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上手な「芍薬」の育て方とは? ガーデナー憧れの大輪の花を咲かせるコツ

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大輪の「芍薬」の美しさには人気がありますが、「育てている花が咲かない」や「切り花を買ってきたが花が開かない」などといった悩みを持った人も結構いるようです。 「芍薬」の花の咲かせ方はどうしたらいいのか、それらの悩みを解決する方法をまとめてみました。大輪の「芍薬」の花が開いた時ときの大きな喜びを味わうにはちょっとしたコツがありそうです。

「芍薬」の花が咲かないのには理由が!

芍薬」は株分けをして増やしていくことができるのですが、株分けをしないことで、根が大きくなり過ぎて花が付かなくなることもあります。花を咲かせるためには株分けも大事なことのひとつです。花の数が少なくなってきますので7〜8年で株分けも必要と言われています。プランターなどの狭い場所で育てている場合はもっと早く株分けをしてあげます。

また花が咲かない理由として日当たりや水はけや肥料などについても考える必要があります。葉には日が当たり、地表は乾燥しないように陰で温度も上がらない場所が理想とされています。

肥料について言えば、最初に堆肥腐葉土肥料をしっかりしておくことが大事で、肥料不足によって花が咲かなくならないように、植え付け時や芽出し肥料、花が咲いた後の肥料や翌年のための秋、冬の肥料もきちんとすることが大事です。咲かない場合はそれなりの理由をきちんと考えてみることが重要となります。

「芍薬」の花を咲かせる3つのコツ

花を咲かせるために「芽かき」と言って、余分な茎を取り除いて太い茎に集中させることもいい方法です。茎が混み合っている場合などはこの方法を取りましょう。

また、つぼみもたくさんになってしまうと栄養が行きわたららなくなりますので注意をします。東洋系の「芍薬」は、1本の茎からいくつかのつぼみを付けますので、「摘蕾」を行うことも必要です。鉢植えの場合には、ひと株でつぼみを3〜5個ほどは残すくらいにします。

また、どの花でもよく言われる「花がら摘み」も大事で、咲き終わったら実にならないように切り取っておくのが栄養を取られないで次の花を咲かせるコツです。 これらの3つのコツを大事にしながら花を咲かせてみませんか。

切り花を咲かせる特徴的なコツは?花を洗う?

また、「芍薬」の花を蕾から切り花として楽しむ人も多いと思いますが、なかなかそこから咲かなくて悩んでいる人もいます。花屋で買ってきた「芍薬」が開かないということもあると思います。

切り花を咲かせるにもいくつか「芍薬」ならではの特徴的なコツがいりますのでご紹介しますね。花を生ける際に切り口を硬い物で潰すこともオススメと言われています。こうすることで水揚げができるようになるという特徴があります。

また、「芍薬」の花を水で洗う事も行ってみる必要があります。「芍薬」は花から蜜がたくさん出ているため、花びら同士がくっついて花を咲かせることができないときがあるからです。テカテカした蜜は短時間で軽くサッと水で洗い流してみてください。霧吹きをして濡らしたり、または、指でそっとガクや花びらをほぐしてあげます。こうすることで花びらが咲きやすくなるのです。

逆に花びらが咲きかけてほころんでいる場合はあまり蕾の蜜を取ってしまうと、すぐに花が咲いてしまい、もっと長く楽しみたいという人は取らないようにすることも大切です。開花時期を自分で好きなように調整することもできそうですね。

「芍薬」のつぼみの蜜はどんな仕組み?

芍薬」のつぼみに蜜が付いているということですが、特徴的で不思議な光景ですよね。花が咲くつぼみの状態から蜜がたっぷり出ているというのはそれでアリやハチを誘っているそうです。実際につぼみの蜜をアリやハチが食べにきて、ほかの昆虫が花に寄ってこないように防いでいると言われています。蕾が花開くまで害虫から守ってもらうようにアリやハチに頼んでいる仕組みになっているようです。

大輪の花の楽しみ方は?

こうして「芍薬」は大きな花ということもあり、特に八重咲きなど花びらが多い場合は咲くまでに1週間前後かかる場合もあり、咲くまではやきもきします。ゆるいつぼみは2〜3日で早く開くでしょうが、固い蕾つぼみの場合は1週間程度も掛かってしまいます。切り花で葉がたくさん付いている場合は、葉っぱも2枚くらいに減らすことで花も早く咲きやすくなります。

それでも花が咲かないようならば茎を短く半分くらいに思い切ってカットしてみる方法もあります。こうした手を加えることで「芍薬」の見事な花を咲かせることができるようになります。

