーミキュライトを1割程度ブレンドしたものもおすすめです。
庭土の水はけが悪いときも、パーライトやバーミキュライト、小粒の軽石などを庭土に混ぜてから植えるようにしましょう。酸性の土壌には育たないので、鹿沼土やピートモスなどの酸性寄りの土は使わず、あらかじめ土に苦土石灰を少量まいておくのを忘れないようにしてください。
ルピナスを植える土は、水はけがよく、通気性と水持ちもよい土が適しています。培養土にパーライトやバーミキュライトなどを1割程度ブレンドして用いましょう。赤玉土(小粒):腐葉土=2:1の割合でブレンドしたものにパーライトやバーミキュライトを1割程度ブレンドしたものもおすすめです。
庭土の水はけが悪いときも、パーライトやバーミキュライト、小粒の軽石などを庭土に混ぜてから植えるようにしましょう。酸性の土壌には育たないので、鹿沼土やピートモスなどの酸性寄りの土は使わず、あらかじめ土に苦土石灰を少量まいておくのを忘れないようにしてください。
ルピナスの日当たりと置き場所
ルピナスは日当たりがよい場所を好みますが、多少日陰でも育てられます。寒さには強いのでー5℃くらいまでは平気ですが、根が凍ると枯れてしまうので、冬の水やりは暖かい午前中に行います。
ルピナスは土を過湿にすると根腐れしやすいので、土は乾燥気味に管理します。水やりするときは、表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまで水やりしますが、鉢皿に水は残さないようにします。
ルピナスは土が乾燥気味なのを好みますが、乾きすぎると葉っぱが黒くなってしわしわになり、落ちてしまうときがあるので、水切れのし過ぎにも気をつけましょう。
夏の暑さには弱く、25℃を超えると成長が止まってしまうので、夏場は風通しのよい涼しいところで管理するようにします。
ルピナスは土を過湿にすると根腐れしやすいので、土は乾燥気味に管理します。水やりするときは、表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまで水やりしますが、鉢皿に水は残さないようにします。
ルピナスは土が乾燥気味なのを好みますが、乾きすぎると葉っぱが黒くなってしわしわになり、落ちてしまうときがあるので、水切れのし過ぎにも気をつけましょう。
夏の暑さには弱く、25℃を超えると成長が止まってしまうので、夏場は風通しのよい涼しいところで管理するようにします。
ルピナスの花を長く楽しむには
ルピナスの花穂の花が全体的に咲き終わってきたら、種をつけ始めないように早めに花穂を切り取って花殻摘みします。
花穂の茎の付け根で切り落とすことで、切ったところから脇芽が伸びてきて、二番花、三番花と次々に花を咲かせることができます。
花殻摘みが遅れると次の花が付きにくくなるばかりでなく、草丈ばかりが伸びてしまうので、花殻はなるべく早めに摘み取るようにします。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。
花穂の茎の付け根で切り落とすことで、切ったところから脇芽が伸びてきて、二番花、三番花と次々に花を咲かせることができます。
花殻摘みが遅れると次の花が付きにくくなるばかりでなく、草丈ばかりが伸びてしまうので、花殻はなるべく早めに摘み取るようにします。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。