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ワイルドストロベリーは食べられる?活用法と効能はある?

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ワイルドストロベリー」は、文字通り「野イチゴ」ということで、寒さにも強いイチゴですが、その実は一体どんなものなのでしょうか。幸運を呼ぶイチゴとしてテレビなどで有名になりましたが、実際の実に知らないことも多いものです。「ワイルドストロベリー」の実についてまとめてみました。

一体どんな実なのか、大きさや甘さはどうなのか、その活用法や効能についても知ってみませんか。幸運を呼ぶ実とは実際にはどんなイチゴの実なのでしょうか。

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ワイルドストロベリーにはどんな実ができる?

ワイルドストロベリー」にも一般的なイチゴの白い花が咲き、花が咲いてから受粉することで実がなります。「ワイルドストロベリー」の実は、「野イチゴ」といったことで本当に小さな実ですが、受粉してから収穫する位になるまでに1ヵ月以上も掛かることがあります。

この期間は、実は付いたものの本当に赤くなるのかどうか心配ですよね。

病気にならないように心配もします。病気を予防するために、風通しのいい所で育て、よく育つよう日光にも一日中当てるように心掛けてみましょう。日当たりがいいと実がよく色付くようになります。

また、イチゴの場合は、株が成長するにつれてランナーと言う茎が地面を這うようになりますので、こちらを根元からこまめに切っていきます。花や実に栄養がいくようにすることで収穫を長く楽しめるようにすることが大事です。

4〜7月、9〜10月が「ワイルドストロベリー」の実の収穫時期です。真夏の暑い時期は苦手なためあまり実がならないでしょう。

いつ収穫するのかは、熟すと甘い香りがしますのでそれを目安にするのもいいでしょう。ワイルドストロベリーの実は白から赤く熟したら収穫の時期ですが、なかには品種によって黄色や白の実を付けることがありますので注意をします。その際には白い実も甘い実ですので安心して育ててください。白い実や黄色の実は、よく注意をしておきながら大きくなったら収穫するようにします。

実の活用法はいろいろ!香りを楽しむ?

小さな実がなるのですが、そのまま食べると甘酸っぱくもあり、小さい実ですのでジャムにして楽しむ人も多くいます。「ワイルドストロベリー」の実は、野イチゴサイズですので、ブルーベリーほどの小さなサイズです。一度にたくさん収穫できないことも多く、収穫しのたびに、冷凍しておきまとめてジャムにするといいようです。

すがすがしく甘く香るのが「ワイルドストロベリー」の特徴です。実が熟した際の香りを楽しむこともでき、食べる場合も香りも一緒にしっかり堪能して味わうのがオススメです。

実には栄養として、ビタミンや鉄分、カリウムが多く含まれていて、美肌や貧血にもよいと言われています。たくさん集めて栄養たっぷりのジャムを作ってみるのもいいのではないでしょうか。そのまま食べても胃炎に効くなどとも言われています。

肌を白くしたり、シミ、そばかすを減らす効果もあると言われることもあります。「ワイルドストロベリー」は、女性には嬉しい、美容にもいい果物と言えますね。

美しい葉っぱもハーブティーなどに活用することがオススメです。生の葉は少しですが毒素を含んでいるためによく乾燥させてお茶にします。そのときにも「ワイルドストロベリー」の実を一粒入れると、香りが豊かなハーブティーになります。香りを添える意味でも実も入れてみるといいでしょう。カクテルに入れるのも香りがよくなります。また、葉っぱはポプリにして楽しむこともできます。

こうして見ていきますと、「ワイルドストロベリー」の実は、完熟した際の甘い香りを楽しむのもオススメです。香りを楽しんで「果実酒」にしたり、焼酎だけなくワインに漬けてワイルドストロベリーの「果実ワイン」を作るのもよさそうです。

香りが強いので食用ではなく乾燥させて使うのもいい活用法です。実をほかの香りのいい乾燥ハーブと混ぜてハーブとして楽しみます。「ワイルドストロベリー」の赤い実の香りを楽しむハーブを作ってみると、とてもかわいらしいのではないでしょうか。

ワイルドストロベリーの実の楽しみ方はいっぱい!

