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レモンの木を鉢植えで育てるには

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黄色い酸っぱい果物というと、真っ先に思い浮かべるのがレモンです。
料理にお菓子に、ドリンクに、色んな所でレモンは大活躍しています。
そんなレモンの木を自分で育てて、レモンの実を収穫できたら、素敵ですね。
レモンの木は地植えで育てるイメージが強いのですが、鉢植えでも育てられ、鉢植えでも実を収穫することもできます。

レモンの木鉢植えで育てるコツをご紹介していきましょう。


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レモンの木は寒さに強くない

レモンに限らず、柑橘類は、温暖な地域でないと栽培ができません。
レモンは、柑橘類の中でも耐寒性が低いほうなので、寒冷地では屋外栽培が難しい果樹の一つです。
レモンの耐寒温度はー2〜―4℃なので、霜が降りる程度なら耐えられますが、寒さが厳しい場合は耐えきれません。

しかし、レモンの木鉢植えで栽培して、寒いときに室内に取り込んで育てれば、寒冷地でも栽培は可能です。
冬場はなるべく温度が下がらないようにして、できるだけ明るいところで栽培するなどの工夫をしていくことで、レモンを寒冷地でも栽培することが可能になります。

鉢植えのレモンのほうが収穫までの期間が短い

鉢植え植物を育てると、地植えで育てるよりも手間暇がかかることがよくあります。
庭植えのレモンは、根付いてしまえばほとんど水やりが必要なくなりますが、鉢植えの場合は土が少ないため、乾きやすいのでこまめな水やりは欠かせません。

レモンの場合、地植えにすると、一度に収穫できる量が大量になりますが、収穫できるまでの期間が長くかかります。
また、地植えは大木になりやすいため、剪定は不可欠です。

鉢植えのレモンは、水やりなどの手間がかかる上、一度に収穫できるレモンの個数は限られていますが、その分すぐに収穫できるようになるので、すぐに実を取ってみたい人にはおすすめです。

レモンの木は弱酸性の土壌を好むから

レモンの木は、弱酸性寄りの土壌を好むので、地植えにするときも、植え付け前に苦土石灰をまいておく必要はありません。
鉢植えの場合は、オリーブ用の土や、赤玉土ピートモスバーミキュライトなどをブレンドした土がおすすめです。
腐葉土をブレンドするのもよくおすすめされていますが、室内に取り込む必要のある地域では、コバエの温床になりやすいので、できれば使わないようにしましょう。

レモンの木は水はけの良い土を好むので、鉢底に鉢底石を1〜2cm敷いておきましょう。
レモンの木の植え付け・植え替えの適期は3〜4月です。
2〜3年ごとに一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。
鉢底から根が伸びているようなときは、早めに植え替えるようにしましょう。

レモンの木の苗を植え付けるときは、ポットを外したら、手で落とせるだけ土を落とし、根を広げて植え付けるようにします。
植付け後はたっぷりと水やりし、日当たりの良い場所で管理しましょう。

レモンの木は四季咲き性があり棘がある

実を収穫することに集中していると、つい見落としてしまうのが、レモンの木のトゲです。
レモンの木は大きな鋭いトゲがあちこちからでています。

木の手入れをしているときなど、うっかり刺してしまうこともよくあるので、注意してください。
トゲの少ない品種も出回っていますが、トゲがないわけではありません。

レモンの花は白い小さな花ですが、香りが高い花なので、咲くとすぐに分かります。
レモンの花は四季咲き性があり、条件が合えばいつでも花を咲かせます。

四季咲き性があるということは、いつでも実が付けやすいことを意味しています。
レモンは常緑樹なので、通年いつでも実をつけることが可能ですが、冬についた実は気温が低いために大きくなりにくいので、できれば秋以降は実をつけないほうがおすすめです。

摘蕾・摘花・摘果

通年花や実がレモンの木についていると、レモンの木が弱ってくることがあります。
花を取って、他の花に花粉をこすりつける受粉作業を、枝の先端のレモンの花に行ったら、後の蕾を取り除いておく「摘蕾」、たくさんつきすぎている花を取り除いておく「摘花」を行っておきます。
実が大きくなってきたら、数が多くなりすぎないように、実の数を減らす「摘果」も行うようにしましょう。