また咲きはじめたら「芍薬」の花は直射日光や風当たりが強いのを嫌いますので、少々日陰に置いても大丈夫です。大輪の花を大事に4日〜1週間の開花を楽しみましょう。 切り花としても人気を集めている「芍薬」は洋でも和でも楽しめる不思議な魅力を持った花です。バラのようでもあり、牡丹のようでもあり、品種改良も盛んに行われていてさまざまな種類も登場しています。多彩な美しさを秘めた「芍薬」の花をぜひ自分でも咲かせて喜びを感じてみませんか。

芍薬を楽しむ。芍薬の豪華な花を咲かせるテクニック

芍薬は手のひらよりも大きい豪華な花を咲かせるので、やっぱり肥料食いです。
肥料を多めに施さないと花は立派に咲きません。また、豪華な花を咲かせるには、弱い芽を取り除いて、栄養を大きめの芽に集中させるなどの技術も必要になってきます。
日ごろの管理法から、置き場所、水遣りの仕方まで芍薬の育て方をご紹介します。手に入れるには、まずは苗からですが、いつ頃出回るのかも紹介していきましょう。

芍薬の苗が多く出回る時期は春と秋

芍薬の植え付け適期は植え替え適期の9〜10月ごろなので、この時期に多く芍薬の苗が出回りますが、少し芽が出てきたり花が付いた状態のポット苗が春先にも多く出回ります。
通年、流通していますが、特に多く扱われるのは春と秋になります。

植え付けに最も適している時期である9〜10月ごろに手に入った場合は、土を落として傷んだ根などを取り除いて、苗が乾燥してしまわないうちに手ばやく植え付けるようにします。

それ以外の時期に入手した場合は、土はあまり落とさずにそのまま手早く植え付けるようにしましょう。

日当たりのよい場所に元肥えをたっぷり入れて

芍薬は水はけがよく、肥料分がたっぷり含まれた土を好みます。
また、水はけがよくても乾燥は嫌いなので、水の遣りすぎももちろんだめですが、水切れがないように注意が必要です。

植え替えをまめに行わない方が株が充実するので、植え場所には広めのスペースを確保しましょう。
日当たりのよい場所に地植えにすると管理も簡単になりますが、大きめの鉢植えでも育てることができます。

芍薬肥料食いなので、大きめの穴を掘った後、鶏糞や牛糞といった堆肥腐葉土をたっぷりと混ぜ込み、その上に土を2cmほど埋め戻した後、新芽の上に3cmくらい土が来るように植え位置をきめ、土を盛ったところが周りよりも5〜10cmくらい高くなるように植え付けます。

株元に緩効性化成肥料をひとつかみまいて

鉢植えの場合も、芍薬の場合は堆肥を混ぜ込んだ方が大きな花が見込めますが、虫が付きやすいので注意が必要です。

鉢底石を1〜2cm敷いた上に培養土を10cmくらい入れ、堆肥腐葉土をひとつかみずつ加え混ぜた上に培養土を5cmくらい掛け、苗をセッティングして新芽の上に3cmくらい培養土が乗るように土をかぶせます。
鉢の上部に水がためられるウオータースペースが2cmくらいは残るようにします。

植えられたら地植えも鉢植えもたっぷりと水遣りをしますが、それ以降は土の表面が乾燥してこない限り水遣り控えめにします。

マルティングで株元の乾燥を防いで

葉が伸びてきたら葉にはしっかりと日が当たる方がいいのですが、土が乾燥するのを嫌うので、株元は敷き藁やモミ殻、ココマットなどを敷くマルティングをして株元の乾燥を防ぐようにしましょう。

乾燥しないようにしっかり水遣りするよりも、土が乾燥しないようマルティングして極力水遣りは控えたほうがうまく育ちます。

追肥は3月と6月、来年の花のために秋と冬にも

元肥えをたっぷり施しますが、追肥も欠かせません。
追肥は、緩効性化成肥料をひとつかみ、株元にまく方法を用います。
【3月】春の芽出し肥、【6月】花後のお礼肥は株を充実させるために欠かせません。
来年も立派に花を咲かせるためには、【9月】新芽の出始めるころの追肥と【12月】寒肥えを施肥しておくのを忘れないようにしましょう。

12月の寒肥だけは、ゆっくりと冬の間に分解されて効いてくるように、株から少し離れたところに穴を掘って、牛糞や鶏糞と言った堆肥を埋めて土をかぶせる、バラの寒肥と同じやり方をするのが効果的です。

