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夏の庭を彩る鳳仙花。鳳仙花を見つめなおす

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鳳仙花と言えば小学校のときに教材として種から育てた植物というイメージが強いので、あらためて注目しにくいかもしれませんが、種から簡単に育てられて、花の少ない夏にお庭を花で彩ってくれる、夏の花壇に欠かせない花のひとつです。

園芸品種として人気のあるインパチェンスも鳳仙花の仲間です。
鳳仙花についてどんな性質を持っているのかあらためて考えなおしてその魅力を再確認してみましょう。

日当たり・水はけ・風通しがよければ失敗いらず

鳳仙花は、原産地がインドから中国南部にかけて広く分布している一年草で、園芸品種の苗はほとんど流通していないため、春に種まきして育てて楽しむのが一般的です。

7〜9月の花の少ない夏に花が咲き、秋には枯れる一年草ですが、種がとても付きやすく、こぼれ種から毎年芽が出て花が咲くこともあります。

鳳仙花は日本の気候によく合った花なので、日陰でも育ちますが、風通しのよい、日当たりと水はけのよい場所に種まきするとほとんど失敗することなく丈夫に育てることができます。

赤・白・ピンク・紫色など、鮮やかな色の一重・八重の花が葉っぱの根元に咲きます。
通常は草丈は50cmくらいですが、80cmくらいまで成長してしまうものもあり、背の低い矮小種も出てきています。

ラグビーボールのような形の種が付き、熟してくるとポンとはじけて種が飛び散ります。

鳳仙花とインパチェンス

鳳仙花はツリフネソウ属ですが、ツリフネソウ属はラテン語で「インパチェンス」と言い、インパチェンスには「我慢できない」という意味があります。これは種がすぐにはじけ飛んでしまうことからきています。

園芸品種のインパチェンスはアフリカホウセンカを指していて、原産地もアフリカのタンザニアからモザンピークにかけての高山地帯で、鳳仙花の仲間ですが鳳仙花とは別の品種として扱われています。

鳳仙花が日当たりを好むのに対して、インパチェンスは日陰でも十分に育つことからも、同じツリフネソウ属でも性質は同じではなく、人気もインパチェンスの方に集中してきて鳳仙花はあまり栽培されなくなってきています。

鳳仙花の赤い花で爪を染めていた?

鳳仙花は中国から日本に入ってきたので、中国語名の「鳳仙花」をそのまま音読みにした名前が使われていますが、いつ頃入ってきたのかははっきりせず、16〜17世紀に入ってきたのではないかと言われています。

鳳仙花の別名に、「ツマクレナイ」「ツマベニ」があり、赤い花びらから絞った汁を使って爪を赤く染めていたことからこの名前が付いています。
自然のマニキュアですね。
鳳仙花を育ててみて、子どもと一緒に爪を染めてみるのも楽しいですね。

鳳仙花は植え替え厳禁

丈夫で育てやすい鳳仙花ですが、根が傷付くとすぐに枯れてしまうので、本葉が4枚くらいのまだ小さい苗のうちに植え替えは完了するようにします。
プランターや花壇に種を直播して育てることもできるので、植え替えのタイミングを外したり、失敗するかもしれないと思う場合は直播にするようにしましょう。

根をなるべく傷めないようにポリポットから出したら、土も落とさないでそのまま植え付けるようにしましょう。
苗をプランターや花壇に植えるときは株間を20cm以上あけるようにし、直播したときも、最終的に株間が20cmくらい空くように間引くようにしましょう。

乾燥注意!鳳仙花は多湿を好む

鳳仙花は多湿を好み、水切れすると枯れてしまうことがあるので、乾かないように注意しましょう。
水はけのよすぎる土よりは水はけが多少悪い方が管理はしやすくなりますが、土壌はあまり選ばないので、一般の草花用の培養土で栽培しましょう。

鳳仙花の発芽温度は高めなので、遅霜などの心配がなくなって暖かくなった4〜5月にかけて種まきするようにしてください。
日当たりと風通しと水はけがよい環境の方が元気に育ちますが、多少日陰でも水はけが悪くてもよく育つ丈夫な植物なので、夏のお庭を鮮やかに彩る花としてもう一度見直してほしいと思います。