古くから「ワイルドストロベリー」はヨーロッパで栽培されていたとあって、さまざまに活用されてきたと言えます。日本人には歴史的にはそれほど馴染みがないかも知れませんが、今では幸運を呼ぶイチゴとして女性に特に人気です。

イチゴの白い花を咲かせた後も実が熟すまでをゆっくりと楽しむことができ、一年中いろいろな楽しみ方ができる「ワイルドストロベリー」です。

育てることで味わえる楽しみがいっぱいです。育て方も比較的簡単ですのでぜひ「ワイルドストロベリー」を育ててみてはいかがでしょうか。庭植えでも鉢植えでも室内でも育てることができます。

甘い香りのする「ワイルドストロベリー」の魅力を堪能してみませんか。

ワイルドストロベリーにまつわる幸運の素敵なジンクスって?

ワイルドストロベリー」にはジンクスがあります。幸運を呼ぶというジンクスです。

2002年日本ではそのことがテレビで伝えられ一躍人気になっています。そのお話をあらためてご紹介するとともに、「ワイルドストロベリー」で幸運を呼ぶ方法をまとめました。

ワイルドストロベリーについて知りたい!

ワイルドストロベリー」は古くからヨーロッパなどでは野イチゴとして親しまれてきたイチゴです。実はちょっと小さいのですが、甘さや香りはとても強く人気のイチゴとなっています。

この野イチゴである「ワイルドストロベリー」が古くから愛されていた証拠のひとつにあの有名な陶器ブランド「ウェッジウッド」に「ワイルドストロベリー」柄があるのを知っていますか。多くの人が目にしたことがあるかわいいイチゴ柄の有名なデザインです。この「ウェッジウッド」を見てこれが「ワイルドストロベリー」だとあらためて知る人も少なくないのではないでしょうか。この図案は自然を愛し、ガーデニングを愛するイギリス人には大人気で、最初の「ウェッジウッド」の創設者のパターンブックに載っているデザインと言われています。

愛らしくどこか可愛らしくてナチュラルな雰囲気があるのが「ワイルドストロベリー」のデザインの魅力ではないでしょうか。カップやお皿のデザインとしても人気者になっている「ワイルドストロベリー」なのです。

「ワイルドストロベリー」のジンクスとは?

ワイルドストロベリー」には幸運な話がいろいろあって、それがテレビで放送されたことで知った人も多くいるのではないでしょうか。

その幸運な話というのは、「ワイルドストロベリー」を購入して育てているとすぐに彼ができたという話と、その話を聞いて育てはじめた3人のうち2人が結婚することになったということ。その後も株分けしてもらった人たちが次々と結婚して8人が幸せになったという話もあるようです。ただ、なかには実を食べてしまったのがよくなかったり、当然ですが枯らしてしまったりして幸運が訪れなかったという人もいます。

この話が広がったことから起きたのが2002年の「ワイルドストロベリー」ブームです。結婚ができたり、子宝に恵まれたり、懸賞に当たったり、さまざまな幸運が訪れたと言う話が伝わっています。また、「ワイルドストロベリー」を特に株分けすることによってこれらが起きていることが多いと伝えられています。

「ワイルドストロベリー」の花言葉は「Lucky&Love」や「Miracle」!

また「ワイルドストロベリー」の花言葉も日本では「尊重と愛情」「清浄」「無邪気」「幸せな家庭」などとなっていてとてもいい花言葉となっています。ヨーロッパでは、「Lucky&Love」、アメリカでは、「Miracle」となっていてどこの国でも縁起がよく愛にあふれていて奇跡を呼ぶものとして人気というのが分かります。キリスト教でも「正義の象徴」とされている植物です。

さて、なぜこんなに「ワイルドストロベリー」にはいいジンクスがあるのでしょうか。少し考えてみると「ワイルドストロベリー」は育てやすく花も長く咲き続け、実もたくさんなるのですが、そんな「ワイルドストロベリー」のお世話を長くしているような人には幸運が訪れるということを言っているような気もしてきませんか。

