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ガジュマルを植え替えるタイミングと植え替え方法のおすすめは?

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ガジュマルはその姿を見ているだけでも人に強い印象を与えますよね。自然に生えているガジュマルはダイナミックで神秘的で生命力を感じる木です。

そんな魅力的なガジュマル観葉植物として鉢で育てている人も多くいますが、ガジュマルを育てる中で植え替えるタイミングや植え替え方法についてはどうしたらいいでしょうか。ガジュマルの植え替え方について悩んでいる人のためにその方法についてご紹介します。

ガジュマルは成長が早いので植え替えることも必要!

ガジュマルは、熱帯地方に育つ植物でとても大きく育ち、成長が早い樹木です。そういった点で生命力にあふれていると言える木でしょう。

ガジュマルの植え替えも2~3年に1回は必要とされています。では、そのタイミングとはどんな時でしょうか。

ガジュマルは元々株元が大きいのが特徴ですが、それが生長につれて大きくなったら今より一回り大きな鉢に植え替えるのがおすすめです。2~3年ほどで根が鉢の中でいっぱいになって根詰まりしているようになりますので植え替えるようにしましょう。

そうした際に古い鉢から根を抜いて植え替えますが、根についている土は1/3ほどを落とすようにします。古い根や傷んだ根もカットして大丈夫ですので根を整理してあげるのがコツです。

また、植え替える際に樹形が崩れてバランスが悪くなっているのであれば、思い切って剪定してあげても生命力があるガジュマルなのでおすすめです。自分の好きな形に整えてあげましょう。

枝が間延びしているのであれば思い切って丸坊主になる位に切ってあげても大丈夫です。もう一度最初から仕立て直す感じで植え替えの際に剪定してみるのがいい方法です。できればあまり間延びしないようなこんもりとした樹形がガジュマルらしい面白い形になりますのでそんな形を目指しましょう。

また、植え替えの時期は生育期の5月~7月頃がおすすめの時期ですのでいい時期を選んで行いましょう。

植え替え方法は?鉢や土の準備は?

植え替え用の鉢は、一回り大きな鉢で底に穴が開いた鉢で水はけがいいような鉢を準備します。

そこに水はけと通気性のためにまず鉢底石を鉢の深さの1/5~1/6程度埋まる程度に敷き詰めます。これに赤玉土7:腐葉土3の割合で配合した土を入れますが、ゆっくり効く肥料も一緒に混ぜ合わせましょう。

そして、その混ぜ合わせた土を最初は少しだけ入れるようにし、その時点でガジュマロを鉢に入れて確認することが大切です。ガジュマルは株元が大きいのでそのあとガジュマルを安定させるように土をある程度入れられるかどうかを確認します。確認した上で、株元の隙間に土を埋め込んでいき、固定させていきます。

その際に、割りばしなどで土をつついて株元と土を安定させるといいようでしっかり土を埋め込んでいきます。土が鉢よりも最終的に1~2cmほど低く入って納まれば最適です。そのあとはたっぷり水を遣っておけば植え替えは完了です。

ガジュマルを植え替えて盆栽風の仕立ても楽しんでみませんか

また、ガジュマルを植え替える際に、鉢にこだわって陶器の盆栽鉢に植えてみるのも面白いのではないでしょうか。ガジュマルは気根という根が空中に垂れ下がってきますのでこれを活かして盆栽を楽しんでみるのもいいでしょう。植え替えの際も気根を活かしたまま植え替えるのもいい方法です。

盆栽風に仕上げるためには、ガジュマルの太い独特の株元を活かすようにしてみませんか。多くある細かな枝を整理して切っていくのもいいでしょう。活かしたい枝を好きな形にするために針金を掛けていくと枝を曲げることができて盆栽風になります。

そんな盆栽風の楽しみ方もガジュマル鉢植えではできますので、植え替える際に目指してみるのもいいのではないでしょうか。

また、この盆栽風の楽しみ方の一つとして植え替えの際に土の中にあったガジュマルの太い根も地上に出すように植え替えてみるのも面白い仕立てになります。ガジュマルの太い株元が何とも言えない盆栽の魅力となりますので太い根が見えるように仕立てるのもおすすめです。

ガジュマルの植え替えを様々に楽しんで

こうして見てきますと、ガジュマルはよく成長しますので鉢で育てている場合には植え替えが必要ですが、気軽に植え替えも行うことができる樹木です。
植え替えるとなると枯れるのではないかと心配する人も多いと思いますが、生育期の5月~7月を選べばガジュマルは生命力がありますので植え替えたり仕立て直しをしたりしても丈夫です。

