ガーデニング

5月に楽しめる花・5月にまきたい植えたい花

関連キーワード

5月は気温が高くなってきて、日々過ごしやすくなり、あちこちに花も咲き乱れるので、花を存分に楽しめる季節です。

5月は気候が良いので、お出かけするのにもぴったりですが、を楽しむには北海道に足を伸ばす必要があり、藤やツツジを楽しむには少し遅い時期になってしまいます。
バラあじさい菖蒲なども、5月は見頃には少し早くなってしまいます。

5月はホームセンターなどでは、たくさんの花苗が集まる季節なので、自宅の庭やベランダに、季節の花苗を植えて花を楽しむこともできます。

5月に苗を植えて楽しむ草花

春の草花の苗が出回り始めるのは、3月頃からですが、開花期間が長い花は、苗を5月に植えても、まだ数ヶ月間は花を楽しむことができます。
5月が植え付け適期の苗も、長く花を楽しむことができます。

ベゴニア・センパフローレンス

ベゴニアの中で最もポピュラーな品種がベゴニア・センパフローレンスです。
ベゴニアは寒さに弱いので、苗の植え付けは、暖地~寒冷地では5月に行いますが、寒地では6月まで待つようにしましょう。

ベゴニア・センパフローレンスは、日当たりと風通しの良いところに植え付けますが、5月から日向で育てている苗なら、真夏の直射日光にも負けずにどんどん花を咲かせてくれるので、晩秋まで花を楽しめます。

ベゴニア・センパフローレンスは多肉質の葉や茎を持っているので、庭植えにしたときは植え付け後にたっぷり水やりしますが、その後は自然任せです。
鉢植えは表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。

梅雨の前に半分くらいの丈に切り戻しておくと、梅雨の多湿に耐えられ、その後の花つきが良くなります。

ペチュニア サフィニア

ペチュニアは初夏~秋にかけて咲く、夏に欠かせない花壇の主役です。
ペチュニアには500種類以上の園芸品種がありますが、サントリーが開発した、日本の気候に適した品種「サフィニア」は特に育てやすい品種です。

ペチュニアやサフィニアの植え付け適期は5月です。

水やりは表面の土が乾いてから行い、梅雨時の過湿に注意しましょう。
ペチュニアやサフィニアは、日当たりの良い場所で育てると大株に増えてよく育ちます。
花が少なくなってきたら肥料切れのサインなので、しっかり施肥するようにしましょう。

一株植えても3倍位に広がるので、株間は詰めないで、広めに間を空けて植え付けるようにしましょう。

インパチェンス

インパチェンスは多少日当たりの悪いところでもきれいな花をたわわに咲かせてくれる、寒さに弱い草花です。
本来は多年草ですが、一年草扱いになっています。
暖地・温暖地では5月中旬以降から苗を植え付けますが、寒冷地・寒地では6月まで待つようにしましょう。

梅雨に、寒冷地以外では蒸れて株が痛みやすいので、梅雨の前に切り戻してスッキリさせておきましょう。

水やりは土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えるようにします。
花つきが悪くなってきたら緩効性化成肥料を株元にまくようにしましょう。

夏に向けて! グリーンカーテンをはじめてみませんか

夏の暑さを自然の力で和らげるグリーンカーテンは、節電・省エネ効果も期待でき、植物を育てる楽しみとともに、花を楽しむことも期待できます。
実がなる植物を栽培した場合、実の収穫も楽しめます。

グリーンカーテンというと、真っ先に思い浮かべるものが「朝顔」「ゴーヤ」「ヘチマ」ですが、繊細なツルとかわいい紙風船のような実をつける「フウセンカズラ」、赤やピンクの星のような花を咲かせる「ルコウソウ」なども人気があります。
これらの「種から育てる」グリーンカーテン向きの植物は、種まきの適期が5月なので、5月から栽培スタートをするのがおすすめです。

パッションフルーツが取れる「トケイソウ」

豪華な花を咲かせる「トケイソウ」は苗から育てますが、苗の植え付け適期が5月です。
パッションフルーツの実も採れますが、寒さには弱いので、秋に掘り上げて鉢上げして室内で越冬させます。

トケイソウ肥料食いなので、しっかり施肥して育てましょう。
秋に気温が下がってきたら、地上部を刈り込んで、苗を掘り上げて室内に鉢植えにして取り込みます。
切り取った地上部のツルは、ツル細工に使うことができます。

ミニメロンが採れる「ころたん」

ミニメロンが収穫できる「ころたん」も、グリーンカーテンにはおすすめです。
ころたんは、サカタのタネが開発した小さくてもおいしいネットメロンです。

ころたんは、地温が16℃以上で育つので、気温が高くなってきてから植えるようにしましょう。
ころたんは、種からも育てられますが、気温が低いと発芽しないので、5月までに苗になるよう育てるのが難しくなります。
ころたんの苗は4月下旬頃から出回り始めるので、温度管理に自身がない場合やはじめて栽培する場合は、苗から育てるほうが失敗しなくて済みます。

ころたんは5月が植え付けの適期ですが、気温が十分にないときは、寒冷紗をかけて苗を保護するなど工夫をしましょう。

おいしいフルーツを収穫するには、しっかり肥料を与えて苗を元気にぐんぐん育てる必要があります。
こまめに追肥して、グリーンカーテンを育ててミニメロンを収穫しましょう。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

植物を探す

花の名前
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