長く咲き続ける花を管理し、虫が付かないように枯れないようにお世話をすることができる人には幸せがおのずとやってくる、また幸せを願って頑張って育てている人にはそういう思いが伝わり報われるのではないでしょうか。花を育てたり、実をならせたりするにはそれだけの努力や願いが必要ですのでその思いの強さが幸せも呼ぶのかも知れませんね。そう考えると、頑張って育てて幸運を呼びたくなってきます。

さあ、「ワイルドストロベリー」を育てて幸運を呼びましょう!

ワイルドストロベリー」の植える時期はと言うと、3〜5月の春植えまたは9月の秋植えの苗を植えて楽しむことができますので育ててみませんか。

また、人から分けてもらう場合も幸運を呼びますので育てている人がいたら株分けをしてもらいましょう。根詰まりしやすい植物なので分けていくことで成長も良くなります。幸せを分けてあげるような気持ちで人に分けていくといい植物です。

春か秋の季節のいい時期に根っこをほぐしながら株分けしてもらいます。株分けしてもらったらしばらくは日陰で育て、様子を見て日光に当てるようにします。1週間後に液体肥料などをやるといいでしょう。その後は1日5時間以上日光に当てることで実がなりますので日当たりのいい所に置いてあげてください。

大事に「ワイルドストロベリー」を育てて幸運をみんなで呼びませんか。

ワイルドストロベリーは忙しい人向け。ワイルドストロベリーを楽しむ。

ワイルドストロベリーは苺と言っても原種なので、グランドカバーにするとほかを駆逐して増えてしまうほどの強健種です。あれこれ世話をしなくても育ち、春〜初冬まで白い花と赤い実が楽しめます。忙しくてかまっていられないような人にもオススメの育てやすい植物です。

ワイルドストロベリーは四季咲き

一般的にスーパーで苺として販売されている「とちおとめ」「女峰」「あまおう」などは、地植えにするとGW前後に収穫できる一季咲きの品種ですが、ワイルドストロベリーは原種のひとつなので、春〜初冬にかけて通年収穫できます。

白い花が咲いて、可愛いコロンとした赤い実がどんどんなるので、育てて楽しい宿根草のひとつです。ワイルドストロベリーの実は普通の苺よりかなり小さく、可愛らしいのですが、味の方は残念ながら普通の苺よりかなり落ちます。生で食べるよりも、順次収穫したものを冷凍しておき、ある程度貯まったらジャムやジュースに加工するのがオススメです。

横にぐんぐん広がるからグランドカバーに

苺は栽培が難しいと思われていますが、一般的な苺も含めて、非常に丈夫で、手をあまりかけないほうがうまく育ちます。水は植えつけ時と根付くまでは与えますが、根付いたあとは自然の恵みだけで十分です。毎日水遣りすると、かえって成育と収穫を阻害します。

ワイルドストロベリーは、シュートを伸ばしてぐんぐん横に広がっていきます。通年花や実がなるので、グランドカバーに最適ですが、生命力が強いためほかの植物を駆逐してしまいます。周りに何もないところに植えるのが適しています。

鉢植えで育てるときは毎年植え替えて

ワイルドストロベリーの育て方は一般的な苺と同じです。苺はいわゆる「嫌地」と言われています。収穫量を期待する場合は、毎年別の場所・別の土に植え替える必要があります。数年植え替えなくても枯れませんが、収穫量は減っていきます。鉢植えの場合は顕著なので、鉢植えで育てるときは毎年土を入れ替えるようにしましょう。

苺の植え付け適期は9月頃と言われていますが、朝夕少し肌寒くなる10月以降が最適です。まだ暑いうちに植え替えると、枯れやすく根付きにくくなってしまいます。少し涼しくなってから植え替えをします。

