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クランベリーの育て方と効能は?

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クランベリーは、最近ではいろいろな食べ物に入れられることも多くなり、パンやケーキ、アイスクリームなどで食べることも多いのではないでしょうか。クランベリーは甘酸っぱくて美味しいですよね。クランベリーの育て方と効能について詳しく知ってみませんか。

クランベリーはどんな木?育て方は?

まず、クランベリーについてですが、どんな木なのでしょうか。クランベリーは、北欧や北アメリカ、カナダなどが原産地のフルーツです。ツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属の常緑低木です。ツル性で育ち、木とは言っても高さ10cm~20cm程度ととても小さな木ですよ。

耐寒性はありますが、耐暑性はない木となっています。冷涼な気候を好みますので、長野県の高原地帯や東北、北海道での生育に向いています。それ以外の場所で育てる場合には、鑑賞用に育てるのがいいでしょう。

また、沼地のような場所に生えるのも特徴です。本来は、湿地に生えますが、植木鉢で育てて、こまめに水を遣ることで育てることもできます。水が切れないように育てることがとても大切です。

ブルーベリーと同じように酸性の土壌を好みますので、ピートモスを土に加えて育てるといいでしょう。

クランベリーはつる性!ほふく性も

クランベリーは、つる性で、ほふく性があります。高く伸びるのではなく、横に這って伸びていくのも特徴です。生長するにつれて混みあってきますので、間引きしながら育てるようにしましょう。

寒い地方での地植えならば、背の低い垣根のように育てて這わせるのもいいでしょう。9月下旬~春前まで赤い実がなって、小さな垣根が赤く色づく様子が可愛いですよね。ただし、暑さには弱いので地植えは寒い地方に限られますので、注意しましょう。

クランベリーの収穫方法が変わっている!?

また、クランベリーは、収穫方法がとても変わっています。赤く実が色づき、触ってみて柔らかい状態ならば収穫することができますが、その収穫する方法がとても変わっています。

大きく広がるクランベリー畑では、収穫の際に木が沈む程度に水を張って収穫します。クランベリーの木をゆすって実を水面に落として、浮かんだ実を一気に収穫します。確かに小さな木ですので、大量に植えて一気に収穫する場合はその方が早いのでしょう。アメリカなどらしい収穫方法ですよね。

そして、その水をそのまま張っておくことで、クランベリーの木を寒さから守りながら育てていきます。そうした光景を想像すると、とても不思議な景色に思えますよね。

変わった収穫方法には理由も!

この変わった収穫方法を取る理由は、他にも理由があります。クランベリーの実は、小さい実なのですが、実を付けるまでに16か月もの期間がかかります。そして、収穫する際には、その横に既に新しい芽が出ています。その新しい芽を摘み取ってしまわないようにすることが大切なのです。

この後16か月に実がなりますので、芽を取らないようにすることに細心の注意が必要です。そこで、水に実を落として浮かべて収穫する方法が取られているのです。とても合理的な工夫のもとに、考えられた収穫方法と言えますよね。

自分でクランベリーを育てる場合も、実を収穫するまでは期間もかかり、とても大変だということを覚えておきましょう。なかなか実がならないという人も多いので、じっくりと挑戦してみるのもおすすめです。

クランベリーの栄養と効能は?

クランベリーの栄養についてですが、小さなクランベリーの実には栄養が沢山詰まっています。赤い実をしていて、「ポリフェノール プロアントシアニジン」という色素が入っています。

「プロアントシアニジン」は、活性酸素を抑制する効果があるとされ、体にいい効能があります。血液サラサラや動脈硬化の原因のLDLを抑制する働きがあることで注目されています。

膀胱炎や尿道炎などの予防にも効果があると言われています。小さな赤い実の中に様々な栄養と効用を秘めているのがクランベリーです。

クランベリーは生ではあまり美味しくないとお伝えしましたが、ドライフルーツでよく見るという人は多いでしょう。アメリカなどでもドライフルーツがよく食べられています。七面鳥にクランベリーソースを掛けるといった食べ方も良くされます。ドライフルーツのクランベリーをお湯で戻すことで、クランベリーソースを作って活用するといいでしょう。

クランベリーはかわいいので見ているだけでも楽しい!

クランベリーを育てる場合は、赤くて可愛い実を付けた苗木も売られていますので、それを買って購入するのもいいでしょう。自分で実をならせるのは結構難しいのですが、既に実を付けた苗を買ってくるのもいい方法です。

小さなクランベリーの木ですが、赤い実も可愛いのでとても人気です。夏の暑さに気を付けながら鉢植えなどを育ててみませんか。水切れに注意をして、よく水を遣ることが育てるコツです。栄養もあり、体にいい効用も多くあるクランベリーです。まだ、珍しいクランベリーですので、苗を見つけたら一度育ててみるのもいいのでしょう。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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