脇芽をつんでひとつの花に栄養を集中させて

芍薬の開花時期は、品種にもよりますが、主に5〜6月です。
秋に地上部が枯れてしまいますが、10月頃には来年の新芽が地下部で伸びはじめます。

春になると新芽が地上に出てきますが、混みあっているところで明らかにひょろひょろとした芽がある場合は早めに株元から摘み取って、ほかに栄養が行くようにします。

つぼみが付いてくると、つぼみが付きそうにない弱い枝も伸びてくるので、これも早めに株元から摘み取ります。

下の方から、つぼみが複数出てくることがありますが、脇芽のつぼみは根元から摘み取って、1本にひとつずつ花が咲くようにした方が大きな花が見込めます。

花が終わったら葉を残して摘み取る

芍薬は花もちがいい花なので、ひとつの花が10日以上持つことがありますが、花が傷んできたら葉を3枚以上残して切り落とし、花殻を摘んでおきましょう。

葉を育てることで株を充実させ、来年にさらに大きな株に育つための栄養が蓄えられます。
葉が枯れてしまうまで葉を育てるようにします。

寒くなると地上部が枯れてしまいますが、株がダメになったわけではないので、来年のためにしっかりと株が育つように追肥を忘れないようにしましょう。

花が丸ごとゴトッと落ちるまでおいていると、株も消耗してしまうので、来年にもきれいな花を楽しみたいのであれば早めの花殻つみが有効です。

花が傷んでも残しておくと種が取れる場合もあり、種からの栽培にチャレンジすることも可能ですが、手間も掛かることなので、あまり一般向けではありません。

植え替えは9月以降に涼しくなってきたら

鉢植えの場合は根づまりしやすいため2〜3年ごとに、地植の場合は5年おきぐらいに株を掘り起こして株分けした方が株全体がリフレッシュします。

芍薬は大株に育ち、根も深く張るので、根を傷めないように大きく掘りあげるようにします。
花芽が形成されるのが10〜11月なので、その前に植え替えるようにします。

細い根もなるべく傷めないように土を優しく落としてから、3〜4本の太い茎がそれぞれの株に付くように、できれば手で割って株分けしましょう。

株が乾燥しないように手早く植えなおしますが、はじめて植えるときのように元肥えをたっぷりと施肥してから植えるようにしましょう。

まとめ

芍薬の植え付け適期は植え替え適期と同じ9〜10月の、花芽ができてくる前ですが、株が乾燥しないように、手に入ったらすぐに植えつけるようにしましょう。

できれば地植で育てるのが一番ですが、大きな深い鉢で育てると鉢植えでも育てることができます。

芍薬肥料食いなので、牛糞や鶏糞といった堆肥腐葉土をしっかりと混ぜ込んで植えつけ、春と秋の追肥もしっかりと行うようにしましょう。
追肥は緩効性化成肥料で構いませんが、冬に行う寒肥はゆっくりきいてくる有機肥料を使うのがオススメです。

「芍薬」の花言葉と女性に喜ばれる理由は?

芍薬」の美しさは豪華絢爛な大輪の花を咲かせる点にあり、印象的ですよね。花の直径は10cmほどもあり、もっと大きなものもあります。その美しさの秘密はどこにあるのでしょうか、またその花が女性に喜ばれる理由と芍薬の花言葉に秘められた意外なイメージについてまとめました。さまざまな「芍薬」の美しさに迫りたいと思います。

「芍薬」の花はどんな花?

芍薬」と言えば、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」ということわざをよく思い浮かべますが、意味は「芍薬のすらりとした立ち姿、牡丹の枝分かれした横に付いた花の華やかさ、百合の風を受けて揺れている姿が美しい」ということわざです。それぞれに美しい姿があることが言われています。

そして、このことわざにあるように「芍薬」は、まっすぐに伸びた茎先に一輪の大きな花径10cmほどの花を付けるのが美しいとされます。まっすぐな立ち姿が美しい花です。大きな花には花びらが5〜10枚もしくはもっと多い花びらもあり、まさに華やかな雰囲気を醸し出している花です。

花だけを見ると「牡丹」と見間違うのですが、「芍薬」は草で「牡丹」は木という違いがあります。また、その違いは、「芍薬」は枝分かれせずにまっすぐに伸びているのに対し、牡丹は枝分かれして横に花が咲くという点に大きな違いがあります。 そこで「座れば牡丹」と牡丹は座って見た方が美しいという表現にもなっているというわけですが、その豪華さにおいてはどちらも競っていますよね。

 「芍薬」の花の色は紅色・桃色・紫紅色・白・黄色などと色も華やかで、一重・八重・半八重咲きなどといった種類もたくさんあり、まさに絢爛です。

「芍薬」の花言葉は意外?