地植えでグランドカバーとして育てているので植え替えるのが面倒というときは、苺の肥料をまめに与えることで収穫量を減らすことなく植え替えの手間がはぶけます。

シュートを伸ばして孫株を育てる

苺はシュートをどんどん伸ばして、子株、孫株と先へ先へと広がります。親株はだんだんと実を付けなくなるので、シュートを育てて株を増やします。育てるのは子株ではなくその先の孫株です。孫株が根付いたら、親株と子株は抜いて処分し、株をリニューアルします。

収穫を最優先する場合、ワイルドストロベリーのシュートを摘み取っておくと、実の方に栄養が行くので収穫量が増えます。実を付けなくなってきてはじめてシュートを伸ばして株をリニューアルさせるようにします。

鉢植えの場合は、孫株の下にポットを置いておいて、孫株が根付いたらシュートを切ってひとつの株として育てるようにします。

たくさん収穫するには肥料が大切

苺は大変な肥料食いです。ワイルドストロベリーも実をたくさん収穫するには肥料をしっかりと散布することが欠かせません。肥料は「苺の肥料」をばらまくだけでも十分に効果があります。

最近品種改良で出回りはじめた「四季なり苺」は、一般的な食用の一季咲きの苺と、四季咲きのワイルドストロベリーなどを掛け合わせて作られたもので、通年収穫できるものの味がイマイチのものが多かったのですが、さらに品種改良が進んで、味もおいしく甘いものが出回るようになりました。

ワイルドストロベリーも、味がイマイチの苺も、砂糖などを加えてフレッシュ苺ミルクにすると飲みやすく、苺の味わいが通年楽しめます。

水遣りするとナメクジを呼ぶから注意

水分の多いところにナメクジは寄ってきます。ワイルドストロベリーも普通の苺も、水を遣り過ぎるとナメクジを呼び寄せやすくなり、せっかくの実が食べられてしまいます。乾燥気味に育てても肥料がしっかりと行き届いていれば苺は育ちます。

自然の恵み以上の水遣りは必要ありません。水を与えすぎても育ちますが、しっかりと水がないと育たなくなってしまうので、水は根付いてからは与えないようにします。

鉢植えの場合は雨の掛かりやすいところに置き、乾燥がひどいときだけ水をあげるようにしましょう。水遣りするときは少量あげるのではなく、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与え、また表面の土がカラカラになるまであげないようにします。

ワイルドストロベリーは種から育てることもできる?

幸せになると話題になった「ワイルドストロベリー」は種からでも育てやすい品種ですので庭やベランダで種から大事に育てて幸運を呼び込んでみませんか。
香りもよく「ハーブ」とも言われている「ワイルドストロベリー」ですのでいい香りも届けてくれますよ。

「ワイルドストロベリー」の種はどんなもの?

そんな人気の「ワイルドストロベリー」を育てるとして「ワイルドストロベリー」の種とは一体どんな種なのでしょうか。「ワイルドストロベリー」自体が小さい野イチゴですので、種も小さなものとなり、小さな種から育ってくれるのか心配ですよね。

よく市販の「ワイルドストロベリー」は、「四季なりイチゴ」と書かれた種が多く売られていて、四季を通じて実が楽しめるものがあります。鉢植えにして室内に入れてあげることで冬でも収穫が楽しめ、耐寒性のある育てやすい「ワイルドストロベリー」となっています。

種ですと1袋200円程度で100本ほどになり、発芽率もいいようです。とても小さな種ですが、そこからたくさんの芽が出て育っていきます。小さな種から小さな芽が出ていく様子はとても楽しみな光景となっているようです。

春まきと秋まきがあって春まきは4月上旬〜6月下旬、秋まきは9〜10月下旬にまくのがよいとされ、20度以上あれば発芽します。ただ、発芽までに1ヵ月近くを要しますのでその期間の気温にも注意する必要があります。

またイチゴの実は地域で異なりますが、四季なりですと3月中旬〜12月下旬までの長い期間にわたって収穫を楽しむことができます。小さな実が長い期間にわたってできるのは見るだけでも嬉しいですよね。こうした楽しみを得ることで自分の気持ちのなかでも幸運を呼べそうな気になってきます。

なかには原種の「ワイルドストロベリー」の種も売られていて、原種の場合はヨーロッパが原産地なので日本とは気候的に異なり発芽率が少し下がる種も存在します。発芽率などが書いてある場合はそこにも注意をして選んでみることが必要です。

自分で種を採取する方法もあり!?

