ブーゲンビリア越冬のコツ。トゲだらけにしないために必要なこと
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中南米が原産のブーゲンビリアは南国ムードあふれるツル性の低木です。白・紫・ピンク・オレンジ・黄色など、あでやかな花が魅力ですが、この花は実は花ではなく苞で、花は中央の小さな白いものになります。
ブーゲンビリアの育て方・水管理を誤ると、トゲだらけで花の少ない、葉っぱばかりのブーゲンビリアになってしまいます。また、寒さに弱いので、九州以南では屋外で越冬できますが、暖地以外では屋内で越冬させる必要があります。
ブーゲンビリアの花を豊富に咲かせるコツと、越冬のコツなど、ブーゲンビリアの育て方のコツをご紹介しましょう。
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ブーゲンビリアの育て方・水管理を誤ると、トゲだらけで花の少ない、葉っぱばかりのブーゲンビリアになってしまいます。また、寒さに弱いので、九州以南では屋外で越冬できますが、暖地以外では屋内で越冬させる必要があります。
ブーゲンビリアの花を豊富に咲かせるコツと、越冬のコツなど、ブーゲンビリアの育て方のコツをご紹介しましょう。
ブーゲンビリアの花言葉「情熱」「あなたしか見えない」
花言葉からも、情熱的な南国を表しているブーゲンビリアの花は、白や紫、ピンク、オレンジなど、鮮やかで見ているだけで心が浮き立つ色合いをしています。
あでやかな花ですが、香りはないので、花の香りに敏感な方でも安心して育てられます。
ブーゲンビリアの花の開花期間は6〜11月と長く、原産地などの南国では一年中花をつけています。
この長い開花期間は、花ではなく、カラフルに色づいた苞葉の色が保たれる期間で、苞葉が色づいてから本来の花が中央に白く開花し、花そのものは短期間で落ちてしまいます。
ブーゲンビリアの花の開花期間は6〜11月と長く、原産地などの南国では一年中花をつけています。
この長い開花期間は、花ではなく、カラフルに色づいた苞葉の色が保たれる期間で、苞葉が色づいてから本来の花が中央に白く開花し、花そのものは短期間で落ちてしまいます。
ブーゲンビリアがトゲだらけ?!
ブーゲンビリアのツルはつるんとしているように見えますが、育てていると鋭く長いトゲがあちこちから伸びてくることがあります。
このトゲは、実はもともとあったものではなく、蕾になり損ねた花芽がトゲに代わってしまったものです。
冬が終わって、葉っぱが出始めたころ、ふんだんに水やりすると、花芽が蕾になり切れず、トゲになってしまいます。
トゲをそのまま育てていても花芽に代わることはありませんが、トゲより先に伸びた枝に花芽が付くことはあります。
伸びすぎたときに、トゲも含めて剪定して、花芽を出やすくすることもできます。
このトゲは、実はもともとあったものではなく、蕾になり損ねた花芽がトゲに代わってしまったものです。
冬が終わって、葉っぱが出始めたころ、ふんだんに水やりすると、花芽が蕾になり切れず、トゲになってしまいます。
トゲをそのまま育てていても花芽に代わることはありませんが、トゲより先に伸びた枝に花芽が付くことはあります。
伸びすぎたときに、トゲも含めて剪定して、花芽を出やすくすることもできます。
ブーゲンビリアは環境の変化が嫌い
ブーゲンビリアは日によく当てないと花数多く花をつけないので、気温が十分にあるときは屋外で育てるのが最適ですが、気温が10℃以下になってくると、室内に取り込む必要があります。
今日は暖かいから外へ、今日は寒いからやっぱり室内へとあちこち鉢を動かしてあげたほうがブーゲンビリアにたっぷり日を当ててあげられると考えがちですが、ブーゲンビリアは環境の変化を好まないため、コロコロ置き場所を変えることのストレスの方が強く出てしまいます。
気温が暖かくなってきたら、一日中日がよく当たる、これ!という場所を決めてそこに置き、気温が下がってくるまでなるべく動かさず、気温が下がって室内に取り込んだら、明るい窓辺において春が来るまで場所を変えないようにします。
今日は暖かいから外へ、今日は寒いからやっぱり室内へとあちこち鉢を動かしてあげたほうがブーゲンビリアにたっぷり日を当ててあげられると考えがちですが、ブーゲンビリアは環境の変化を好まないため、コロコロ置き場所を変えることのストレスの方が強く出てしまいます。