植え替えながら大きくガジュマルを育てたり、盆栽のように仕立てたりしてみませんか。個性的なガジュマルの株元や気根などを楽しむのは魅力的です。熱帯地方の樹木らしい生命力を感じるような姿に仕立て直してみるのもいいでしょう。

ガジュマルの楽しみ方は株元、気根、葉っぱと色々楽しめますので個性的な姿を楽しんでみませんか。

ガジュマルの木の神秘的な魅力とは

ガジュマルの木は神秘的な木とよく言われますが、その魅力とは実際にどういった点でしょうか。詳しくその魅力に迫ります。

個性的な見た目、そしてその生態についてご紹介します。

ガジュマルの木の見た目の特徴とは

ガジュマルの木の特徴と言えば、樹高が20mにもなり、巨大であることや熱帯地方の木ならではの独特の雰囲気がありますよね。

それほど大きな木は、沖縄や屋久島や種子島などの写真などでしか見たことがない人が多いと思いますが、印象的な木です。

幹はというと、たくさんに分かれていますよね。そしてその幹から褐色の気根と呼ばれるものを地面に垂らしています。実に見た目が独特で神秘性がある様子がうかがえる木です。

ガジュマル」という名前の由来は、はっきりとはしていませんが、一説にはこの気根などが絡まった状態から「絡まる」から「ガジュマル」に名前が変わったという話があります。他の木に絡みついてその木を枯らしてしまうというほどの木です。

また、大きな木でもあることから「風を守る」から「カゼマモル」、そして「ガジュマル」になったという説もあります。防風林や防潮樹、街路樹として植えられたり、生垣などにも植えられたりしています。「ガジュマル」は沖縄の地方名にもあります。

どちらにせよ、沖縄などでは地域に根差した木となって親しまれています。

ガジュマルの神秘的な魅力とは

特徴的な気根が地面に垂れ下がる状態は、コンクリートなどの道をも突き破るとまで言われています。ガジュマルの生命力には実はすごいものがあります。

また、ガジュマルの木については、沖縄県の言い伝えにもなっているものがあります。ガジュマルの古い木に幸福をもたらすという精霊の「キジムナー」が宿る話はよく知られています。

それで、ガジュマルは「多幸の樹」とも呼ばれ、珍重されています。確かにその風貌から何かを宿しているようなそんな姿を感じますよね。

そんなガジュマルの特徴の気根は、ガジュマルが元気である証拠でもあります。気根を一つの大きな魅力として味わいたい木です。

小さなガジュマルの木を育てていてもこの気根が出てくることがありますので、これを面白く鑑賞してみるといいでしょう。また、もし見た目が悪いと感じたら切っても構いません。

ガジュマルの力強い生命力

ガジュマルの力強い生命力についてですが、巨木になると気根はやがてたくさんになり、ガジュマルの幹がわからないほどになります。他にも気根が伸びる観葉植物としては今人気の「モンステラ」などもありますよね。

気根は、水分や養分を吸収することができ、呼吸もしたりできるものです。大きく育った植物を支える支柱のような役割も果たします。様々な役割を担うものです。植物が自分で自分を元気にさせ、支えようとしていると言えますよね。

また、大きなガジュマルの木は、植物や鳥にとっても棲み処となります。ガジュマルは、植物や鳥にとってもオアシスのような場所となっています。また、人にとっても、とても大きな常緑高木のため、熱帯地方などでも木陰となります。小笠原諸島では人の手によってよく植えられている木ともなっています。

日本だけでなく、中国南部や台湾、ベトナムなどでもその巨木の様子を見ることができます。寺院などに植えられていたり、建物に被さって覆いつくすように育っていたりします。

そして、そうした地でも大きな日陰を作ってくれ、そこで安らいだり、木の下で露店を開いたりすることも行われています。観賞用だけでなく巨木ですので、いろいろな役割に世界中で使われています。

ガジュマルは風水でも人気!

また、そんなガジュマルは風水でも人気です。厚みのある丸い葉っぱの形状が金の気があるとされています。方角的には、西、北西、北に置いて金運を上げるといいでしょう。

ガジュマルの葉っぱの丸さも風水上では、大切にされ、注目されているのですね。

ガジュマルにとっては、特徴的な太い根、また葉っぱが多く茂っているものが良く、たくさん日光を浴びた元気のいいガジュマルです。金運を上げる意味でもたくさんの葉っぱの茂ったものを選んで置いてみましょう。多くのご利益がありそうですね。

そうした見た目の不思議さだけでなく、風水としての魅力でも人気を呼んでいます。

ガジュマルの剪定のコツを知りたい!