また、自分で育てた「ワイルドストロベリー」の実から種を採取する人もいます。自分で育てた実から種を採るのはやりがいもあり、楽しみですよね。具体的に種を採る方法としては、夏になった実をそのまま枝に付けたまま秋まで熟させて乾燥させておきます。こげ茶色にまでなった実をハサミで切り取って採取します。

その実を手でもみながら細かな種だけを取り出します。しっかり乾燥していると簡単にポロポロと取り出せるようになっています。あまり取り出せないようでしたらさらに1〜2日乾燥させます。

そして水で洗い、キッチンペーパーなどでこし、日陰で一晩陰干しをして乾燥させて冷蔵庫で保存しておきます。次の春などの時期にまくように、それまでは保存しておくのがオススメです。

そして、種を収穫した「ワイルドストロベリー」自体は多年草なので来年もまた実をつけてもらうために発酵有機質肥料などをやっておきます。

こうして簡単に自分でも種が採取できる「ワイルドストロベリー」です。一粒のイチゴからたくさんの種が取れ、原種でない品種は発芽率もとてもいい「ワイルドストロベリー」ですので、自分で種を採取してまいてみるのもいいのではないでしょうか。

種からの育て方は簡単?発芽率ほぼ100%?

種をまく方法ですが、ゴマ粒ほどの小さな種ですのでちょっとした注意も必要です。具体的には、種をまく前に、鉢底から水が流れるくらいにしっかり水を遣り土をたくさん湿らせておくことが必要です。そして、軽く土の上に指先で押さえる程度に種をまき、水を掛けるときには、小さな種が流れないように細心の注意を払ってかけます。植木鉢の受け皿などに水を遣り、そこから水を摂り込んでもらうようにするか、もしくは噴霧器などで優しくやる方法が最初はオススメとなります。

こうして種から芽が出るまでの間の1ヵ月近くをとにかく水を切らさないようにすることが発芽をさせるコツと言えます。乾燥させないように諦めず水を遣り続けることが大事です。ここで発芽しないと諦めてしまうのが一番失敗する方法となっているようです。

そして頑張って水を遣り続けるとほぼ100%が発芽します。

発芽しない場合の原因は?

また、もし発芽しない場合にはその原因を考えてみましょう。発芽するまでは土が常に湿った状態にないといけませんし、種に土をかぶせすぎても日光が好きな「ワイルドストロベリー」の種は発芽しません。

最初に種をまくときも指先で押さえたり、爪楊枝で押さえたりするなど土と密着させておくことも大事です。そして発芽したならば週に1回ほど液肥をやるようにすることで成長していきます。

こうして考えてみると、ワイルドストロベリーは耐寒性もあり育てやすい品種ですが、種から育てるとなると小さな種ですので発芽までにはそれなりの注意が必要です。ただこうした発芽のための注意点さえ守っていればほぼ発芽することも事実です。発芽のあとは育てやすく小さな実が次々となっていきます。まずは発芽を目指しながら「ワイルドストロベリー」を育てていくことで、甘い香りと小さな可愛い実に満たされた幸福をもらってみませんか。

小さな種からでも育つ?ワイルドストロベリーの育て方は簡単?

ワイルドストロベリー」を知っていますか?あまり枯れずに寒さにも強いので「ワイルド」という名前が付いているイチゴで、ヨーロッパや西アジア、北米に広く分布して縁起がいい植物として好まれている野イチゴです。

真冬や真夏以外は、実がなる「四季なり」という点でもワイルドで頼もしいイチゴです。そんな「ワイルドストロベリー」を育ててみませんか?

そもそも「ワイルドストロベリー」って?