気温が暖かくなってきたら、一日中日がよく当たる、これ!という場所を決めてそこに置き、気温が下がってくるまでなるべく動かさず、気温が下がって室内に取り込んだら、明るい窓辺において春が来るまで場所を変えないようにします。
ブーゲンビリアは乾燥気味に水管理して
春から秋にかけて、ブーゲンビリアの水やりは、表面の土がしっかり乾いてきたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりし、鉢皿に水をためないように管理します。
ブーゲンビリアは乾燥気味の土を好むので、表面の土がしっかり乾かない限り水やりしません。
・冬はより乾燥度合いを強くして
寒くなってくると、ブーゲンビリアは活動を抑え始めるので、土が乾いてきたのを確認した後、数日たってから水やりをするようにし、乾燥度合いを春〜秋よりも強くして管理します。
室温が低く、葉がほとんど落ちてしまったような場合は、できる限り水を控えると、より寒さに耐えられるようになるのでギリギリまで水やりを控えます。
水やりを控えるといっても、あげる水の量を減らすのではなく、水やりの仕方そのものは春と同じで、水やりするときはたっぷりと水やりし、水をあげない期間を長くとるようにします。
・春先はなるべく乾燥させて花芽を増やす
4月になって暖かくなってくると、ブーゲンビリアの生育期になり、葉が落ちているものも出てくるようになるので、たっぷりと株元から水やりをしますが、その葉っぱがしおれかけるまで次の水やりを控えます。
まだ花がついている場合も、花がしおれそうになるくらいまで水やりを控えてから水やりした方が、たくさんの花芽が伸びてきます。
花芽が付くころに水がたっぷりあると、葉っぱばかりが茂り、トゲだらけのブーゲンビリアになってしまうので、水やりするときはたっぷりと底から流れ出るまで水やりしますが、次に水をあげるのは、葉や花がしおれかけるまで我慢します。
メリハリの利いた水管理をすることで、花芽が豊富についたブーゲンビリアに育てることができます。
・冬はより乾燥度合いを強くして
寒くなってくると、ブーゲンビリアは活動を抑え始めるので、土が乾いてきたのを確認した後、数日たってから水やりをするようにし、乾燥度合いを春〜秋よりも強くして管理します。
室温が低く、葉がほとんど落ちてしまったような場合は、できる限り水を控えると、より寒さに耐えられるようになるのでギリギリまで水やりを控えます。
水やりを控えるといっても、あげる水の量を減らすのではなく、水やりの仕方そのものは春と同じで、水やりするときはたっぷりと水やりし、水をあげない期間を長くとるようにします。
・春先はなるべく乾燥させて花芽を増やす
4月になって暖かくなってくると、ブーゲンビリアの生育期になり、葉が落ちているものも出てくるようになるので、たっぷりと株元から水やりをしますが、その葉っぱがしおれかけるまで次の水やりを控えます。
まだ花がついている場合も、花がしおれそうになるくらいまで水やりを控えてから水やりした方が、たくさんの花芽が伸びてきます。
花芽が付くころに水がたっぷりあると、葉っぱばかりが茂り、トゲだらけのブーゲンビリアになってしまうので、水やりするときはたっぷりと底から流れ出るまで水やりしますが、次に水をあげるのは、葉や花がしおれかけるまで我慢します。
メリハリの利いた水管理をすることで、花芽が豊富についたブーゲンビリアに育てることができます。
ブーゲンビリアの肥料
ブーゲンビリアは春に気温が上がってきて芽が伸びてきたら緩効性化成肥料を株もとにまき、水やりのとき、ときどき水の代わりに規定量に薄めた液体肥料を与えるようにします。
ブーゲンビリアは肥料が豊富にあると、葉っぱばかりが増えて花芽が付きにくくなるので、肥料切れで成長が鈍らない程度に、肥料は控えめに与えるようにします。
肥料はなるべく窒素分が少ないものを選んで与えるようにしましょう。
ブーゲンビリアは肥料が豊富にあると、葉っぱばかりが増えて花芽が付きにくくなるので、肥料切れで成長が鈍らない程度に、肥料は控えめに与えるようにします。
肥料はなるべく窒素分が少ないものを選んで与えるようにしましょう。
ブーゲンビリアに植え替えはストレス
ブーゲンビリアは、春になって気温が20℃を超えるようになってきたころが植え替えの適期です。
