ガーデニング

葉っぱや樹形のユニークなポリシャスをインテリアプランツに取り入れて

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ポリシャスはアジア・アフリカ・オーストラリアなどの熱帯地方に100種が分布している、低木も高木もある、種類が豊富な常緑樹です。

ポリシャスは刈り込みに強く、枝葉の生育が旺盛なので、原産地の熱帯地方では庭木や生け垣に利用されています。
大きくなると2~8mに育ってしまいますが、1mくらいまでに樹高を抑えて管理することも可能です。

ポリシャスは葉の形や色合い、模様などの種類が豊富で、樹形の曲がり具合も面白いので人気のある観葉植物です。
ポリシャスの魅力と管理方法、育て方をご紹介しましょう。

ポリシャスの置き場所

ポリシャスは、本来は日光を好み、直射日光も平気な植物ですが、多少日当たりの悪いところでも生育できるため、明るい窓辺であれば通年室内栽培も可能です。
多少日当たりが悪くても簡単には枯れませんが、長期間日当たりが悪いところにおいていると葉色が悪くなってしまいます。

ポリシャスは暑さにはとても強いのですが、寒さに弱く、冬も10℃以上、できれば15℃以上の温度が必要なため、秋以降は室内管理が必須なので、通常は鉢植えで管理します。
寒さに当たると葉が茶色になって落ちてしまうので、温度管理には注意しましょう。

大きく育てたい場合、春~秋にかけては屋外の日当たりで管理し、秋以降気温が下がってきたら室内の明るい窓辺で管理すると、生育が旺盛なので短期間で大きくすることができます。

ポリシャスは本来直射日光も平気ですが、ずっと室内栽培していた場合に急に直射日光に当てると葉焼けしてしまうので、時々屋外に出して日光浴させる場合は、置き場所を明るい日陰にしておきましょう。

ポリシャスの水管理と肥料

ポリシャスは水切れに弱く、湿り加減の土の状態を好むので、表面の土が乾いてしまう前に、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。

特に、生育期の春~秋にかけては、水切れすると葉が落ちて成長が止まってしまいます。
水切れしないよう土は常時湿り加減に管理して、水は多めに与えるようにします。

ポリシャスは常緑樹なので冬でも葉が落ちませんが、冬は寒さで生育が止まるので、冬の水やりは控えめにして、水やりするのは表面の土がしっかり乾いてからにします。
冬の水やりは頻度を控えますが、水やりするときは生育期と同じくたっぷりと水やりし、鉢皿に水を貯めないようにします。
冬季に水をやりすぎ、いつも土が湿っている状態にしていると、寒さに耐えにくくなるばかりでなく、根腐れして枯れてしまうことがあります。

ポリシャスは、春~秋にかけては多湿に管理し、冬は乾燥気味に管理しましょう。
ポリシャス肥料は、春~秋にかけて、毎月株元に緩効性化成肥料をひとつまみ施肥します。
冬は生育が止まるので、肥料は与えないようにします。

ポリシャスの植え替えと植え付け

ポリシャスの植え付けには、水はけの良い土を使うようにします。
赤玉土に2割程度、川砂やバーミキュライト・パーライトなどをブレンドした土がおすすめです。

堆肥腐葉土を混ぜた肥沃な土が適していますが、通年室内栽培する場合、コバエなどの虫が発生しやすくなるので、堆肥腐葉土はブレンドしないほうが無難です。

ハイドロボールなどの発泡煉石を土の変わりに使って栽培する場合、根の周りの土をきれいに洗い流してから植え付けます。
底穴のない容器で植え付けるほうが一般的ですが、根腐れ防止剤を底に入れておいても根腐れしやすくなるので、底穴のある植木鉢に植えて、春先はハイドロボールが乾いてしまう前に水やりするような水管理をします。

ポリシャスの植え替えは5~9月に可能ですが、適期は5~6月です。
生育が旺盛なので2年毎に植え替えるようにします。
鉢底から根が出てきたり、水やりしても土に水が染み込みにくくなってきたら植え替えのサインが出ています。
鉢を外して古い土を1/3落とし、伸びすぎた根や傷んだ根を整理してから新しい土に植え替えましょう。

ポリシャスは挿し木で増やして

ポリシャスは生育が旺盛なので、伸びすぎた枝は適宜剪定し、樹高が高くなりすぎないようにてっぺんの枝を切り落とす摘芯も行います。
生育期の5~9月は挿し木の適期でもあるので、伸びすぎた枝を切ったものを挿し木して、ポリシャスを増やしてみましょう。

葉の付いた茎10cmくらいを挿し木する「茎さし」と、葉のない幹の部分10cmくらいの輪切りを挿し木する「幹さし」ができます。

挿し穂を水に挿しておいても根が出てきます。
湿らせた赤玉土や挿し木用土に挿して挿し木することもできます。

幹さしするときは、葉がないので上下を間違いやすいので気をつけましょう。

ハダニなどは葉水で予防して

ポリシャスに限らず、室内栽培している植物には特にハダニやカイガラムシ、オンシツコナジラミなどがつきやすくなります。

葉っぱにつく害虫がついたときは、40℃位の高温の強めの流水のシャワーで葉の裏表、両面をしっかり洗い流すことで、かなり取り除くことができます。

虫がつく前に、時々葉の両面をシャワーで洗うなど「葉水」を掛けることで害虫がつくことを防ぐことができるので、時々葉水を掛けるようにしましょう。

カイガラムシがつくと木全体がベタベタしてくるので、濡らしたティッシュなどで拭き取ると簡単に取り除けるので、丹念に虫を探して取り除きましょう。

一度虫がつくと撲滅するのは難しいので、繰り返し葉水をかけるなどして地道に虫退治します。

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