レモンの木が「一年生苗」などと書かれた小さい若木の場合、最初の3年位は蕾のうちにすべて摘蕾してしまい、実も花もつけないようにして、木を充実させるようにします。
ある程度木がしっかりしてからのほうが、その後の収穫や手入れもの煩雑さも格段に違ってくるので、もったいない気がしますが、小さい苗木のうちは花を咲かせないようにしましょう。

レモンの木は肥料が好き

レモンの木は、花をたくさん咲かせたり、大きな実をつけたりするので、多肥を好む果樹です。
有機栽培に興味があれば、牛糞堆肥や馬糞堆肥を投入したいところですが、鉢植えの場合は根を痛めてしまうこともあるので、緩効性化成肥料か、有機質の完熟肥料を与えるようにしましょう。

完熟肥料と行っても、規定がはっきりあるわけではないので、完熟度合いが今ひとつのものもあります。
レモンの木の様子がおかしければ肥料を替えるようにしてください。
3、6、9、11月頃、つまりは季節の変わり目に肥料をひとつかみ株元に与えるようにします。

鉢植えのレモンの木は水切れしやすい

鉢植えレモンの木は、土が少ないので水の蒸発がしやすいため、春と秋は毎日、夏場は朝夕2回水やりをする必要があります。
水切れすると、すぐに葉っぱが落ちてしまうので、レモンの木を丈夫に育てるには、乾燥しすぎにならないよう注意してください。

冬場は、春や秋に比べると水やりは控えめにします。
あげる水の量を減らすのではなく、水やりをする頻度を減らします。
表面の土が乾いているのを確認してから水やりしましょう。

レモンの木は寒さに弱いので、冬は乾燥気味に管理しながら、土がしっかり乾いてきたら、気温が高い日中にぬるま湯で水やりするようにしましょう。

レモンの木は病害虫がつきにくいから

レモンの木は、他の柑橘類同様、害虫がつきにくい特性があります。
しかし、アゲハチョウ幼虫には好かれる傾向があります。
アゲハチョウの幼虫をついたままにしていると、あっという間に葉っぱがすべてなくなってしまいます。
葉っぱがなくなれば、株が充実のしようがないので、害虫がついていないか、こまめにチェックをするのを忘れないようにしましょう。
病害虫が嫌だからと農薬をまいてしまうと、せっかくの自家栽培の果実なのに、無農薬でなくなってしまいます。
なるべくテデトールで対応しましょう。

室内に取り込んだ植物は、ハダニやカイガラムシ・オンシツコナジラミが付きやすい傾向があります。
予防のためには、葉っぱの裏表をシャワーで洗うことが大切です。
毎日やらなくても構いませんが、葉っぱの艶がなくなったと思ったら洗うようにしましょう。

レモンと言えば、黄色のレモンを思い浮かべますが、緑の国産レモンも最近見かけますよね。レモンを育ててみたいと思った場合に、育てるのは簡単にできるのでしょうか。
家庭菜園でのレモンの育て方についてご紹介します。

レモンを育てるのは簡単?

あまり農薬を使わずにも育てられるので、柑橘系のレモンは、家庭菜園にもおすすめです。これまでは、レモンは耐暑性は強いのですが、耐寒性が弱いのが少し育てにくかったレモンです。しかし、最近では、温暖化の傾向もあり、レモンを育てられる地方も増えていきているようです。

冬でもマイナス3度以下にならないような場所ならば育てることが可能です。寒い地方ではビニールをかぶせて、簡単な温室を作って育てている人もいます。

レモンの木は大きくなると2m〜4mになると言われています。上手に育てている人は、1本のレモンの木で200〜300もの実をならせているそうです。まずは1本のレモンの木から育ててみたくなりますね。

レモンを家庭菜園で育てるには?

