世界遺産トプカプ宮殿の見どころとグランドバザールをご紹介

かつてオスマン帝国の君主が居住した「トプカプ宮殿」。トルコ最大の都市であるイスタンブール旧市街がある半島の先端部分に位置し、周りが海に囲まれた丘の上にあります。トプカプ宮殿と呼ばれ始めたのは、19世紀に皇帝が去った後です。
1924年に博物館になり、現在に至っています。歴代の皇帝が建て増しを繰り返してきたため、宮殿の造りは複雑。様々な時代の建築様式が混在し、歴史的価値が高いのです。

トプカプ宮殿は4つの庭園に分かれており、中心的な建物はありません。それぞれの庭を囲むように独立した建物が連なっています。宮殿内ではダイヤモンドやエメラルドなどの豪華な宝飾品のほか、数々の美術工芸品を見学可能です。
「宝物館」には煌びやかな宝石や衣装が並び、オスマン帝国の栄華を感じさせます。
宮廷の女性たちが生活する場の「ハレム」は必見。日本の大奥のようなイメージです。
ハレムの出口から出ると、「謁見の間」があります。かつてはここで皇帝に謁見していました。

トルコにある世界遺産の多くの場所では、入場時にセキュリティゲートを通ります。そのため必要最小限の手荷物だけを持っていくのが望ましいです。宮殿内には様々な部屋があり、写真撮影が禁止されている場所もあります。入口には「撮影禁止」の絵や文字が小さく表示されていますが、見落としやすいので注意してください。またハーフパンツやノースリーブなど、肌の露出が多い服では入場できません。膝丈のスカートもNG。すねの下から足首が見える程度のロングスカートならOKです。

イスタンブール旅行のお土産を買うなら、「グランドバザール」がオススメ。
グランドバザールはイスタンブールにある世界最大級の市場で、何千もの小売店が並んでいます。バザール内は路地ごとに取り扱う商品が決まっていますが、これは以前の区画整理の名残。カラフルな商品が所狭しと並べられ販売されており、非常にエキゾチックな雰囲気を感じながら、一日中ショッピングを楽しめる場所です。

トルコのイスタンブール旧市街にある世界遺産「トプカプ宮殿」。
桁違いのスケールを目の当たりにすれば、オスマン帝国の強大さを実感できるでしょう。