ガジュマルの木はちょっと個性的な雰囲気が人気ですが、生命力が強く大きく自由に育とうとするので、育てていくうちに剪定が必要な時期もあります。そんな時のガジュマルの剪定のコツについてまとめてみました。

ガジュマルの剪定の方法を知って特徴的なガジュマルらしい魅力ある姿を楽しんでみませんか。

成長が早いガジュマルは切り戻しも

ガジュマルの木は大きくなると原産地の熱帯地方などでは20mにもなる高木と言われています。確かに大きくうっそうと育っている様子などを見たことがあるのではないでしょうか。

成長が早い樹木ですので観葉植物で育てた場合も大きくなり、剪定が必要になることが多くあります。枝が勢いよく伸びていってバランスが悪くなったりしますのでそうなったら切り戻すことも必要となります。

切り戻す際のコツとしては、突出した枝は枝の根っこから切るのがおすすめです。他の枝も1/3~2/3ほどに切り戻します。大きく切り戻してもまた枝分かれの所からたくさん新芽を出しますので心配がいらないガジュマルです。

すぐにまた大きく成長してくれますので、剪定は成長を見込んで樹形を整えるつもりで思い切って行うことが大切です。

ただ、剪定の時期は生育期の5月~6月の気候のいい時期に行いましょう。寒さには弱いガジュマルですので冬はやらないようにするのが重要なコツです。

間延びしたガジュマルを丸坊主に仕立て直す?

ガジュマルの樹形が整わなくなる原因としては、日当たりが悪いと間延びをしてきますのでそういった際は大きく切り戻して丸坊主にするのもいい方法です。思い切って剪定する場合は、剪定時期を生育期の5月~6月にやるということだけを間違わなければ大丈夫です。

丸坊主にした場合とても心配ですが、2週間~1か月ほど経つと生育期に剪定した場合、生命力の強いガジュマルは太い枝から小さな新芽を出してくれます。そしてその後よく日に当てるようにするとどんどん成長してくれます。

葉っぱが枯れかけていた場合なども思い切って丸坊主にしてみると復活してくれますのでいい方法です。丸坊主にして葉を切ってしまうことで、葉に必要だった水分や養分を一度幹に蓄えてあげて元気を取り戻してあげましょう。幹や気根の成長も促してあげることが必要なこととなります。

剪定の具体的な方法は?

剪定の具体的な方法としては完成形の形をイメージして大きく切り戻すことです。特に真上に伸びる枝を切ります。勢いよく伸びている枝も思い切って切っていきます。

また、枯れている枝も根元から切ることで新しくするようにします。剪定の際によくやるように重なっている枝や内側に伸びている枝は切り落としていきましょう。鉢の生え際から枝が出ていた場合も切ってしまいましょう。

ガジュマルの特徴でもある気根は、空気中で長い根を下に伸ばしていますが、これが気になる場合は生えている元から切っても大丈夫です。ガジュマルらしさですのでそれを大切にしたい場合はそのままにしておきます。

剪定した枝を挿し木することも可能

また、ガジュマルは挿し木で増やすことが可能ですので剪定の際に一緒に挿し木をして増やしてもいいですよね。挿し木にいい時期も5月~7月ですので剪定した枝を使ってみませんか。

挿し木の方法としては、3~4節の長さほどに長く枝を切り取ります。下に付いている葉は全部切り落とし、上の葉も大きなものは真横に半分にカットしてしまいます。

その際に注意するポイントとしては、枝を切った際に乳白色のドロンとした液がガジュマルから出ますのでこれが切り口に付かないようにすることが大切です。もし液が付いた場合には切り口を洗い流すようにしましょう。

挿し木をする土は赤玉土やパーミキュライトなどの清潔な土にし、根が出るまでは水を絶やさないようにし半日陰で育てるようにしましょう。根が出たら1か月ほどは乾燥気味に育てるのがコツと言えます。

剪定しながら大切に育てたいガジュマル

いかがでしょうか。ガジュマルは、特徴的な姿をしていて人気も高いのですが、大きく育ちます。バランスのいい姿を保ったり小さく育てたりするためには剪定が必要となります。また、葉っぱが枯れることもあり、そうした際には思い切って剪定をして時には丸坊主にしてあげることもいいことです。

すぐにまた成長するのがガジュマルのいい所ですので、剪定をしながらガジュマルを楽しんでみませんか。ガジュマルの太い幹の形や枝ぶりの成長の形、気根の不思議さを楽しみながら盆栽のように育てている人もいます。イメージする樹形を絵で書いてみたりしながら成長を見込んで剪定してみましょう。

すぐに成長しますので何回でも仕立て直しもできるのも魅力です。ガジュマルで剪定の技術を養って楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。自然の醍醐味を感じるようなガジュマルの樹形ですので自然の世界を鉢の中で楽しむつもりで育ててみませんか。

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