冬も楽しめる冬桜の魅力。冬にも咲く「冬桜」を楽しむ。
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桜というと桜前線の北上に合わて一斉に咲いて、1週間位で散っていく、散り際も美しい「ソメイヨシノ」のイメージが強いのですが、桜は野生種も園芸品種も合わせると200種類を超えた品種があります。
春の開花時期も品種によってばらつきがあり、冬の足音が聞こえる10月頃に咲き始めて、春にもまた咲く「冬桜」と言われる品種もいくつかあります。
本来「冬桜」というと、「山桜」と「豆桜」の雑種で、別名「小葉桜(コバザクラ)」とも呼ばれる「冬桜」という品種を指しますが、冬にも咲く桜のことをまとめて「冬桜」と呼ぶこともあります。
冬桜も含めた、冬と春に咲く、冬桜4種「冬桜」「十月桜」「四季桜」「子福桜」の特徴と管理方法についてご紹介しましょう。
春の開花時期も品種によってばらつきがあり、冬の足音が聞こえる10月頃に咲き始めて、春にもまた咲く「冬桜」と言われる品種もいくつかあります。
本来「冬桜」というと、「山桜」と「豆桜」の雑種で、別名「小葉桜(コバザクラ)」とも呼ばれる「冬桜」という品種を指しますが、冬にも咲く桜のことをまとめて「冬桜」と呼ぶこともあります。
冬桜も含めた、冬と春に咲く、冬桜4種「冬桜」「十月桜」「四季桜」「子福桜」の特徴と管理方法についてご紹介しましょう。
冬桜は春と初冬に開花する
冬桜は9~10月の初冬に開花しますが、すぐに満開になって散ってしまうのではなく、2ヶ月程度徐々に花が開いていき、一つの花も長持ちします。
大部分の花が終わっても花の終わりではなく、ちらほら春まで思い出したように花が咲き続けます。
春になって段々と暖かくなり、ソメイヨシノの開花予報が始まる頃に、また花を咲かせ始めます。
春の花は冬の花よりは暖かい分花持ちはしませんが、葉桜になるまで花を咲かせてくれます。
大部分の花が終わっても花の終わりではなく、ちらほら春まで思い出したように花が咲き続けます。
春になって段々と暖かくなり、ソメイヨシノの開花予報が始まる頃に、また花を咲かせ始めます。
春の花は冬の花よりは暖かい分花持ちはしませんが、葉桜になるまで花を咲かせてくれます。
冬桜
冬桜は小葉桜とも呼ばれる葉っぱが小さめの桜で、山桜と豆桜の雑種と言われています。
紅葉の頃と開花時期が重なるために、紅葉狩りと花見が同時に楽しめる桜です。
白~薄いピンク色の花を咲かせます。
群馬県藤岡市三波川「桜山公園」の冬桜は国指定名勝および天然記念物となっていて、約7000本の冬桜が咲き乱れます。
紅葉の頃と開花時期が重なるために、紅葉狩りと花見が同時に楽しめる桜です。
白~薄いピンク色の花を咲かせます。
群馬県藤岡市三波川「桜山公園」の冬桜は国指定名勝および天然記念物となっていて、約7000本の冬桜が咲き乱れます。
十月桜
十月桜は白~薄いピンク色の花を咲かせますが、八重桜なので、花びらの枚数が多いのが特徴です。
豆桜と小彼岸桜の雑種と言われています。
冬に咲く花は、春に咲く花より少し小さめで、春は葉桜になるまで花が咲き続けますが、花持ちは冬のほうが長くなります。
紅葉狩りと十月桜のお花見が同時に楽しめる名所としては
愛知県名古屋市西区山田町「庄内緑地公園」
埼玉県児玉郡神川町矢納「城峯公園」
などがあります。
豆桜と小彼岸桜の雑種と言われています。
冬に咲く花は、春に咲く花より少し小さめで、春は葉桜になるまで花が咲き続けますが、花持ちは冬のほうが長くなります。
紅葉狩りと十月桜のお花見が同時に楽しめる名所としては
愛知県名古屋市西区山田町「庄内緑地公園」
埼玉県児玉郡神川町矢納「城峯公園」
などがあります。
四季桜
淡いピンク色の花を咲かせる四季桜は、他の冬桜と同じく春と冬に花を咲かせて、夏や秋には咲きませんが、四季桜と呼ばれています。
四季桜は豆桜と江戸彼岸桜の雑種と言われています。
四季桜の花は冬のほうが花数が多く、春の花は少なめになります。
紅葉狩りとお花見が同時にできる名所として愛知県豊田市大原町の「小原四季桜まつり」が有名で、8000本あまりの四季桜が咲き乱れます。
四季桜は豆桜と江戸彼岸桜の雑種と言われています。
四季桜の花は冬のほうが花数が多く、春の花は少なめになります。
紅葉狩りとお花見が同時にできる名所として愛知県豊田市大原町の「小原四季桜まつり」が有名で、8000本あまりの四季桜が咲き乱れます。
子福桜
子福桜は十月桜と支那実桜の雑種のため、花びらは八重咲きですが、親の十月桜よりも花びらの枚数が多く、豪華な花を咲かせます。