その絢爛豪華な「芍薬」の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」「内気」「清浄」「真っ直ぐな想い」と言われます。何だか大きな花のイメージからするとちょっと意外な気もしてきませんか。

「真っ直ぐな想い」などというのは立ち姿から来るイメージでピッタリですが、そのほかの「恥じらい」「はにかみ」「内気」は少し意外です。

実はこの花言葉は「芍薬」のある特徴からきています。「芍薬」の花は、日が陰ると花が閉じるということから「恥じらい」「はにかみ」「内気」と言った花言葉が付いているとされています。一般の八重咲の「西洋芍薬」は閉じないこともありますが、それが花言葉の由来と言われています。

また、英語の慣用句には「blush like a peony」(=ピオニー(シャクヤク)のように頬を染める)という言葉から「恥じらい」「はにかみ」「内気」の花言葉に結びついているとも言われます。赤く染まる花が恥じらっているように感じられたという事ですね。

さらに中国名では「芍薬」は、「しとやかで美しい」という意味を指すということにもなっています。その花は大輪であっても透明度のあるつやのある美しい輝きを見せますので中国で「しとやかで美しい」と言われるのにも頷ける気がします。

また、その名前にもあるように「芍薬」はもともと中国では薬草として育てられてもいました。漢方で婦人科系の効能があるとも言われています。

こうして「芍薬」の花言葉をまとめて考えてみますと、「恥じらい」「はにかみ」「内気」な面と「清浄」で「真っ直ぐな想い」の凛とした芯を持った花の姿が女性にも人気の理由ではないでしょうか。「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」でも言われるように、女性の美しい姿を現しているかのような花です。そこに女性も惹かれるのではないでしょうか。

女性に人気の切り花としての魅力!

また、「芍薬」は1本に大きな花を咲かせますのでその切り花としての魅力もあります。

ヨーロッパでは「芍薬」の美しい花の魅力を薔薇に例えて、フランスでは「聖母の薔薇」、イタリアやスペインなどでは「山の薔薇」とその美しさは広くヨーロッパでも愛されています。

そして、薔薇のように切り花にして多くの人が楽しんでいます。最近では「ハイブリッドシャクヤク」と言う名前の「牡丹」と「芍薬」を交配した品種も作られて黄色の「芍薬」も登場しています。

「伊藤ハイブリッド」と呼ばれていて、「芍薬」にはない黄色が人気で花もちがよく切り花としても人気となっています。

「レッドチャーム」という花弁化したおしべが盛り上がっていて豪華に翁咲きした艶やかな姿の18〜20cmはあろうという大輪の花は圧巻です。濃赤色で圧倒的な存在感を放ち切り花としても人気です。

また一方で「原種系しゃくやく・綿帽子」は、和の雰囲気の肥後シャクヤクの改良品種をしたものとなっています。直径15mのころんとした形で咲く姿が可愛らしく抱え咲きと呼ばれる白い花が魅力的です。こちらはまた違う雰囲気で「清浄」といった感じの恥じらいのあるような姿のころんとした切り花を楽しめます。

華やかさが人気の多彩な魅力!

こんな風に、大輪には変わりありませんが、同じ「芍薬」でも異なったイメージの花が存在感を示す「芍薬」です。特に交配された「ハイブリッドシャクヤク」などは個性にあふれた花を咲かせてくれます。あまり花がない4月下旬から6月はじめに掛けて特に5月中旬頃にピークを迎える「芍薬」は貴重な花です。

花形や花色もたくさんの種類があり、花壇でも目立ち、切り花としても多くのファンがいるのが「芍薬」です。最近は特にその華やかさに人気が高まり、さまざまな色や咲き方の数多くの品種改良もなされ、ますます、「芍薬」の多彩な魅力にとりつかれそうですね。

芍薬ってどんな花?芍薬と牡丹の違いから

「立てば芍薬・座れば牡丹・歩く姿は百合の花」と言われるように、高貴な美人に例えられる筆頭の花が芍薬です。「薬」と名前にあるように、根っこが生薬にも使われ、平安時代から日本でも栽培されています。

芍薬とよく似た牡丹(ボタン)ですが、ヨーロッパではどちらもpeony(ピオニー)と呼ばれて区別されていません。どちらもボタン科ボタン属なので、似ていて当たり前ですが、少しずつ違いがあります。芍薬の魅力について、ボタンとの違いもあわせてご紹介していきましょう。

芍薬とボタンの見分け方

芍薬と牡丹はともに英名が「peony」ですが、芍薬のみをさす場合は「Chinese peony」、牡丹のみをさす場合は「Tree peony」と言い分けることもあるように、芍薬は冬に地上部が枯れてしまう宿根草で、牡丹は樹木です。

花の形はどちらも両手で抱えられるほど大きな豪華な花で、見ただけでは違いは分かりにくいのですが、牡丹がほとんど香りがないのに対して、芍薬バラのような甘い香りがするので香りで見分けることができます。

葉の違いから見分ける

芍薬は、丸みがあって葉先にきれこみがはいらない光沢のある葉をしていますが、ボタンは葉先に切れ込みのある光沢のない葉をしています。

ただし、芍薬をボタンの台木にしたり、交配種もあるため、葉っぱだけでは見分けがつかないあいまいなものもあります。

つぼみと散り際の違いで見分ける

芍薬のつぼみは先端が尖っていますが、ボタンのつぼみはコロンとした丸い形状をしています。
芍薬は花が終わると花ごと椿のようにごとっと落ちてしまいますが、ボタンは花びらが1枚ずつ散っていきます。