野イチゴの一種なのですが、今私達が食べているイチゴのルーツは「オランダイチゴ」と呼ばれている物で、それよりも前にヨーロッパなどで広く栽培されていたのが「ワイルドストロベリー」で実は昔からある野イチゴです。

ちょっと小粒なため「オランダイチゴ」の方が後で広まっていったのでしょうが、香りも強く味も美味しいイチゴでこちらも人気です。和名では「エゾヘビイチゴ」と言われますが、実際には「ヘビイチゴ」とはあまり関係なく、日本でも北海道では自生しているといいます。

ところで、イチゴが「バラ科」というのを知っていましたか?「バラ科」と言われてもあまりピンとこないのですが、そういえばイチゴの白いかわいい花は野バラの花にも似ていますよね。

バラ科」には約90属2500種があり、サクラ・ウメ・モモなどの木やイチゴ・リンゴ・ナシ・ビワ・カリンなどの果物やアーモンドなどの種を食べるものなど多彩な種類があるのが特徴です。私達は結構知らないうちに「バラ科」の美味しい果物などを食べているのですね。

苗から、種から?育て方は簡単?

ワイルドストロベリー」を実際に育てるときには、「ワイルドストロベリー」の苗が春や秋に売っているので苗から育てると楽です。

また、種からでも育てることができ、種からでも発芽率がいいので育ててみるのもいいかも知れません。1〜3週間発芽に掛かりますが、芽が出た喜びや本葉が出た時の成長を自分の目で見て楽しむことができ、きっと小さな赤いイチゴの実がなったときにとても愛着がわくと思います。

写真はイチゴから種を取る様子です。ここまでなると種が固くなって取り出しやすくなっている様子がわかりますね。市販されている種は「四季なりイチゴ」などとしても売られています。

また成長するにつれて葉が元気に生い茂ってきますが、マンションでも鉢に植えてベランダで育てることができます。地植えに比べると実の大きさが小さくなってしまうのが難点ですが実はきちんとならすことができます。

そんな育て方の注意点は、根が浅いので乾燥に弱いので少し湿っている状態で育てるのがベストだと言われます。あとは結構育てやすいので初心者でも実をならすことができてオススメです。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

根から「ランナー」を切って実をならせる工夫を!

ただ少しだけ、実をならすための工夫も必要と言えます。株が成長してくると、イチゴは「ランナー」と呼ばれる「ほふく茎」が地面を這うように伸びるのですが、実がなるまでは栄養を根に取られないようにそれを切っていくことが大事です。

肥料はと言うと、根がしっかりとしてきたら、月に1回程度、根元に化学肥料をあげるだけで大丈夫です。

また実をならすには1日5時間以上日光に当てますが、涼しい場所に置いてあげます。暑い場所は苦手で日当たりと風通しが悪いと病気になることもありますので注意します。枯葉や収穫し忘れた実もこまめに取ることで病気やカビを予防します。

真夏や真冬以外は年中花が咲いて実がなってくれるのが嬉しい「ワイルドストロベリー」は一年中楽しめると言えますよね。
また、増やすのも楽で「ランナー」の先に子株ができるのを実が終わったら今度は切らずに増やしていきます。この子株を土に植えこみながらゼムクリップで土に固定して根付かせていくといいのです。なんだか株を増やすのも楽しそうですよね。

ワイルドストロベリーが枯れるのはなぜ?

ワイルドストロベリーは、育てやすくまた幸運を呼ぶとも言われていますので大切に育てたいと思いますが、ワイルドベリーも枯れてしまうことがあります。
どんなことに気を付けたらいいのでしょうか。また枯れてきた場合にはどう対処したらいいのでしょうか。原因と対策についてまとめました。

ワイルドストロベリーが枯れる原因は?

ワイルドストロベリーは野生のイチゴですので、育てやすく暑さ寒さにも強いイチゴです。日当たりと水はけがいい場所に植えれば、どんな隙間でも育つ生命力があります。ただ、日陰や湿地では生育が悪いといわれ、実もあまりなりませんのでそれだけは注意しましょう。
例えば、室内や日当たりの悪いベランダワイルドストロベリーを育てていて枯れたという場合もあるようです。具体的な例を見てみたいと思います。

室内で育てたワイルドベリーが枯れた場合にはどうする?

