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“青の洞窟”でカプリブルーに巡り会えるベストシーズンは?

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イタリア有数のリゾート地、カプリ島。中でも観光スポットとして人気なのが「青の洞窟(Grotta Azzurra)」です。青の洞窟はどんなところなのか、また“カプリブルー”を見られるベストシーズンはいつなのか、チェックしてみましょう。

青の洞窟とは

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青の洞窟は、イタリア・カプリ島の断崖絶壁にある洞窟です。幅2m、高さ1mほどの狭い開口部から舟で中に入ると、水面からの青い輝きが暗い洞窟内を照らし、美しく幻想的な空間が広がります。内部は思いのほか広く、全長約54m、高さ約15m、水深約14〜22m。洞窟内からは海の神であるポセイドンやトリトンの彫像が見つかっており、海の神を祀る場所、あるいはローマ皇帝が水泳や入浴の場所として使用していたのではないかと考えられています。

青の洞窟のベストシーズン

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この世とも思えない光景が広がる青の洞窟ですが、その絶景はいつでも見られるわけではありません。太陽光が水中を通って石灰を含んだ白い海底に反射することで、美しいブルーは生まれます。そのため、この“カプリブルー”を見るためには晴天であることが不可欠です。また、洞窟の開口部は非常に狭いので、強風などで海が荒れていたり水位が上がっていたりすると入洞が禁止されます。

青の洞窟を楽しむのに最も適しているのは、春から秋にかけての温暖な時期です。特に6月から8月は天候が安定しているため、入洞できる確率が高まります。また、午前中は、波が比較的穏やかなようです。
逆に冬の時期は降水量が多く、カプリ島全体がオフシーズンとなって、青の洞窟は閉まっていることもあるので注意が必要です。

青の洞窟に行くには

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青の洞窟観光をする際は、まずカプリ島の港マリーナ・グランデから船に乗るか、アナカプリの町からバスに乗って洞窟の近くまで行きます。そして船頭の漕ぐ小舟に乗り換えますが、観光客の多い時期は、長時間待たされる覚悟をしておいたほうがよいでしょう。

小舟に乗り換えて、いよいよ青の洞窟に入っていきます。狭い開口部を通り抜けるために、乗客は仰向けに横たわり、船頭も洞窟に張られた鎖を握って、上体をそらしながら舟を進めます。洞窟の中に入ると、神秘的な青い光が一面に広がり、まるで別世界に迷い込んだかのよう。光の角度によって姿を変え続ける青の洞窟の美しさを、心ゆくまで堪能しましょう。

まとめ

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青の洞窟観光は、夏の時期の波が穏やかな日がおすすめです。せっかく訪れるなら、簡単には出会えないその光景を存分に味わいたいですね。
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