和シャクヤクと洋シャクヤク

芍薬の原産地はチベットからシベリア、朝鮮半島の一部と言った東アジアで、日本には平安時代に、ヨーロッパには18世紀前半に入ってきて、品種改良が進められてきました。
主に日本国内で品種改良されてきた芍薬を「和シャクヤク」、ヨーロッパで品種改良されてきた芍薬を「洋シャクヤク」と分類します。

和シャクヤクは「一重咲き」のものや、おしべが花びらのように寄り集まった「翁咲き」のものなど、シンプルな芍薬が多く、洋シャクヤクは豪華な「八重咲き」や全体に丸くボリュームのある「手毬咲き」、大輪のバラのような「バラ咲き」など、弁数の多いものが多くなっています。

芍薬を愛したターシャ・チューダー

世界中のガーデナー憧れのアメリカの絵本作家、ターシャ・チューダー(2008年没・享年92歳)の30万坪に及ぶ広大な庭と自然に囲まれたスローライフのなかで、彼女が愛した芍薬が見事に咲き誇る様子を目にすると、自分の庭にもぜひ欲しいと思ってしまった方は多いのではないかと思います。

ターシャ・チューダーの、季節ごとに花開くさまざまな植物を愛しながら一日の大半を植物の世話をしながら過ごす生活にあこがれたガーデナーは数多く、著作や写真集も数多く出版され、今なお色あせない輝きを放っています。

芍薬の出回り時期と開花時期

芍薬はどんな風に販売されているかというと、根っこだけがポリ袋に入っているか、ポット苗で芽が出かかっているものかのいずれかです。

芍薬の植えつけ適期は9月中旬〜10月下旬頃で、大きめの植穴を掘って堆肥をしっかりと施した上に新芽の上に土が3cm以上盛るように植え付けます。

一度植えたら5年ほど度は植え替えの必要はありません。芍薬は大きな花を咲かせるだけあって肥料食いなので、元肥えは多めに施し、3月と6月に多めの追肥を忘れないようにしましょう。

芍薬の花は品種にもよりますが、主に5〜6月が開花時期です。つぼみは1日ではすぐには開きませんが、ゆっくりと日数をかけて花開く代わりに、豪華な花が10日以上楽しめる花もちのよい花です。

切り花としても長く楽しめ、香りがよいうえに花自体がとても豪華なので、一輪あるだけでもお部屋が華やかになります。

芍薬園で芍薬を楽しむ

芍薬は根を地中深くに張りやすく、寒冷地であっても特別に冬支度しなくても庭植で楽しめ、大株に育ちやすいので庭植で楽しむのがオススメです。

植えて1年目は花を咲かせにくく、肥料が十分にないと花がうまく咲きにくいこともあります。庭もないし、スペースも十分にないし、自分で育てるのはちょっと、というときは、芍薬園で芍薬を楽しむこともできます。

芍薬はハウス栽培されていることはほとんどないため、芍薬の開花時期=みごろ=開園期間となっていることが多いので、お住まいの近くのフラワーセンターのHPなどを調べて鑑賞のタイミングを逃さないようにしましょう。

芍薬園では苗や切り花も販売されていることがあるので、ご家庭でも芍薬を楽しみたいときにもオススメです。
芍薬は一輪でも豪華な花を咲かせてくれ、数年で大株に育ち、植え替え頻度も多くないので、庭植で育てるのがオススメです。

花の豪華な芍薬は、肥料食いなので、植え付けときの元肥えをたっぷりと多めに施し、3月と6月の追肥も多めに施肥するようにしましょう。肥料が少ないと花を付けくくなります。

芍薬の花は主に5〜6月ごろ開花し、開花に3日以上掛かることも多い反面、花もちがよいため10日以上咲き続けます。香りもよく、長く花を楽しめるので、切り花としてもオススメです。

香る【芍薬】の花を咲かせてフランス風アレンジも楽しもう!