鳳仙花のかかりやすい病気【うどんこ病・さび病】

鳳仙花は多湿を好む植物ですが、梅雨時にうどんこ病にかかりやすい傾向があります。
うどんこ病の白いカビは放っておくとどんどん広がってしまい、枯れてしまうこともあるので、見付けたらすぐに対策をとりましょう。

ベニカXスプレーなどの、殺菌剤を含んだスプレーをかけると大部分がすぐに改善されますが、なかなか治らない場所については、剪定して取り除き、ほかに拡大しないようにしましょう。

鳳仙花の掛かりやすいもうひとつの病気として、さび病があります。
葉の表面が茶色く枯れたようになってくる紡機で、これもまたカビの一種です。
肥料過多や肥料不足、過湿などでも起こりやすく、出てしまうと根絶がむずかしい上に枯れてしまうこともあるので、広がる前に発病した株は取り除いて、その部分の土もできれば入れ替えるようにしましょう。

鳳仙花につきやすい害虫

鳳仙花につきやすい害虫はあまり見られませんが、センチュウに対する抵抗力が弱いと言われています。
鳳仙花を庭や花壇で育てる場合、前に育てた花などが枯れたときに根にこぶがたくさんできていたらセンチュウがいると考えられるので、その場所は避けましょう。

ただし、センチュウはほかの植物にも悪影響を及ぼすので、天地返しして土をしっかり日光消毒したり、土壌に熱湯をかけたりして土の殺菌消毒を心掛けましょう。

同じ植物を繰り返し育てることでも連作障害でセンチュウが出ることがあるので、繰り返し同じ場所で同じ植物(同じ科の植物も含めて)を育てないようにしましょう。

意外と知らない「鳳仙花」の種類

鳳仙花(ほうせんか)」はよく知っていても「鳳仙花」にいろいろな種類があることはあまり知られていないことが多いのではないでしょうか。
鳳仙花」の仲間には「インパチェンス」もあり、人気となっています。あらためて多くの人に親しまれている「鳳仙花」の種類をご紹介してみたいと思います。

「鳳仙花」の種類は?鉢植えにオススメは背の低い矮性種

東南アジア原産で南国の花のようなイメージもある「鳳仙花」は花の色が華やかです。一重咲きと八重咲があり、現在では八重咲が人気となっています。
品種としては、「カメリア・フラワード・ミックス」として混合品種がよく見受けられます。「カメリア」とは椿のことで椿の花に似た4cmほどの八重咲の花が咲く種がよく市販でされています。
草丈は60cmほどに成長し、花は赤やピンク、薄いピンクや紫や白いものなどカラフルな色があります。鮮やかな色の「鳳仙花」がカラフルに取り揃えられている種が「カメリア・フラワード・ミックス」でかわいらしくて人気です。この種を春に買って植えれば、美しい「鳳仙花」のガーデンが夏にできて楽しみとなります。
ほかに「ローズ・フラワード」といった種類もあります。「カメリア・フラワード」よりも古い園芸種で、あまり今は市販されていない品種です。「プリンセス・サクラ」は大きな一重の花が咲く背が高くなる品種で日本でよく栽培されているものです。
「ブッシュ・フラワー」は、八重咲で草丈が40〜50cmと少し低めの品種です。またそれより低い「トム・サム」は、矮性種で草丈が低いのでプランターに植えるのにオススメです。20〜30cmで草丈が低いのですが、大輪の八重咲の花を付けます。「鳳仙花」に多いうどんこ病や害虫の被害が少ない点でも鉢植えにいい品種です。
鳳仙花」は、病気や土のなかでセンチュウの被害を受けやすい花ですので、それらの被害が少ない品種「トム・サム」は予防対策もあまり心配がなくオススメと言えます。

「インパチェンス」も「鳳仙花」の一種?

