景勝地

不思議な石の世界“カッパドキア”に行ってみよう

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トルコ中央部に位置するカッパドキアは、洞窟の家が連なる、絵本の世界から飛び出してきたような不思議な景観が広がる世界遺産です。現在は住居跡がホテルになっており、洞窟での暮らしを体験できるスポットとして、世界中の観光客を魅了しています。今回はカッパドキアの歴史を紐解きながら、地下都市や気球アクティビティなど、外せない観光ポイントを解説します。

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カッパドキアでまず目を奪われるのは、広大な大地に広がる奇岩群です。きのこのような形をした「きのこ岩」や、ラクダのコブと頭に見える「ラクダ岩」など、多種多様な奇岩が自然と作り出されました。特に有名なのがパシャバグ渓谷にある奇岩群「妖精の煙突」です。たくさんの細長いきのこ岩に住居跡があり、まるで妖精が住んでいるかのようなファンタジーな雰囲気を醸し出しています。

不思議な奇岩群が生まれた理由は、火山噴火によって堆積した柔らかい凝灰岩の上に、硬い玄武岩が積み重ねられたため。長年の風雨によって硬い岩のみ残り、でこぼこした奇岩が形成されました。奇岩群は、日の当たり方や時間帯によって表情を変えるため、1日を通してさまざまな景色を楽しめます。朝は太陽に照らされて金色に輝き、夜は月光に照らされて神秘的な影絵を描く奇岩群。刻一刻と変化する景色は、訪れる人々を魅了してやみません。

洞窟住居と地下都市

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カッパドキアでは、古くから人々が奇岩をくり抜いて住居や教会として利用してきました。洞窟住居は、夏は涼しく冬は暖かいという利点があり、現在でも一部はホテルとして再活用されています。洞窟ホテルに宿泊すれば、奇岩群の景色を眺めながら宿泊を楽しめます。

またカッパドキア観光では、地下深くに存在する「地下都市」も見逃せません。紀元前から存在しており、大小200以上の地下都市に2万人以上が生活していたとも言われています。地下都市はキリスト教の迫害が始まると、信徒の隠れ家としても活用されるようになりました。迷路のように入り組んだ都市内には住居や貯蔵室、馬が入る厩舎(きゅうしゃ)などの跡が残っており、当時の人々がどのように暮らしていたか想像を膨らませながら、見学できます。地上には奇妙な岩がそびえ立ち、地下には巨大な都市が広がるカッパドキアは、ロマンあふれる観光地なのです。

空からカッパドキアを眺める熱気球ツアー

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カッパドキア旅行の醍醐味といえば、熱気球ツアーは外せません。地上では味わえない空からの奇岩群の眺めは格別、雄大なパノラマビューにきっと言葉を失うはずです。朝日で赤く染まる渓谷や、緑豊かなオアシスなど、地上では見られない景色を楽しめるのも魅力の1つとなっています。また、上空だけでなく色とりどりの熱気球とカッパドキアを一緒に楽しめる地上からの景色も写真映えするシーンです。

カッパドキアでは、熱気球ツアー以外にも様々なアクティビティがあります。奇岩群の中を馬に乗って散策する乗馬トレッキングやオフロードを駆け抜けるバギーが人気。自分のペースで、カッパドキアの自然を満喫したい方にはハイキングもおすすめです。また、カッパドキアはトルコ絨毯の産地としても有名で、販売所がいくつもあります。カッパドキア産の絨毯は、他の地方とは異なる素材や文様のものがあり、特別なお土産にもぴったりです。

洞窟の街「カッパドキア」を体験しよう

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カッパドキアは、自然、歴史、文化、そしてアクティビティと、さまざまな魅力が詰まった観光地です。日本からの旅行客も多く、日本語ガイドによるツアーも開催されています。トルコ旅行の際には、不思議な洞窟の世界「カッパドキア」を体験してみてはいかがでしょうか。
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