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多肉植物の寄せ植えの選び方と気を付けることは?

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多肉植物は可愛いものが多いので、寄せ植えするとより可愛らしいですよね。多肉植物寄せ植えをする場合のコツや気を付けることについてご紹介します。

多肉植物の寄せ植えのコツは?

多肉植物寄せ植えはどのようにしたら、可愛らしくきれいに見えるのでしょうか。多肉植物寄せ植えのコツについてまずご紹介します。

多肉植物には、いろいろな個性的な種類がありますが、その種類の中からどんなものを寄せ植えにするといいのか迷いますよね。まず寄せ植えとしてどんな点を考えると上手く行くのかを見てみたいと思います。

個性的な可愛らしい葉を花のように寄せ植え

多肉植物の葉は、形も大きさも色も異なる種類のものが本当にたくさんあります。特にプヨっとした葉が花のように可愛らしいものが多くあるのも特徴です。花を植えるようなイメージで、例えば葉がカラフルな赤みがかったものなどを入れて寄せ植えをするのも一つのいい方法です。

多肉植物寄せ植えの鉢では、花のアレンジメントを作るようなイメージで作るのもいいでしょう。特に「エケベリア」などはバラの花のように見えますので、寄せ植えに加えると華やかで主役になっておすすめです。「エケベリア」も青緑色やピンクの色などがありますので、色も選んで植えてみるといいでしょう。まずは主役に植えるものを決めて、周りに小さなものを埋めていくようにすると植えやすいでしょう。

寄せ植えには、背の高いものを加えるのもポイントです。ハオルチア族の「十二の巻」などは、尖った葉で放射線状になり高さ10~15cm位までになります。背の高いものも早めに鉢に植えて、寄せ植えの雰囲気をつかむと作りやすいでしょう。

葉の色のグラデーションで寄せ植えをするのもおすすめ

多肉植物寄せ植えをする場合は、葉の色を同じ系統のグラデーションで揃えて寄せ植えをするのもおすすめです。グリーン系でも濃淡で揃えてみるのもきれいで優しい雰囲気でかわいいものです。

バラの花のような「エケベリア」だけでも色の濃淡で揃えるとかわいいものができます。「エケベリア」の中の青緑色の葉の「リラシナ」や縁を赤く彩った「レインドロップ」などを植え、同じ青緑色でももっとプヨプヨした丸みのある「パキフィツム」などを入れるとアクセントになります。色は統一して、葉の形の雰囲気の違うものを寄せ植えに加えるのもいい方法です。

寄せ植えのアクセントにおすすめの多肉植物は?

寄せ植えをする場合も何かアクセントになるようなものを植えたいですよね。多肉植物のネックレス系と呼ばれる「グリーンネックレス」などは、本当にネックレスのような形状のかわいい多肉植物です。

垂れ下がって育ちますので、手前の方に寄せ植えをすることでアクセントになって可愛くなります。また、「グリーンネックレス」は、育てる際には柔らかな日差しを好みますので強い日差しに当てないように育てましょう。

アクセントとしては、赤い色の多肉植物も少し植えるとポイントになります。「虹の玉」などはプヨっとしていて小さくて可愛らしく、通常は光沢のある黄緑色で冬になると赤くなり楽しむことができます。多肉植物の中で赤く紅葉する葉となっているものを植えるとおすすめです。

寄せ植えで育てる上で気を付けたいことは?

多肉植物寄せ植えでは気を付けたいことがあります。多肉植物は、成長期がいつかによって夏型種、冬型種、春秋型種と分かれていますので、注意しましょう。成長期が同じもの同士を寄せ植えすると育てるのも楽になります。

水遣りのタイミングなども同じようになり育てやすくなります。ポピュラーな多肉植物で言えば、「エケベリア」、「虹の玉」や「グリーンネックレス」は春秋型で、「カランコエ」は夏型となります。「リトープス」や「コノフィツム」と言った特に丸みを帯びた個性的な葉などに冬型があります。冬型と言ってもあまり寒さには強くなく気を付ける必要があります。

寄せ植えをする前に何型か一応調べて寄せ植えをすると水遣りについて成長期には少し多めにあげ、休眠期には控えるなどメリハリを付けて気を付けることができます。

風水で気を付けることは?葉の形で置く場所が変わる?

ここで、風水上からもどんな多肉植物寄せ植えしてどこに置いたらいいのかも知ってみるといいですよね。風水では、尖った葉っぱは、悪い気を追い払うものとして玄関などや窓などの気の出入りがある場所に置くといいとされています。

また、丸い葉の場合には、風水上リラックス効果がありますので、寛ぎたいリビングや寝室に置くとおすすめです。多肉植物の丸くてプヨっとした感じは本当に見ているだけでも心が安らぎますよね。

多肉植物の寄せ植えは花を育てるように見た目も重要

多肉植物寄せ植えについて、ご紹介しました。寄せ植えは、花を寄せ植えするように、可愛らしい多肉植物の葉を楽しんで寄せ植えするといいでしょう。大きな葉と小さな葉をバランスよく寄せ植えしたり、アクセントになるものを植えたりするとおすすめです。

そして、寄せ植えをした場合は、多肉植物ならではの育て方もありますので、水遣りについて気を付ける必要があります。夏型種、冬型種、春秋型種と成長期が同じもの同士を寄せ植えすることで水の遣り方も同じになり楽です。