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」ということわざがありますが、牡丹が「花王」と呼ばれるのに対し、芍薬は花の宰相「花相」としてその花の大きさから受けるインパクトや華やかな美しさは、もっと広く愛されてもいい花のような気がします。

最近では、芍薬を中心としたフランス風アレンジのブーケも流行していて、そのおしゃれで華やかなブーケが人々を魅了しています。香りもいいと言われる芍薬、その美しい魅力に迫ります。

中国から伝わった「芍薬」は高貴な花の宰相「花相」

芍薬の歴史は、もともと中国の宋の時代からはじまり、平安時代になって日本に入り、薬草として使われていた歴史があります。その後「和シャクヤク」が観賞用に開発され、一重咲きや翁咲きのシンプルなものが作られてきました。

一方、ヨーロッパでも紹介され、19世紀からフランスで品種改良が行われ、今のような豪華な千重咲き大輪の芍薬も登場し、手まり咲きやバラ咲きなど、弁数が多くて香りを楽しむものに変わってきたという歴史があります。ヨーロッパでは「5月のバラ」と呼ばれ、初夏を象徴する代表的な花となっています。

より華やかに多彩な色を揃えるための改良の努力

日本で一番大きいとも言える黄色の「オリエンタルゴールド」は、芍薬と牡丹のいい所を取った交配種で「ハイブリッドシャクヤク」とも呼ばれます。アメリカに渡り開発されたひとつで、花の直径が15〜18cmにもなる芍薬もあります。今まで芍薬に少なかった黄色やオレンジ、アプリコットや中間色なども登場するようになり、ボタンの華やかさも備わって魅力はさらに広がっています。

その大きさや華やかさもあって「芍薬」は高貴な花の宰相「花相」と呼ばれています。中国・日本・フランス・アメリカと「芍薬」に求めるイメージは少し違いますが、各国の努力がより美しい「芍薬」を登場させています。

異なる咲き方も楽しむ多彩な芍薬

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と言うことわざは、芍薬はすらりと伸びた立ち姿、牡丹は枝分かれした横向きの枝に付いた花、百合は風を受けて揺れる様子が美しいとそれぞれの美しい姿を言い表したことわざでもあります。芍薬は立って立ち姿を見るのが一番美しく、牡丹は座って下から見るのが美しく、百合は歩きながら風にそよぐのを見るのが一番美しいという事も伝えています。

この芍薬の咲き方は、今紹介しましたように大きな花をしっかりと支えて咲いているわけですが、その花の形にはさまざまな種類があります。一重咲き・金しべ咲き・翁咲き・冠咲き・手まり咲き・半八重咲き、バラ咲きなどがあり、それぞれに雄しべがどのくらい花弁のようになっているのかという程度や花弁の様子から7つに分類されます。

最近は母の日や結婚式に芍薬のブーケが人気

最近は、そんな品種改良もあり、丸い形の芍薬がオシャレなブーケとして人気です。花言葉は「はじらい」「はにかみ」や「思いやり」で、丸くてたくさんの花びらの華麗な姿が母の日や結婚式にもてはやされています。

フレグランスブーケにもなる楽しみ方

芍薬の香りは、強く香る華やかなバラのような香り、フルーティーな香りとしても人気です。
実は芍薬の香りにはバラ・キク・スズラン・カトレアなどあらゆる花の芳香成分が含まれていることが判明しています。バラやキクのようなフローラルな香りが強いのが「洋シャクヤク」で、「中国シャクヤク」はバラ・キク・ランのような香り、「和シャクヤク」はキクのような香りや芳香性の低いものが多いという感じで、多彩な花の香りを持っています。

バラや菊やハーブ類など、芍薬と相性のいい同じ香る花同志を集めてフレグランスブーケを作るのも楽しみ方のひとつです。組み合わせることでさらに香りの高い効果を得られます。

芍薬によるブライダルブーケの楽しみ方

フランススタイルのブライダルブーケが人気です!
ナチュラルスタイルで、日本のようにワイヤー処理などもせず、シンプルに束ねた雰囲気に仕上げるスタイルです。
花色も白だけにこだわらずに限らず、花嫁の好きな色やワンピースに合わせた色などさまざまな色でバリエーション豊かに楽しむスタイルです。花の色の組み合わせも楽しめます。

芍薬はそのエレガントさと華やかさから、最近はブライダルブーケとしても人気でバラと合わせたり、芍薬の色を活かしたりしたナチュラルでクラシカルな気品あふれるブーケが人気を呼んでいます。

フランス流、母の日の気品あるブーケの楽しみ方

フランスの母の日の花はカーネーションではなくて芍薬を贈ることを知っていますか。
最近では日本でも芍薬のブーケを母の日に贈ることが人気で、従来のカーネーションと芍薬を合わせてピンクの色合いの美しいグラディエーションを活かして贈ってみませんか。カーネーションだけとは違ったエレガントで華やかな気品が生まれます。新しい母の日のブーケとしていかがでしょうか。

芍薬を中心にした母の日のアレンジはこんなにオシャレ

母の日は、ブーケだけでなくテーブルに飾ってもらえるアレンジメントもオシャレです。芍薬の多彩な色の美しさが活きたアレンジになるでしょう。

「ピオニー」とは英語で芍薬のこと、ハーブの一種の意味

「ピオニー」という言葉も最近では聞きますが、英語で言う芍薬のことで、ハーブの一種と言う訳になります。実は「シャクヤクチャ」として、ハーブティとして乾燥した花びらを入れてお茶にしたり、ほかのハーブティと一緒に飲むこともできます。一般的に血の巡りがよくなると言われ、女性には生理不順や冷え性などにも適していると言われています。