2年ごとに、根鉢をなるべく崩さないで、一回り大きな鉢に新しい土を足して植え替えるのが、一番ストレスなく植え替えることができるのでおすすめです。
大きな鉢に植え替えたくないとき、根鉢を崩して少し整理してから、新しい土を足して植え替えることができますが、根鉢を崩すとある程度のストレスを与えてしまうのはやむを得ません。
花が咲いたり、蕾がついたりしているときに根鉢を崩して植え替えると、ストレスで花や蕾を落としてしまうことがあります。
過度のストレスを与えすぎると、花芽が出ないで葉っぱばかりになってしまうこともあります。
2年ごとに、根鉢をなるべく崩さないで、一回り大きな鉢に新しい土を足して植え替えるのが、一番ストレスなく植え替えることができるのでおすすめです。
大きな鉢に植え替えたくないとき、根鉢を崩して少し整理してから、新しい土を足して植え替えることができますが、根鉢を崩すとある程度のストレスを与えてしまうのはやむを得ません。
花が咲いたり、蕾がついたりしているときに根鉢を崩して植え替えると、ストレスで花や蕾を落としてしまうことがあります。
過度のストレスを与えすぎると、花芽が出ないで葉っぱばかりになってしまうこともあります。
ブーゲンビリアの土は?
ブーゲンビリアには、水持ちも水はけもよい土がぴったりなので、ベースに使う土は、一般的な草花用の培養土か、赤玉土:腐葉土=2:1を使い、バーミキュライトやパーライトを一割程度ブレンドしたものを使うのがおすすめです。
バーミキュライトやパーライトは、排水性と保水性を改良してくれます。
ブーゲンビリア用の土も販売されているので、色々用意するよりも、専用土を用意すると手間がかかりません。
バーミキュライトやパーライトは、排水性と保水性を改良してくれます。
ブーゲンビリア用の土も販売されているので、色々用意するよりも、専用土を用意すると手間がかかりません。
ブーゲンビリアの伸びすぎた枝の剪定
ブーゲンビリアの苞葉が散った後、伸びすぎた枝の先を少し切り戻しておくと、次の花が付きやすくなります。
冬に室温が10℃以上を保てる場合、冬でも花が散らずに楽しめることがあり、この場合は花が終わっていないので、大きすぎて困るのでないなら、あまり剪定せず、そのまま楽しむのがおすすめです。
室内に取り込むときに、大きくなりすぎて置き場所に困りそうなときは、秋のまだ暖かいうちに一度強めに剪定してコンパクトに仕立て直し、新芽が伸びてきてから室内に取り込むようにします。
冬に室温が10℃以上を保てる場合、冬でも花が散らずに楽しめることがあり、この場合は花が終わっていないので、大きすぎて困るのでないなら、あまり剪定せず、そのまま楽しむのがおすすめです。
室内に取り込むときに、大きくなりすぎて置き場所に困りそうなときは、秋のまだ暖かいうちに一度強めに剪定してコンパクトに仕立て直し、新芽が伸びてきてから室内に取り込むようにします。
ブーゲンビリアを室内に取り込む前に
屋外で育てていた鉢植えを室内に取り込むときは、そのまま取り込んでしまわずに、鉢を一度外して、土の中に虫やナメクジとその卵がついていないか確認し、ついていたら取り除いて新しい土を足すようにします。
外した鉢は、メラミンスポンジを使って全面をしっかり洗ってから、よく乾かして、虫の卵などを室内に持ち込まないようにします。
株の地上部分にもアブラムシやカイガラムシなど、様々な虫や卵がついていることがあるので、葉の表裏を強い水流のシャワーで洗い流した後、傷んだ葉を取り除いておきましょう。
葉が乾いてから、念のためにベニカXスプレーなどの殺虫剤をスプレーしておくのもおすすめです。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。
外した鉢は、メラミンスポンジを使って全面をしっかり洗ってから、よく乾かして、虫の卵などを室内に持ち込まないようにします。
株の地上部分にもアブラムシやカイガラムシなど、様々な虫や卵がついていることがあるので、葉の表裏を強い水流のシャワーで洗い流した後、傷んだ葉を取り除いておきましょう。
葉が乾いてから、念のためにベニカXスプレーなどの殺虫剤をスプレーしておくのもおすすめです。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。