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サンデリアーナの魅力。サンデリアーナはミリオンバンブー・万年竹・ラッキーバンブー

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サンデリアーナは、「サンデリアーナ」という名前よりも、その別名の「ミリオンバンブー」「富貴竹」「開運竹」「万年竹」「ラッキーバンブー」など、竹のついた名前のほうがよく知られています。

サンデリアーナには「竹」の付いた名前がつけられていますが、竹ではなくドラセナ属です。
サンデリアーナは茎が柔らかいため、様々な形に曲げたり絡め合ったりもできるのでユニークな形にされているものもあります。

サンデリアーナの特徴と管理方法とともに、サンデリアーナの魅力をご紹介していきましょう。

サンデリアーナは丈夫で育てやすい観葉植物

サンデリアーナの原産地は、熱帯アフリカ西部のカメルーンなどで、熱帯性の常緑低木です。
笹のような光沢のある葉っぱが、真っ直ぐ伸びる茎から伸びています。
サンデリアーナは大きくなると2mくらいまで伸びますが、あまり枝分かれせず真っすぐ伸びていきます。

下の方の葉っぱを取り除くと、幹が竹のように見えるので、ミリオンバンブーと言った竹のついた名前がつけられています。
笹のように葉の縁に白や?色の縁取りが入ります。

サンデリアーナは非常に丈夫で育てやすく、水栽培でも長年育てられる頑強さもあって、長寿や開運をもたらす縁起のいい観葉植物としても人気があります。

サンデリアーナは通年室内管理できる

サンデリアーナは、本来は日当たりを好みますが、多少暗くても元気に育つため、明るい室内であれば通年栽培が可能です。
置き場所が暗すぎて日照不足になったときは、葉っぱが垂れてきて茎が細くなってしまうので、そのような状態になったときはもう少し日当たりが良い場所に置き場所を替えてあげましょう。

サンデリアーナは熱帯が原産地なので、暑さにはとても強いのですが、寒さには弱く、15℃を下回ると生育が弱まって、葉が黄色くなって落ちてしまうことがあります。
元気に越冬させるためには、冬でも10℃以上の環境で管理する必要があります。

ずっと室内管理しているものを外に出すとき

サンデリアーナに限らず、通年室内栽培している植物をいきなり直射日光のもとに出すと、日差しが強すぎて葉焼けして、場合によっては枯れてしまうことがあります。

徐々に明るさに慣らすために、明るめの日陰に1週間程度おいてから、明るいところに置き場所を変えるようにします。

サンデリアーナはもともと、鬱蒼とした熱帯のジャングルに生息している低木なので、直射日光はそもそも得意ではありません。
真夏に屋外管理する場合、風通しの良い明るい日陰で管理するようにしましょう。

サンデリアーナの水管理

サンデリアーナは、春~秋にかけて、気温の高い時期が生育期になるので、表面の土が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。
サンデリアーナは寒さに弱いので、秋以降は段々と水やり回数を減らして、寒くなってきたら寒さにより耐えられるように、かなり土が乾いてくるまで水やりをしないようにします。

サンデリアーナは葉がホコリで汚れてきたり乾燥が続くと、ハダニなどの病害虫に侵されやすくなるので、葉水をかけたり、濡れタオルで優しく拭くなど、出来るだけ葉が潤ってきれいな状態を維持するようにしましょう。

葉水は霧吹きでかけても構いませんが、シャワーで洗い流すほうが効果的です。

サンデリアーナを挿し木で増やして

サンデリアーナの伸びすぎた茎は、適当な長さになるように切って形を整えることができます。
かなり短く切っても芽が出てくるので、好きなところで長さを調整しましょう。

切り取った枝は、水に挿しておくか、苗床に挿して挿し木します。
サンデリアーナは、根付きやすく、どちらの場合も簡単に根が出てきます。
葉のある茎でも葉のない茎でも、5cm程度の長さがあれば、挿し穂として使えます。

水栽培のものは、ずっと水栽培でも問題なく生育しますが、丈夫なサンデリアーナであっても水切れしたときや水が腐ったとき、場合によっては枯れることがあるので、できれば毎日、水替えしましょう。

水栽培していたものを土に植え替えると、新しい環境に馴染めなくて最初は元気をなくすことがあります。
場合によっては、上手く適応できずに枯れてしまうこともありますが、丈夫なサンデリアーナはだんだんと新しい環境に馴染んでくるので、葉っぱが多少黄色くなっても処分してしまわずに気長に様子を見てください。

サンデリアーナの土

サンデリアーナの栽培用の土は、水持ちと水はけの良い土がおすすめです。
赤玉土に2割程度川砂を混ぜたものか、一般的な観葉植物用土などが適していますが、更にパーライトやバーミキュライトをブレンドして水はけと水持ちを改良したものもおすすめです。

サンデリアーナを通年室内管理する場合は、土の代わりにハイドロボールなどの発泡煉石を使って栽培するのもおすすめです。
土で栽培していた苗を植える場合は、土を軽くほぐしてから根を洗い、土を残さないようにして、発泡煉石に植え付けます。
水栽培の場合はそのまま植え付けられます。

ハイドロカルチャーのように、底に1cmほど水をためて栽培すると、丈夫なサンデリアーナであっても根腐れすることがあります。
底に水をためておくのは長期不在のときだけにして、それ以外のときはたっぷり水やりしたあと、出来る限り水切りしておきましょう。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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