レモンは、日当たりのいい所に植えるのがおすすめです。春に苗を買ってきて、鉢に植えて育てることができますので家庭菜園してみませんか。

その際にできれば既に実がなっている苗を植えるといいですね。レモンの実がなるまでに何年もかかることもよくありますので、実がなっているものを購入するのはおすすめです。また、実生苗か接木苗かによっても異なり、接木苗の場合には3年位で早く実を付けることができます。

鉢植えの場合の土は、腐葉土鹿沼土を混ぜること、有機肥料や速効性の化学肥料をあげて育てることが大切です。水遣りをする時には、たっぷりと遣るのもコツです。特に夏に水を切らさないこともレモンの木を育てる上ではとても大切です。

実をならすためのコツは?

せっかくならば沢山の実をならしたいのですが、どうしたら実をならすことができるでしょうか。レモンの木は不思議で、枝が下向きだと実がなりやすいと言われています。枝を下向きにするために、わざと重しなどを枝に結び付けて引っ張ったり、支柱を立てたりしてあげます。枝を下の方に垂らすように固定することで、レモンの木に敢えて負担を掛けてあげるのが実をならすコツになります。植物の生態はとても不思議ですね。

レモンの木に実を付けるには、レモンの木に危機を感じさせて、子孫を残そうと思わせること。レモンの木が実を付ける仕組みはとても面白いですね。また、ある程度の木の高さにならないとレモンの実もならないようです。しっかりと成長させましょう。

レモンの木の剪定と摘果は?

レモンの実をならすためには、木の剪定と摘果も大切なことです。レモンの花芽が春に付きますので、3月〜4月中旬までに剪定を行います。日当たりがいいことがレモンを育てるには大事ですので、日当たりを考えながら剪定をするといいですね。

そして、春から蕾をつけ始めたら、多すぎる蕾も間引いていきます。周りについた花を摘んでいくといいでしょう。あまり摘果は必要ないようですが、鉢植えの場合は、たくさん実がなってしまうと大きくなりませんので、適当に摘果をしてみましょう。来年、実をならすためにもあまり沢山実をならせないこともコツです。

よく国産のレモンで緑の色のレモンが売られていますが、レモンは、少しうす緑色になれば緑のレモンとしては収穫できます。「グリーンレモン」とも呼ばれています。もう少し待てば黄色い通常のレモンとして収穫できますので、お好みで収穫してみましょう。

10月〜2月までレモンの収穫は堪能でき、早めに採れば「グリーンレモン」が味わえ、遅くまで待てば熟した黄色のレモンを堪能することが可能です。「グリーンレモン」も通常のレモンも、せっかくならばどちらも収穫して楽しみたいですね。

レモンの木は鉢植えでまずは1本から育てませんか

レモンの木は、鉢植えで育てられますし、1本でも収穫を楽しめます。まずは1本のレモンの木を育てる所から始めてみませんか。
実を楽しみたいですので、接ぎ木で2年生以上のもので、既に実がなっているものなどを買うと良さそうです。50cm〜60cm以上の高さの苗を買って育ててみませんか。
レモンは、色々と加工して楽しんでいる人もいます。デザート作りにも行かせますので、楽しみが増えますよね。

驚きのレモン効果 ―賢くレモンを取り入れる方法とは?

そろそろ国産レモンが出回るころ。夏の暑さに疲れた体にはレモンが効果を発揮しそうです。
レモンには大きく分けて「ビタミンC」と「クエン酸」「カリウム」の成分があります。
「ビタミンC」にはコレステロール値を低下させる作用、血液のデトックス効果、抗菌作用の他、体内のコラーゲンを作るときに必要な成分でもあります。
ビタミンCがなければコラーゲン不足となり、「しわ」や「たるみ」の原因になりかねません。さらに、ビタミンCは肝臓の動きを活発にするので、「解毒効果」があるともいわれています。
また、「クエン酸」は老廃物を排泄して、血液を新しくする効果があり、老廃物質である乳酸菌を分解するため疲労回復につながります。スポーツの時、はちみつレモンなどレモン水を飲むことがあるのは疲労回復を期待してのことですね。
最後に「カリウム」。「カリウム」には利尿作用、発汗作用がありますので、体の中の余分根水分を発散させて“むくみ”の解消につながります。
夏の暑さやクーラーにさらされた体は、倦怠感に覆われて“気力”を奪っていきます。レモンのさわやかな香りと効能・効果を取り入れて、心身ともにリフレッシュしたいですね。