一つの花から成る実は通常1粒ですが、子福桜は2つ以上の実をつけるので「子福桜」と名付けられました。
一つの花から成る実は通常1粒ですが、子福桜は2つ以上の実をつけるので「子福桜」と名付けられました。
冬桜のお花見には暖かくして
冬桜は名所だけでなく、全国各地で見られますが、いずれも寒さが募る時期に開花するので、お花見に出かけられるときは、暖かい服装で出かけましょう。
春に咲く時期よりも、冬のほうが開花期間が長いので、通えば何度も花見が楽しめるのがうれしいですね、名所と言われるところではたいへんな混雑が予想されるので、できるだけ公共交通機関を利用して、余裕を持ってお出かけください。
春に咲く時期よりも、冬のほうが開花期間が長いので、通えば何度も花見が楽しめるのがうれしいですね、名所と言われるところではたいへんな混雑が予想されるので、できるだけ公共交通機関を利用して、余裕を持ってお出かけください。
冬桜の植え付けと管理方法
冬桜は開花期間が長いので、自宅で育てると、いながらにして長い間花見が楽しめます。
冬桜は、日当たりの良い場所で、水はけの良い肥沃な土に植えるようにします。
植え替えや植え付けは、3月か9~10月が適しています。
排水が悪かいところでは根腐れして育ちにくく、肥料分が少ないと生育が悪くなってしまいます。
排水が悪いときは盛り土をしたり、土にバーミキュライトやパーライトを大量に混ぜ込んで排水性を改良しましょう。
庭植えの場合は、元肥として、腐葉土や有機堆肥をたっぷりと植え穴に入れてから植え付けるようにしましょう。
庭植えの場合は、植え付け時にたっぷりと水やりする以外は、水は基本的には自然の恵みだけで十分ですが、鉢植えの場合は表面の土が乾いたらたっぷりと水やりし、夏場の水切れに注意しましょう。
肥料は開花前に、庭植えの場合は穴をほって有機堆肥を埋め込み、鉢植えの場合は緩効性化成肥料を施肥するようにします。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」というように、冬桜もなるべく剪定をしないで育てましょう。
混み合ってじゃまになる枝だけを付け根から取り除くようにします。
冬桜は、日当たりの良い場所で、水はけの良い肥沃な土に植えるようにします。
植え替えや植え付けは、3月か9~10月が適しています。
排水が悪かいところでは根腐れして育ちにくく、肥料分が少ないと生育が悪くなってしまいます。
排水が悪いときは盛り土をしたり、土にバーミキュライトやパーライトを大量に混ぜ込んで排水性を改良しましょう。
庭植えの場合は、元肥として、腐葉土や有機堆肥をたっぷりと植え穴に入れてから植え付けるようにしましょう。
庭植えの場合は、植え付け時にたっぷりと水やりする以外は、水は基本的には自然の恵みだけで十分ですが、鉢植えの場合は表面の土が乾いたらたっぷりと水やりし、夏場の水切れに注意しましょう。
肥料は開花前に、庭植えの場合は穴をほって有機堆肥を埋め込み、鉢植えの場合は緩効性化成肥料を施肥するようにします。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」というように、冬桜もなるべく剪定をしないで育てましょう。
混み合ってじゃまになる枝だけを付け根から取り除くようにします。
冬桜と寒桜
「冬桜」と呼ばれる「冬桜」「十月桜」「四季桜」「子福桜」は10~11月頃と4月の2度、開花時期があります。
冬桜は冬というよりは、冬に向かいつつある秋の終わりにも咲く桜ですが、1月~3月頃の真冬に咲く桜があり、これは冬桜ではなく「寒桜」と呼ばれています。
寒桜は冬桜と違って、冬にしか咲きません。
開花時期が最も早い、寒緋桜と山桜の雑種と言われる「寒桜」、寒桜より大きめの花が遅れて咲く「大寒桜」、寒緋桜と大島桜の雑種と言われる濃い花色の「修善寺寒桜」などがあります。
冬の桜なのですぐには散らずに2ヶ月前後開花が続くので、長くお花見が楽しめます。
冬桜は冬というよりは、冬に向かいつつある秋の終わりにも咲く桜ですが、1月~3月頃の真冬に咲く桜があり、これは冬桜ではなく「寒桜」と呼ばれています。
寒桜は冬桜と違って、冬にしか咲きません。
開花時期が最も早い、寒緋桜と山桜の雑種と言われる「寒桜」、寒桜より大きめの花が遅れて咲く「大寒桜」、寒緋桜と大島桜の雑種と言われる濃い花色の「修善寺寒桜」などがあります。
冬の桜なのですぐには散らずに2ヶ月前後開花が続くので、長くお花見が楽しめます。