最近では、「インパチェンス」が夏の人気の花となっていますが、一般的に「インパチェンス」と呼ばれているものは、「アフリカホウセンカ」と言って、「鳳仙花」の一種です。 ただ、「鳳仙花」が一年草に対し、「インパチェンス」の場合は、もともとは常緑多年草です。
熱帯アフリカが原産地なので寒さに弱く冬に枯れるので実際には一年草となっています。
こちらも草丈は20〜60cmですが、花の付き方は「鳳仙花」とは異なります。
鳳仙花」の花が茎にくっついたようにして咲き、大きな葉っぱの下に花が隠れてしまうのに対し、「インパチェンス」は、茎の先端近くの葉の近くに花を咲かせますので花が目立ちます。そのために人気で多くの園芸店でも売られています。「インパチェンス」は最近では多くの人が知っている花です。
鳳仙花」と同じように紫・ピンク・サーモンピンクやオレンジ・赤などがあり、カラフルでこちらも南国の花といった美しい色合いが魅力です。

「ツリフネソウ科」の「鳳仙花」は花の形が不思議

ところで、「鳳仙花」の花の形をよく見たことがあるでしょうか。実は不思議な形をしています。横から見るとラッパのような花の形にも見え、「鳳仙花」は「ツリフネソウ科」に属しているのですが、この「ツリフネソウ科」の花は花弁の下方のものが袋状になっています。「距(きょ)」というヒゲのような伸びた物を持っているのが特徴です。下に曲がったり、渦巻き状に丸まったりする「距(きょ)」を持っています。
すみれやなどによく見られるもので、そのなかには蜜が溜まっている仕組みになっています。このラッパのような状態の花にハチなどがもぐりこんで「距(きょ)」のなかの蜜を吸うようになっています。
間近で見ると不思議な構造をしている「ツリフネソウ科」の「鳳仙花」の花です。私達たちが慣れ親しんでいる「鳳仙花」の花をあらためて覗き込んでみると面白さに気付くのではないでしょうか。

「鳳仙花」の鉢植えや庭での楽しみ方

いかがでしょうか。「鳳仙花」は、南国の花のように華やかな花で洋風の庭にもよく合う夏の花です。背の高い品種は庭に植えてみるのもいいでしょう。カラフルさが庭に引立ちます。
ただ、「鳳仙花」は花にかぶさるように葉が一番上に茂っていますので、上から見下ろすような庭ではなく、低い視線で見ることができるような雰囲気で植えてあげるのがオススメです。
矮性種と呼ばれる背が低い品種は、鉢植えにして育ててもよく、寄せ植えにもしやすい品種です。夏の寄せ植えに加えてみてはいかがでしょうか。
茎が直立するので手入れも簡単で植えやすい「鳳仙花」です。背が高い品種の場合は、60〜80cmに伸びてきて倒れそうならば支柱を立てて育てましょう。
育てやすく夏に強い花ですので、どこか懐かしい雰囲気のする花を植えて楽しんでみてはいかがでしょうか。
毎年楽しんでみるのもオススメです。

「鳳仙花」の種からの育て方のコツはある?

鳳仙花(ほうせんか)」と言ったら懐かしい花と感じる人も多いのではないでしょうか。女の子なら小さい頃に赤い花を見付けて自分の爪に押さえて染めた経験がある人もいることでしょう。

どこにでも多く見かける「鳳仙花」ですが、自分で育てるコツについてあらためてまとめました。懐かしい赤い「鳳仙花」を育ててみませんか。

「鳳仙花」は何の仲間?

東南アジア原産のツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草です。盛夏に花を咲かせる夏らしい花です。「鳳仙花」の名前の由来は、中国名で花の形が鳳凰が羽ばたいているようにヒラヒラとした華やかな感じに見えると言ったことから付けられています。

鳳仙花」には、「ツマクレナイ」「ツマベニ」「ツマグロ」「ツマグレ」「ホネヌキ」などの別名があり、日本では爪に塗っていたことに由来する名前が多く見受けられます。

「ツマクレナイ」は昔、花から絞った赤い汁にミョウバンやカタバミの汁を混ぜてマニュキュアのようにしていたことで、爪を紅に染めるという名前になっています。

鳳仙花」は、茎がまっすぐに伸びていき、そこにやや下向きに花がたくさん付きます。茎にそのまま花が付いているといったような咲き方です。

また、「鳳仙花」と言うと赤が有名ですが、紅・白・ピンクにサーモンピンクや赤・紫の絞りが入ったものなど色もいろいろと豊富です。一重から八重咲もあります。

「鳳仙花」の種はよくはじけるのが特徴

私たちが「鳳仙花」が咲いているのをよく見掛けるのは、「鳳仙花」の種の性質にも実は原因があります。「鳳仙花」の種は触れるだけでもはじけるような種になっていて特徴的です。

種が不思議な構造になっていて、その種から「鳳仙花」の花言葉には「私に触れないで」と言った言葉もあるくらいです。こぼれ種でもよく増えていきますのでそこから育ってあちこちで見掛けるようになります。

「鳳仙花」は種から育てやすい?