おいしいホットレモネードの作り方

美味しいものを作るために一番大切なことは素材選び。素材が悪ければ何を作っても美味しくなりません。新鮮なレモンを選んでください。

―新鮮なレモン選びのポイント―

1.皮にハリがある
2.ツヤがある
3.弾力がある
4.重さがある
5.へたの部分が緑色

レシピ

国産レモン  5個
きび砂糖   300g
水      300g

1. 火にかけた水の中に砂糖を入れ溶かします。

2. レモンを半分にカットし、半分の量を入れ、沸騰させないようにしながら20分間煮ます。

3. 20分後、レモンを取り出し果汁のみを絞り入れます。残りのレモンの果汁も絞り入れ出来上がりです。

4. 冷蔵庫で保存し、4倍程度のお湯で割っていただきます。スライスレモンを浮かべるとレモンの香りが引き立って、アロマ効果が高まります。

このレモネードのこだわりは、ミネラルが豊富なきび砂糖を使うことと、レモンの皮の苦みがでないように沸騰させず、じっくりレモンの栄養を煮出すこと。少し手間はかかりますが、時間をかけた分、おいしいレモネードに仕上がります。
わが家では、国産レモンが出回ると、必ず時間をかけて、このレモネードを作ります。普段、ジュースなどが欠かせないわが子たちも、ペットボトルに見向きもせず、競い合うようにして飲んでくれます。子ども達の“おいしい”が聞けることがなによりうれしいですね。

レモンの保存方法

―たくさんのレモンが手に入ったら―
レモンは常温に置いておくとどんどん古くなっていきます。フレッシュな時に野菜室に保管するのが一般的です。国産のレモンには防腐剤が塗布されていないので、冷蔵庫で2週間くらいでしたら保存ができます。冷凍保存もできますので、くし形に切って冷凍をしておけば、必要な分だけ解凍し揚げ物の添え物としてつかえますし、輪切りにして凍らせればレモンティやレモンスカッシュなどの飲み物にそのまま入れることができます。

凍ったレモンの利用方法

―ミランダ・カーのホットレモンダイエット―
レモンダイエットで話題になったミランダ・カーが飲んでいるホットレモン。このホットレモンはお湯にレモンを加えただけのいわばレモン水です。これを、朝一番に飲むことで“ヤセ体質”を作り出すとか。
眠りから覚めたばかりの体はいわば脱水状態。乾いた体に、ホットレモンを取り入れれば、レモンの成分“ビタミンC”と“クエン酸”がいち早く吸収されて、デトックス効果が期待できます。

輸入レモンは心配、でも国産レモンは高い

―自宅でレモンを作る―
レモンは虫がつきにくく病気にもなりにくいので家庭でも作ることができます。実がなるまでには2.3年かかりますが、一度、実がなるようになると毎年実をつけるようになり、地植えであれば、多い時は200〜300個の実をつける木になることもあるそうです。鉢植えでも次々と実がなってくれます。開花は5月中旬〜下旬にかけて、香り高い淡い紫色の花が咲くので花も楽しめます。国産レモンは出回る数が少ないので、自家栽培に挑戦するのも良いかもしれません。

たとえばこんなアレンジも……

―塩レモンをつくる―

<レシピ>
国産レモン  500g
天然塩    50g

<作り方>
一リットルの煮沸消毒した容器を用意し、レモンをカットして塩に付け込んで、1カ月冷暗所で保存すると出来上がります。
ポイントはカビなどが生えないようにすること。しっかり煮沸消毒した容器を用意することと、きれいに洗った国産レモン使えば雑菌は繁殖しません。モロッコでは日本のお醤油とおなじように調味料として家庭で使われているものなので、調味料として、お肉やおさかなに使うといつもと違うテイストを楽しめるでしょう。

様々な効用効果が期待できるレモン。健康で美しく、そしておいしく取り入れて毎日を楽しく過ごしたいですね。

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