日本でも平安時代には観賞用ではなく薬草として使われていたという歴史があり、根っこを甘草と合わせて「芍薬甘草湯」として漢方でも有名です。また不思議なことに、花の色によってその効果に違いがあると言い、興味深いものがあります。赤い花は血流に、白い花は肝臓に効くそうです。

しかし、ハーブと言われてもその姿からは連想できない雰囲気を持っていますよね。観賞用として開発されてきた歴史が長くなっているからかも知れませんが。

日本の伝統的な茶花として愛でられる「山芍薬」

日本古来の伝統的な野菜の芍薬を「ヤマシャクヤク」と言います。本州、四国、九州および朝鮮半島に分布し、山地や山奥に生えています。
白い5cm前後の5弁の花をひと茎に1輪咲かせます。「ヤマシャクヤク」は2〜3日で散る短命花で、今よく出回っている「シャクヤク」とは違って可憐な印象を受けます。現在は環境省のレッドリストの準絶滅危惧に指定されています。40%の減少で、森林の伐採や工事で減少していることが心配されています。特に東京や千葉県では絶滅種になっていて危惧されています。

「ヤマシャクヤク」は古くは「茶花」として用いられ、まさに山野草と言うイメージの花です。茶室に生ける花を「茶花」と言いますが、「茶花」は自然の花の美しさを際立たせるように茶室に飾られる花です。4月中旬〜5月に咲く「ヤマシャクヤク」の花はこの季節を告げる花として可憐な姿が古くから愛でられていたことが分かります。

芍薬はどうしたら美しい花が咲く?

そんな昔から愛される芍薬の花を私達も部屋に飾りたいと思いますが、芍薬を育てるには、日当たりと水はけがよい所で、乾燥しない場所が適していると言われます。葉によく日が当たり、地表は陰になるようにするのがベストです。また、育てるには有機物に富んだ肥沃な土地が必要です。太い根が張り、葉も大きく茂る草木なので、植える前の土づくりが大事です。大きくなるスペースも確保して育てましょう。

また、きれいで大きな花を咲かせるには、肥料が大事です。肥料が不足すると花が咲きにくくなります。花後のお礼の肥料などや翌年の花芽ができる秋などにも肥料が必要などそれなりに肥料が大事な植物です。

そして、きれいな大きな花が咲いたら、花を生ける際にはその前に茎の根元をつぶして水あげができやすいようにすることが必要です。また花には蜜がつきますので蜜が出ていれば、水で軽く洗い流してやります。また、つぼみから花が咲かないようなら枝を短く切ってあげましょう。こうして手間をかけることで見事に花開いた芍薬を長く部屋に飾って楽しむことができます。

香る芍薬を飾って楽しむために

 気品ある芍薬の魅力をお伝えしてきましたが、自分で育てたり、フラワーショップで買ったり、もっと身近にこの美しさと香りを楽しんでみてほしい花です。5〜6月の花が少ない時期に楽しむ事ができるのも嬉しい花ですので、ぜひこの気品とエレガントさを上手に活かしてブーケやアレンジや生け花に取り入れられることオススメします。花の宰相「花相」としての芍薬の魅力をもっと広く生活のなかで飾ってみませんか。

牡丹に似た両手ほどもある大きな豪華な花が咲くことで知られる芍薬ですが、育てて目で楽しむ以外にも芍薬の楽しみ方は豊富にあります。
芍薬と言えば豪華な花に注目が集まりますが、芍薬はバラに似た甘くさわやかな香りがします。

芍薬を切り花で楽しむとき、花の美しさだけでなく、すばらしい香りも楽しめます。
切り花の芍薬をより長く楽しむために、芍薬の水揚げと飾り方のコツ、芍薬の花が散りそうなときのリカバリー方法とともに、より長く芍薬を楽しむための方法を、ご紹介ししていきましょう。

芍薬の香りとして、「ピオニー」という香水がありますが、芍薬の香りは残念ながら天然のものを抽出したものではなく、芍薬のイメージとして作られたものになります。

芍薬のルーツ

芍薬は中国東北部からシベリアにかけての、アジア北東部を原産地とした多年草です。
芍薬が日本にやってきたのは、平安時代より前までさかのぼります。
もともと薬草として伝わってきて、乾燥させた根を生薬として用いていましたが、江戸時代以降、茶花として観賞用になり、品種改良が進んでいます。

芍薬の花は丸ごと落ちる

芍薬の花が散るとき、牡丹のように花びらがはらはらと散っていくのではなく、椿のように花が丸ごとゴトンと落ちてしまいます。
花が落ちるとそのあとは、葉も茎も枯れてしまい、根と芽の部分だけが残ります。

