大きな葉っぱのインパクトのある姿が人気のコウモリランを育てよう
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コウモリランは、葉の形がコウモリが飛んでいるような形なので「コウモリラン」と呼ばれていますが、蘭ではなく、シダ植物です。
葉の形が、大鹿「麋」の角の形にも似ているシダ植物なので、「麋角羊歯(ビカクシダ)」とも呼ばれています。
コウモリランが日本に入ってきたのは明治時代初頭ですが、当初は流通量も少なく、ユニークでインパクトのある姿形と珍しさから、大きなものは高額取引されてきました。
近年は栽培方法も確立され、品種によっては量産もされているため、気軽に入手できるようになりました。
葉の形が、大鹿「麋」の角の形にも似ているシダ植物なので、「麋角羊歯(ビカクシダ)」とも呼ばれています。
コウモリランが日本に入ってきたのは明治時代初頭ですが、当初は流通量も少なく、ユニークでインパクトのある姿形と珍しさから、大きなものは高額取引されてきました。
近年は栽培方法も確立され、品種によっては量産もされているため、気軽に入手できるようになりました。
コウモリランには「貯水葉(外套葉)」と「胞子葉」がある
コウモリランは熱帯地方が原産で、18種類の自生種が確認されていますが、品種により耐寒性などの性質に違いがあります。
コウモリランは木の幹や岩などに張り付いて育つ「着生植物」です。
コウモリランは、株元に広がって水を貯める働きを持つ「外套葉」「貯水葉」などと呼ばれる葉と、コウモリや鹿の角に形が似ていると言われる大きな葉「胞子葉」の、2種類の葉を持っています。
貯水葉(外套葉)は、緑色から段々と茶色くなっていきますが、この部分にコウモリランは水を貯める性質があります。
端のほうがボロボロになっても、なるべく取り除かずに栽培するほうが、管理がしやすくなります。
胞子葉は、名前の通り、葉裏に胞子が付く葉っぱで、元気なときは緑色をしていますが、古くなってきたり、傷んできたりすると黄色くなってきて、やがては株元から取れてしまいます。
コウモリランは木の幹や岩などに張り付いて育つ「着生植物」です。
コウモリランは、株元に広がって水を貯める働きを持つ「外套葉」「貯水葉」などと呼ばれる葉と、コウモリや鹿の角に形が似ていると言われる大きな葉「胞子葉」の、2種類の葉を持っています。
貯水葉(外套葉)は、緑色から段々と茶色くなっていきますが、この部分にコウモリランは水を貯める性質があります。
端のほうがボロボロになっても、なるべく取り除かずに栽培するほうが、管理がしやすくなります。
胞子葉は、名前の通り、葉裏に胞子が付く葉っぱで、元気なときは緑色をしていますが、古くなってきたり、傷んできたりすると黄色くなってきて、やがては株元から取れてしまいます。
ポピュラーな品種はプラティセイウム・ビフルカツム
プラティセイウム・ビフルカツムは、国内で最も多く出回っているコウモリランで、寒さや乾燥に強く、子株ができやすく、育てやすいコウモリランです。
インドネシア・太平洋諸島・オーストラリアなどが原産地で、あまり大きくならないのが特徴です。
ビフルカツムの亜種のウィリンキーは、ナガバビカクシダの別名があり、胞子葉が長く垂れ下がル品種です。
コウモリランにはビフルカツムの他に、大きなキャベツのような貯水葉を持ち、子株ができない「リドレイ」、大型のオーストラリア原産の「スペルブム」、象の鼻のような形に育つ南アフリカ原産の「エレファントティス」など、人気の高い品種もありますが、ビフルカツム以外の流通量は多くありません。
流通量の少ないコウモリランは、高額取引される傾向にあります。
インドネシア・太平洋諸島・オーストラリアなどが原産地で、あまり大きくならないのが特徴です。
ビフルカツムの亜種のウィリンキーは、ナガバビカクシダの別名があり、胞子葉が長く垂れ下がル品種です。
コウモリランにはビフルカツムの他に、大きなキャベツのような貯水葉を持ち、子株ができない「リドレイ」、大型のオーストラリア原産の「スペルブム」、象の鼻のような形に育つ南アフリカ原産の「エレファントティス」など、人気の高い品種もありますが、ビフルカツム以外の流通量は多くありません。
流通量の少ないコウモリランは、高額取引される傾向にあります。
コウモリランの水は貯水葉(外套葉)を中心に
コウモリランは、湿度が高い状態を好みますが、コウモリランを植え付けている水苔や土が、常時湿っている状態になると根腐れして枯れやすくなってしまいます。
貯水葉(外套葉)は、水を貯める働きを持っているので、貯水葉(外套葉)にはこまめに水をかけるようにしますが、水苔や土には、表面がしっかり乾いているのを確認するまで水やりしないようにしましょう。