そもそも「鳳仙花」は種から育てやすいのでしょうか。自分で種をまいて育てる場合はどうなのでしょうか。

4月下旬から5月に種をまく「鳳仙花」ですが、発芽するのは気温が20度くらいに暖かくなってからとなります。そして夏に花を咲かせます。

東南アジア原産なので寒さにはやや弱いのですが概して育てやすいと言えます。また、「鳳仙花」は種から育てるのが1番いいとされ、大きくなったものはなかなか根が付かないとも言われています。

種からならよく育ってくれますのでプランターや庭に種をまいて育ててみるのがいい方法です。

種をまくのはどんな土?

夏の花鳳仙花」は、日当たりがよいところが好きです。日当たりが悪いと花もあまり咲かないことがありますので注意しましょう。そのほかの注意点としては、夏の直射日光には気を付けるようにし、またあまり乾燥し過ぎるのもよくありません。

土は、多湿も好みますので水持ちがいい土がオススメです。プランターに植えた場合には土を乾かさないようにしっかり水遣りをするようにしましょう。水切れしないように気を付けて育てるのがコツです。

土を選ぶ場合は、市販されている花と野菜の土などがオススメで、自分で配合する場合は、赤玉土7腐葉土3などにし、水持ちがいいように配合します。

種蒔きは軽く土をかぶせる程度にすると、芽が5〜10日間ほどで発芽します。間引いて本場が2〜3枚出たら、プランターや庭に植え替えましょう。プランターの場合は20cmほど間隔を置いて植えるようにします。

病気にだけは注意!

鳳仙花」は、梅雨時期にうどんこ病に注意する必要があります。葉っぱが粉をふいたようになるのがうどんこ病です。そうなる前に梅雨前に殺菌剤をまいておくのもいい方法です。

また、センチュウに対して弱く、センチュウがいる土壌では育てることができませんので注意が必要です。根がコブのようになってしまいます。ただし、根なので原因が分からないことも多いのですが、葉っぱは元気で花が咲かないときはセンチュウではないかと思ってみましょう。土を替えてみるのもオススメです。

夏に花を咲かせたら来年の種を採りましょう

鳳仙花」の楽しみは懐かしい思い出がよみがえるような赤などの鮮やかな花が咲く夏ですが、種の特徴を聞くと秋も楽しみになります。花が咲いて秋になったら種ができます。1年草ですので来年のために種を採っておくといいでしょう。

ただ、同じ所に植えると連作障害を起こしてしまいますのでプランターなどの場合には同じ土を使わないようにして土を入れ替えて植えましょう。

夏に花を咲かせて種を採ってまた来年も育てていくと言ったことを繰り返すのも楽しみですよね。種で育てやすい「鳳仙花」を毎年楽しんでみるのもオススメです。

鳳仙花の花が咲かないときは

多くの人に親しまれている鳳仙花ですので子どもたちと一緒に育てているという人も多くいるかも知れません。
そんな鳳仙花の花が咲かないといったときはどんなときなのでしょうか。どう対策を取ったらいいのでしょうか。原因と対策をご紹介します。

鳳仙花の花が咲く時期は

鳳仙花の花がまず咲く時期についてですが、7〜9月と言われています。
夏の花というイメージですが、もともとは秋に咲く花です。夏になっても咲かないといって心配になる人も多くいることと思いますが、短日性の植物で日が短くなったことを感じて花が咲くのが鳳仙花です。お盆過ぎに咲きはじめることもよくあります。

また、例えば鳳仙花を玄関などでずっと外灯で照らされた明るい場所に置いていると花芽が付かないということが起きます。鳳仙花自身が日が短くなったことを感じないために花が咲かなくなります。そんな際はわざと日が当たらないように陰にしてあげることも必要です。

鳳仙花は日向が好き!日陰だと咲かないことも

花が咲かない理由はほかにもいろいろあります。さまざまな理由を検討してみることが大切です。鳳仙花は日陰でも育ちますが、日陰に植えたがために花が咲かないこともあります。