切り花の芍薬も、花が大きく開き切ってきたかなと思うと、バサッと全部花びらが一度に落ちてしまいます。

芍薬の水あげのコツ

切り口を焼くか煮るといいといいますが、どのくらい焼いたのがちょうどいいのか、煮るのも“ちょっと”ってどのくらい??と、かえって加減が難しくなります。

ご家庭で水揚げするなら、「湯揚げ」が最も簡単で、加減もむずかしくなく、失敗も少なくなります。

■湯揚げのしかた

コップに熱湯を入れ、そこに芍薬の茎の先端を2〜3cm浸けてておきます。
時間にしたら、1〜2分で十分です。
そのあと、水を入れた洗面器などに茎の先端を入れ、水のなかで茎を切り落とします。

お湯はグラグラに沸騰したお湯でなくても構いません。
湯揚げはお花屋さんでよく用いられる水揚げ方法です。

■はさみは切れ味のよい清潔なものを

はさみの切れ味が悪いと、湯揚げしても水揚げがうまくいかないこともあります。
切り口は、まっすぐでなくて斜めに切り落とすか、切り口がばらばらになるまで切り刻んでおいた方が、うまく水揚げできるとも言います。

いずれにしても、ハサミの切れ味が悪いと、効果がなくなってしまいます。
切り口から雑菌が入ると最もダメージを受けてしまうので、ハサミはきれいにしておきましょう。

■切り花の水は1日1回以上替える

水に雑菌が繁殖しても切り花は傷みやすくなるので、切り花の水はなるべく1日1回以上交換し、切り口が傷んできたら先端をちょっとずつ水切りして新しい断面にリフレッシュしておくとより長持ちします。

切り花の水替えが面倒な方は、薬剤を使うか、漂白剤を一滴水に入れておくと、水替えしなくても長持ちしやすくなりますが、できる限りまめに水替えをするのが一番です。

ぐったりしてしまった切り花のリカバリー

花首が垂れそうで、花びらがヘロヘロしてきたら、リカバリーできるかやってみましょう。

もう一度湯切りした後、茎の先端を5cmほど出した状態で、新聞紙で切り花全体を花先まで包んでおき、茎の方から流水をかけて新聞紙を全体に水でぬらし、花茎が半分くらいつかる水に20分ほど挿しておきます。

新聞紙を取り除いて芍薬の花の花びらがピンとなっていたら、リカバリーできています。

■それでもリカバリーできなかったときには

新聞紙を巻いて水につけても、花びらがピンとならなくてリカバリーできなかったときは、茎を1〜2cmくらいに短く切り取り、水を入れた器に花を浮かべて楽しむようにしましょう。

芍薬は花びらがばらばらになったとしても、まだ1日くらいは香りが強く、すぐに花びらが傷んでこないので、花びらだけでもお部屋に飾っておくと、一日中甘い香りが楽しめます。

芍薬の花びらをきれいに洗ったものは、乾燥させてもフレッシュのままでも、ハーブティーにも使えます。
お好きな分量をティーポットに入れてお湯を注いで蒸らすだけです。
他のハーブとブレンドしたブレンドティーでも楽しめます。

芍薬の花は、血行をよくするとして、漢方薬で使われます。
見て楽しんで、ハーブティーとしても楽しめるので、芍薬を最後まで満喫できます。
つぼみの芍薬の切り花を咲かせるには

芍薬のつぼみの周りには蜜がつくことがあり、蜜が花びらをくっつけて花を開きにくくすることがあります。

つぼみの表面がテカテカしていたり、触ったらべとっとしているときは蜜が出ているので、蜜を優しい流水で洗い流すか、洗面器に入れた水につぼみをつけて優しく手で蜜を洗い流します。

つぼみについた水気はタオルやキッチンペーパーなどに当てながら吸わせることで取り除きます。
ガクが周りを取り巻いて咲きそうにないときは、つぼみ指でやさしくもみほぐし、緑のガクをそっと開いておくと開きやすくなります。

茎は湯揚げしておき、水を毎日替えるようにしておくと、つぼみがダメになりにくく、開花がより期待できます。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。
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つぼみの表面がテカテカしていたり、触ったらべとっとしているときは蜜が出ているので、蜜を優しい流水で洗い流すか、洗面器に入れた水につぼみをつけて優しく手で蜜を洗い流します。

つぼみについた水気はタオルやキッチンペーパーなどに当てながら吸わせることで取り除きます。
ガクが周りを取り巻いて咲きそうにないときは、つぼみ指でやさしくもみほぐし、緑のガクをそっと開いておくと開きやすくなります。

茎は湯揚げしておき、水を毎日替えるようにしておくと、つぼみがダメになりにくく、開花がより期待できます。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。
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