水苔は、乾きすぎると、水が染み込みにくくなるので、完全に乾いてしまった時の水やりは、繰り返し水をかけるか、水を張ったバケツに漬け込んで、しっかり水を染み込ませましょう。
ハダニがついたりホコリが溜まったりすることがないように、胞子葉にも、葉水を時々かけるようにしましょう。
コウモリランは、土や水苔がずっと湿っていると根腐れしやすいので、葉水は霧吹きやスプレーを使うようにして、なるべく葉っぱだけに水がかかるように工夫します。
葉水は、土や水苔への水やりと異なり、頻繁に与えるようにします。
貯水葉(外套葉)は、水を貯める働きを持っているので、貯水葉(外套葉)にはこまめに水をかけるようにしますが、水苔や土には、表面がしっかり乾いているのを確認するまで水やりしないようにしましょう。
水苔は、乾きすぎると、水が染み込みにくくなるので、完全に乾いてしまった時の水やりは、繰り返し水をかけるか、水を張ったバケツに漬け込んで、しっかり水を染み込ませましょう。
ハダニがついたりホコリが溜まったりすることがないように、胞子葉にも、葉水を時々かけるようにしましょう。
コウモリランは、土や水苔がずっと湿っていると根腐れしやすいので、葉水は霧吹きやスプレーを使うようにして、なるべく葉っぱだけに水がかかるように工夫します。
葉水は、土や水苔への水やりと異なり、頻繁に与えるようにします。
コウモリランは春と秋は屋外、夏と冬は室内で
コウモリランは、シダ植物なので、比較的日当たりが悪い場所でも育てることができますが、本質的には明るいところが好きな植物なので、しっかり日に当てることで引き締まった株に育ちます。
暗すぎる場所で育てていると、日照不足になって葉が黄色くなってきて、やがて葉が落ちてしまいます。
コウモリランは日当たりが好きといっても、夏の強い日差しは苦手です。
また、5℃を下回ると、寒さに強いビフルカツムでも枯れてしまいます。
コウモリランをいきいきと育てるには、春と秋は屋外で育てて、夏と冬は明るい室内で管理するのがおすすめです。
明るく風通しの良い窓辺であれば、コウモリランを通年栽培することも可能ですが、ずっと室内栽培していると、全体的に脆弱に育ちます。
キリッとした丈夫なコウモリランに育てるには、春と秋はなるべく屋外栽培するのがおすすめです。
また、ずっと屋内栽培している植物は、ハダニなどが付きやすいので、室内栽培するときは葉水をこまめに与えて、できるだけハダニなどが付くのを予防しつつ、葉の状態のチェックは欠かさないようにします。
暗すぎる場所で育てていると、日照不足になって葉が黄色くなってきて、やがて葉が落ちてしまいます。
コウモリランは日当たりが好きといっても、夏の強い日差しは苦手です。
また、5℃を下回ると、寒さに強いビフルカツムでも枯れてしまいます。
コウモリランをいきいきと育てるには、春と秋は屋外で育てて、夏と冬は明るい室内で管理するのがおすすめです。
明るく風通しの良い窓辺であれば、コウモリランを通年栽培することも可能ですが、ずっと室内栽培していると、全体的に脆弱に育ちます。
キリッとした丈夫なコウモリランに育てるには、春と秋はなるべく屋外栽培するのがおすすめです。
また、ずっと屋内栽培している植物は、ハダニなどが付きやすいので、室内栽培するときは葉水をこまめに与えて、できるだけハダニなどが付くのを予防しつつ、葉の状態のチェックは欠かさないようにします。
コウモリランは寒さに弱いので冬は乾燥気味に
熱帯地方が原産のコウモリランを、冬の寒さから守るには、冬は、春~秋にかけてよりも、植え込み材料への水やり頻度を少なくする必要があります。
比較的乾燥気味に管理することによって、より寒さに耐えられるようになります。
コウモリランは葉っぱが乾燥してしまうと枯れてしまうので、冬でも時々葉に霧吹きやスプレーで葉水を与えるのを忘れないようにしましょう。
エアコンがよく効いた室内では非常に乾燥しやすいので、エアコンの風が直接当たらないところにおいて、こまめな葉水は欠かさないようにしてください。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。
比較的乾燥気味に管理することによって、より寒さに耐えられるようになります。
コウモリランは葉っぱが乾燥してしまうと枯れてしまうので、冬でも時々葉に霧吹きやスプレーで葉水を与えるのを忘れないようにしましょう。
エアコンがよく効いた室内では非常に乾燥しやすいので、エアコンの風が直接当たらないところにおいて、こまめな葉水は欠かさないようにしてください。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。