鳳仙花は大体、草丈が30〜80cmに高くなる植物ですが、日照不足になると茎が細くなってより倒れやすくなります。そして花もあまり咲かなくなります。茎が太く育っているというのも元気に育っている証拠です。花が咲かないときは茎の様子も観察してみましょう。

また、夏の直射日光には注意が必要な鳳仙花で葉焼けをしてしまう可能性があります。庭に植えている場合は日陰を作ってあげたり、鉢植えの場合には少し場所を移動したりしましょう。

日当たりがいい場所が好きで鳳仙花は多湿を好みます。水切れしないように水遣りにも注意をして育てましょう。砂質土壌では乾燥しすぎるためにあまりよくありません。赤玉土腐葉土を混ぜたような土に植えるのがオススメです。

花が咲かないときの肥料の問題は

花が咲かないときは肥料のことも心配になりますよね。鳳仙花肥料としては、緩効性化成肥料を最初に置き肥して育てます。生育が悪い場合には、追肥も必要ですが、あまり多く肥料を行うと逆に悪い影響が出てきます。

チッソが入っている肥料を与えすぎると茎や葉はよく育つのですが、そちらに栄養がいって花が咲かなくなります。虫が付いたり、病気に掛かりやすくなったりすることもありますので要注意です。チッソの肥料には、油粕・魚粉・牛フン・硫安・尿素などが挙げられますのでやりすぎには注意をしましょう。

また、花を咲かせるためや実をならせるための肥料としてはリンサン肥料と呼ばれる鶏ふんや骨粉・米ぬか・過リン酸石灰などを与えるのがオススメです。

それぞれに何の肥料になるのかを考えて肥料選びをすることも大切なことと言えます。生育が悪くて花が咲かないときは花を咲かせるための肥料としてリンサン肥料の鶏ふんや骨粉・米ぬか・過リン酸石灰などをやるようにします。通常はあまり追肥の心配もいらない鳳仙花ですが生育不良のときは肥料についても検討してみましょう。

また、花が終わった秋には一年で枯れてなくなってしまいます。次に植える場所を昨年と同じ場所に植えた場合には連作障害を起こしてしまいますので覚えておきましょう。うまく育たなかったり、病気に掛かったりする場合は連作障害のことも考えられます。同じ場所に植えるのは1年以上あけてからにし、違う場所や異なる土に植えてあげるのがいい方法です。

鳳仙花の連作障害はあまり気付かないことが多いと思いますので十分に注意しましょう。

害虫にも注意!

また、鳳仙花は「うどんこ病」や「センチュウ」などの害虫にも注意をする必要があります。「ネコブセンチュウ」は鳳仙花の根をコブのようにしてしまう害虫です。この害虫が寄生してしまうと生育が衰えてしまいます。

葉が茂っていても花が咲かないといった場合に「ネコブセンチュウ」などが寄生していないかをチェックすることも必要です。根に宿りますので殺虫剤で駆除をし、土ごと入れ替えてあげたりします。

鳳仙花は「センチュウ」に対する抵抗力が弱くセンチュウのいる土では育つことができないのが特徴です。この対策としてはマリーゴールドを一緒に植えてあげることで「ネコブセンチュウ」などの「センチュウ」も寄ってこなくなりますのでオススメです。

鳳仙花マリーゴールドを一緒に植えてあげるといいと覚えておくといいですね。

花が咲かないときには、日当たりや日照時間、水遣りなど細かくチェック!

いかがでしょうか。鳳仙花の花が咲かないときにはさまざまな原因がありますので、どれにあたるかをひとつずつ考えてみましょう。夜でも明るいところに置いていないか、日当たりがあまりよくない場所ではないか、水遣りが不十分なのではないか、生育が全体的に悪いのか、肥料の遣り過ぎ、病気や害虫にやられていないかなどをひとつずつ確認しましょう。

2年目のときには連作障害ではないかも考える必要があります。鳳仙花は子どもたちが学校で育てたりするほどとても育てやすい植物で昔から親しまれています。よく日に当ててあげることで日が短くなったと感じた頃には花を咲かせてくれるようになります。

日本の気候にも適していると言われている鳳仙花です。花が咲かないときにはその原因をしっかり確認することで解決策も出てきそうですね。

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