可愛い多肉植物寄せ植えは、たくさんの種類の多肉植物を一度に楽しむことができますので、それぞれの種類の魅力を楽しみながら行ってみたいですね。

監修:トマト

毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

カラフルな多肉植物の寄せ植えを楽しむ

肉厚の葉っぱを持つ植物多肉植物と言いますが、丸い葉っぱや細長い葉っぱ、コロコロとした玉状の葉っぱなど、いろいろな葉形があれば、濃い緑色や薄い緑色、赤や黄色など、様々な色のバリエーションもあって、多肉植物だけで寄せ植えしても目を見張るような色鮮やかな組み合わせを作ることができます。

実際は花も咲かせる多肉植物ですが、寄せ植えにすると、花がなくても花が咲いているかのようなカラフルな寄せ植えに仕上がります。

育った多肉植物をカットして苗を作る

多肉植物寄せ植えする場合、育っている多肉植物の好きな部分を切り取って、挿し穂に仕立てることができます。
清潔なハサミやカッターで、好きなところでちょんと切って、ひっくり返した植木鉢などに1週間ほど挿しておいて、切り口を乾かしてから植え付けに用います。
おいているうちに根がでてきているときは、根を痛めないように気をつけて植え付けます。
根がでていなくても、切り口がしっかり乾いていれば、挿し穂にできます。

多肉植物は根をあまり張らないから

多肉植物はあまり根を広げていかないので、かなりきゅうきゅうに植え付けることも可能ですが、実際は横に株も大きくなっていき、子株を作ったりもするので、あまりきゅうきゅうに植え付けると、窮屈すぎて伸びていくことができずに、部分的に枯れ込んでしまうこともあります。

植え付け後しばらくはそのままの状態が維持できますが、「育てる」ということから考える場合、一つ一つの株は余裕を持たせて植え付けて、育っていく上でみちっとした状態になっていくように育てて行くほうが、長く良い状態で楽しむことができます。

挿し穂を土に植えるとき水やりしない

切り取って切り口を乾かした挿し穂を、土に植え付けていくとき、植え付ける前の土にも、植え付けた後の土にもすぐには水やりしません。
割り箸などを使って土に穴を開けて、そこに挿し穂を差し込んだら、土を軽く抑えて挿し穂を落ち着かせます。
植え付け用の土は、多肉植物用土や赤玉土の小粒などがおすすめです。

乾いた土に植え付けて、水やりしないので、はじめのうちはグラグラしますが、次第に根が張ってきて落ち着いてくるので、水やりは1週間以上経ってからにします。

寄せ植えの多肉植物の水やり

多肉植物に水やりする場合、一般的なやり方としては、鉢の表面の土から水やりします。
穴のない容器の場合は、上まで水が回ったら、上から出来る限り水を切るようにします。
寄せ植えで植え付けたばかりの場合、上から水を捨てるのはかなり難しくなりますが、挿し穂や土が流れ出ないように軽く押さえながら水を切ります。

底に鉢穴がある容器では、地上部にみっちり多肉植物が植え付けられている場合、鉢の表面の土に水やりするのは困難です。
そんなときは、鉢を水の入ったバケツにつけて、鉢底から水を吸わせ、しっかり水が土全体に回ってから鉢を取り出し、しっかり水を切る方法で水やりします。
地上部分まで水につけないようにしましょう。

多肉の葉っぱの付け根に水が大量に溜まっていると、腐ってくることがあるので、水がついたときは、ブロワーなどで水を吹き飛ばしておくか、布端を近づけて水を吸い出すようにしましょう。
根付いた後は逆さにして、葉っぱの付け根についた水を水切りすることもできますが、ぼとっと落っこちてしまうこともあるので扱いには注意してください。

寄せ植えの多肉植物は種類を揃えて

色とりどりの、形も様々な多肉植物寄せ植えしたほうがおしゃれに仕上がりますが、色柄だけで品種選びをしてしまうと、長く育てることができない、短命な寄せ植えに仕上がってしまいます。

一口に多肉植物と言っても、夏休眠してしまう「冬型種」、冬休眠してしまう「夏型」、夏にも冬にも休眠してしまう「春秋型」に大別できます。
休眠期は枯れたようになるので、水やりはほとんどせず、涼しい日陰で季節が移り変わるのを待つようにします。
ライフサイクルがバラバラ多肉植物寄せ植えにしてしまうと、季節によってそれぞれが、日照条件も、水を欲しがる量も、全く違ってくるので、1カ所に植えているのに一元管理が難しくなってしまいます。
結果として、休眠がうまく行かず、休眠期に入った植物が次々枯れてしまったり、元気のある株と元気のない株が入混じった寄せ植えになってしまいます。

また、多肉植物は、品種によって、そもそも欲しがる水の量に違いがあります。
例えば、ハオルチアは水を好み、水やり頻度は多肉植物としては比較的多い状態を好みますが、同じ条件下にサボテンサンスベリアのような極端に乾燥した状態を好む品種を一緒に寄せ植えすると、どちらかが根腐れか水涸れしてしまいます。

エケベリアやアエオニウムのように、通年日当たりの良い屋外で管理する必要があるものと、ハオルチアやガステリアのように半日陰や室内の明るい窓辺でも良い、日当たりをあまり好まない品種を一緒に寄せ植えすると、置き場所をどこにしたらいいのかわからない寄せ植えが仕上がってしまいます。

多肉植物寄せ植えを作るのであれば、色柄のバリエーションを整える以前に、ライフサイクルが似たような多肉植物を多数取り揃えた上で寄せ植えを作るようにしましょう。
同じエケベリアばかり、セダムばかりといった揃え方にすれば、葉型や葉色のバリエーションは豊富にあっても、性質が似ているので管理がしやすくなります。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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