室内で育てた場合には温度管理はできていますが、日にあまり当たらないのがやはりネックになってきます。また、風通しが悪いという問題があります。そのために灰色カビ病などによって枯れてしまうことがあります。
屋外に置いて育てることで、株の根元などに風を当てることができ、根元の乾燥を図ることができるのはとても大切なことです。株の根元は湿気がたまりやすく短時間で乾燥させてあげることが必要です。
また、イチゴは、うどんこ病なども発症する可能性があります。室内ですと灰色カビ病やうどんこ病などの病気が心配になります。
つまり、ワイルドストロベリーを育てるには、風通しのいい環境で植えるということがいかに大切かということになります。もし、室内でワイルドベリーが枯れかけたならば屋外で育てるようにしてみましょう。庭がなければベランダで育て、日当たりのいい場所に置きましょう。

病気になった場合の対策は?

そして、病気になった場合は、新しい鉢と土を用意して新しい苗を植えるようにします。できれば水はけがいい素焼きの鉢に植えます。意外と寒さにも強いワイルドベリーは屋外で育てても大丈夫ですので野性的に育てましょう。
また、花を咲かせ実をよくならせるためには屋外の寒さに遭わせた方がいいという風にも言われます。屋外でワイルドに育てるのが花や実にとってもいい育て方となります。

屋外で育てているワイルドベリーの葉が枯れた場合は?

屋外に置いておいても日陰や西日しか当たらない場所に置いている場合などに枯れてしまうことがあります。また、素焼きでない鉢に植えていて水の遣り過ぎで枯れてきたりもします。そんな場合にはまず枯れた葉を茎から切りとってしまいましょう。
屋外でも日当たりが悪い日陰や風通しが悪い場所ですとやはり枯れてしまうことも起こります。土が乾きにくい状況では根腐れを起こしてしまい、屋外でも日当たりや風通しのいい場所で育てることが大切なことです。そんな時は場所を移動して育てましょう。
風通しを改善する方法としては、鉢やプランターの場合には台の上に載せてあげるだけでも風通しが改善します。また、ダンゴムシやナメクジなどの虫からも守ることができますので台の上に載せることはおすすめです。

ワイルドストベリーの水遣りのコツは

水遣りの注意点としては、株元には水を遣らずに土に水を遣るようにするのがワイルドストロベリーの水遣りのコツです。水は好きですので、水遣りを忘れて土が長く乾燥してしまうと枯れてしまいます。しっかりと水遣りは行いながら水はけはよくしなければいけないのがワイルドストロベリーを育て方です。
よくワイルドベリーは乾燥しすぎて葉が黄色くなって枯れるということがあります。実を実らせるまでとても心配になります。イチゴは乾燥を嫌いますので覚えておきましょう。
ただいつもジメジメと湿気を帯びている土が好きということではなく乾燥しすぎないように心がけて育てます。
また、夏の暑さも嫌いで、直射日光で葉が焼けてしまうことがありますので注意しましょう。

枯れないためにはワイルドストロベリーをワイルドに育ててみませか?

いかがでしょうか。ワイルドストロベリーが枯れる理由には様々な条件があることがわかってきました。ワイルドストロベリーは野生種ですので基本的には屋外で育てるのがおすすめです。庭やベランダで育てます。そして、その際にも日当たりや風通しがいい場所を探して植えるようにしましょう。
肥料の面ではあまり気を使う必要がありませんが、水遣りは乾燥しすぎないようにそして、水を遣り過ぎて根腐れしないようにします。株元の風通しを考えてあげ、株元にあまり水をかけないで土に水を遣るのがおすすめの方法です。
ワイルドストロベリーをワイルドに育ててたくさんの実を実らせてみませんか。こうして枯れないようにお世話をすることできっと幸運がやってきそうな気がします。
庭やベランダで葉っぱが枯れていないかしっかり観察をしながらもぜひワイルドに育ててみませんか。

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